ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

繁忙期の出来事(残念編)

2017年07月17日 | 北海道
7月です。夏休み!

北海道美瑛では、
お天気が良かったり、悪かったり、
暑かったり、寒かったり、

日々いろいろなことがありますが、ほとんどの方は気持ちよくサイクリングを楽しんで美瑛を満喫していただいていると思います。

99.99%のお客さんとの間にトラブルは発生しませんが、
なかには、本当に、たまに、
1万人に一人くらいの割合で、大きなトラブルになることがあります。

THE DAY...
きょうが、その日でした。



それは、中国から来られたお洒落な女性2名様。
事前の予約だったので、今年購入したばかりの新車を提供しました。
パナソニックの新車の電動自転車を前に、うれしそう。
電動自転車の取り扱いの説明を済ませて気持ち良く出発されました。

しかし夕方、帰ってこられて第一声が激しいクレーム。
だいたい、こういう内容でした。

「この自転車は壊れている」
「私は大変な苦労をした」
「お金を返してほしい」

驚いて自転車をチェックしたところ、電源スイッチが完全に沈黙しています。

他に目立ったダメージはありませんが、カゴやハンドルに傷があります。
新車だったので、目立ちます。
私は勘で「転んだのではないか?」と思いました。

その女性たちは怒りが激しいのでなかなか詳細を訊くことは困難でしたが、
次第に事情がわかってきました。

砂利道で転んだこと
その後、電源がダウンしたこと

私の勘が当たっており、車体を詳細に調べると、
コントロールユニットをつなぐ配線が半分切断されていました。

コントロールユニットごと交換しなければならず、部品代は高額。しかも納品に1週間、その間この電動自転車は使用不可。ずっと予約が入っているのに、どうしたらいいのか・・・。

部品代だけを請求しましたが、怒りは拡大。
とうとう収拾がつかなくなりました。

本人の言い分は大体こうでした。

「私たちはかわいそう」
「大変な苦労をした」
「これはアクシデント。弁償はおかしい」
「あなたが私にお金を払え」

何がなんだか、わかりません・・・。

さらに困ったことは、
転んだ本人ではなく、同行の「お友達」が全て代弁をさせられていることです。

そういえば、壊れた自転車に乗って汗を流しながら帰ってきたのは、本人ではなく「お友達」。
ご本人は余裕で、壊れていない新車に乗って帰ってきました。
困難な交渉を行うのは、「お友達」。
最初に予約をしてきたのも、「お友達」。
申し込み用紙に記入したのも、「お友達」。
パスポートのコピーも「お友達」のもの。

本人は時々、奇声をあげるだけです。キー!

最終的に弁償のお金を払ったのも、その「お友達」。
「お友達」かわいそうすぎる・・・。

さらに困ったことに、その「お友達」は事情を理解したようで、
最後に、ちゃんと謝ってくれました。

ほんとうにかわいそう。

もしも。
もし、最初から謝ってくれたら。
もしも、
その「お友達」が当事者であれば。

「いいよいいよ。大変でしたね。」
「お金はいいから、良い旅行を続けてくださいね。」

私も、そう言えたのですが。

実際に、

パンクや、転んだ傷、ダメージ。
ベルが紛失していることなど、日々日常のこと。

しかーし!

黙って帰ってしまう人、数多し!(苦)
むしろ、日本人!(苦)

でも、ちゃんと自己申告してくれたら、

「いいですよ。気にしないで」
弁償しなくていいよ。これから気をつけてね。

ほとんどの場合は、そう言って差し上げるのですが、
今回はほんとうに残念でした。



外国のお客様と私たち、
国が違えば生活環境も違います。価値観も考え方もかなり違います。
そこにトラブルが生じるのですが、今回も対処の困難な事例でした。

彼女には、
「修理には費用が生じること」
が理解できず、
逆に、
「私、かわいそう」
が最優先だったこと。

個人の問題だと考えておりますが、
もしかしたらお国柄かもしれません。

解決方法はただひとつ。

黙って泣き寝入り!

ああ、それはやっぱり無理ですね。

さて、こういうことがあると直後から無断キャンセルが続発して予約が激減することがあります。

原因は、SNSかな?

それでいいと思います。
これ以上は、悪意のある人に来てほしくない。
時に悪意は連鎖します。

むしろ、

あそこはちょろい。
あそこは泣き寝入りする。

そういう評判のほうが怖いです。

美瑛町のJR美馬牛駅にある私たちのお店は、
アクセスが劣るため
もともとJR美瑛駅周辺よりも外国人の割合が低め。
日本人の割合が高めです。(JR美瑛や富良野と比較して)

明日からは客層が
5年前に逆戻りするかもしれません。
仕方ないですね。

それでもやっぱり、私は泣き寝入りはできません。

最後に。
このブログを読んだ方たちにお願いです。

勘違いしないでくださいね。
インターネットはしばしば、特定の国を中傷したがりますが、
そうではありません。

これはあくまでも、
心の醜い「お友達」と旅行してしまったら、あなたに不幸を引き寄せる
という例を紹介しております。

国籍はあまり関係ありません。

たまに現れる日本人クレーマーにも共通した、
悪意のある個人の話。
そして、巻き込まれている不運な「お友達」のお話にすぎません。

というのも、似た例が、7年前に実際にあったんです!
それは日本人の大学生女子3人組でした。

そのときも、悪そうな2人が命じて、「おとなしそうな子」に実行させていました。
私は途中から詐欺だと気づいたのですが、「おとなしい子」に危害があってはいけないと考えて、あえて騙され続けました。それくらい「おとなしそうな子」は本当に気の毒だった。

やはり友達は、選ばなきゃですね。

夏休み!お友達との女子旅!

ここにいると、日々彼女たちのいろんなことを目撃しますが、
せめて、美瑛の思い出だけは楽しいものであってほしいと願っています。