運営委員長の岡野です。
「日本未来の党」が分党ということになったので、一言コメントをしておきたいと思いました。
環境のことをよくわかっている人が党首である政党がせっかく出来たのにという残念感も残りますが、これはやむを得ない流れだと感じています。
私の周りの方たちの声を聞いていると、嘉田氏と小沢氏が組んだことは、両者の見込みとしては、相乗効果をもたらすということだったのでしょうが、結果は相殺効果だったということのようです。
あくまでもイメージの話ですが、クリーンなイメージの人とややダーティかなというイメージの人の組み合わせで、結局全体がダーティになってしまったということなのでしょうか。
さらに、嘉田氏のイメージがとてもソフトだったことが、防衛・外交が大きなテーマになっている時期には、「あんなふうで頼りになるのかな」と、マイナス要因になったということもあるでしょう。
もう1つ、国民の多くの喫緊の関心はやはり経済・景気にあって、その対策について日本未来の党-嘉田氏の発言にイメージ的説得力がなかったということも大きいと思います。
小沢派が「生活の党」となり、嘉田氏と阿部知子氏らは政党要件を失って政治団体として「日本未来の党」を設立し、未来の党を離党した亀井静香氏が加わって「みどりの風」が国会議員5名以上という政党要件を満たすことになったとのことです。
私としては、嘉田氏が本格的な環境派であること、阿部知子氏が北欧型社会民主主義に近い考えを持っている(のかな?)という理由で、少し時間がかかっても、「日本未来の党」に、脱原発というテーマだけではなく、経済・財政、外交・防衛、社会保障、環境など国政の課題全体について、実力としても未来の日本を担える、イメージとしても「頼りになりそう」「信頼できる」「任せてみたい」という党に育ってほしいと願っていますので、今回の選挙結果にもかかわらず、当面-当分、支持を続けたいと思っています。
もちろん、民主党が本当の意味での立て直しをすることができても、みどりの風がそういう政党になってくれてもいいのですが……
いずれにせよ、私たちが考えてきた「理念とビジョン」を理解し実行-実現してくれるような政党がぜひほしいものです。
会員のみなさん、会員以外のみなさん、どうお考えですか。ぜひコメントをお寄せください。
日本はたいていのことが空気で動く国で、大東亜戦争開戦から戦艦大和の出撃まで空気で決定された、と山本七平氏が指摘していますが、それは戦後から現代に到るまで変わることのない日本人の国民性のようです。
国民性を変えるには長い時間がかかるので、当面、日本全体を持続可能な方向に転換させるための空気づくり・イメージ戦略を考えるほかなさそうですね。
日本未来の党の方たちにも考えてほしいし、私たちもかんがえましょう。
残念ながら、デモでは…という、先生のおつしゃる通りの結果となってしまいました。
未来の党の分党は、民意の選択の結果でもあると思います。我々市民が、嘉田氏を選び、力を付与できたならば、分党はすぐにはなかったでしょう。我々市民も責任の一端を担っていると思わなくては、残るは政治不信と、残念ながら嘉田氏・未来の党の敗北のイメージ・空気です。
今後、どのように空気を醸成していくか。見守り、育みたい気持ちでいます。
上記の通りだとすると,私は自民党が参院選で勝って人殺しと地球環境破壊を推進することを望みません.次の参院選を考えると,原発の是非は論点にならないでしょう.反原発の党が細かく分かれて,その他の論点で争っているからです.小さく分かれては結果として自民党を利するだけでしょう.あれほど明確な反原発の河野太郎氏が,原発推進の自民党を絶対離脱しない意味をもっと深く理解すべきだと思います.
ほんとうに残念でしたね。
しかし、ほんとうの日本国民の勝負はこれからだと思います。
大正デモクラシーの挫折そして昭和の軍国主義に似た轍を踏むのか踏まないのか、すでに制度としては議会制民主主義を与えられているのですから、条件はまるで有利です。それを生かすも殺すも私たち次第ですね。
>森中さん
おっしゃるとおり、次の参議院選挙が一つの山であり、そこで原発だけを論点にしても勝てないと思います。
北欧社会民主主義的な環境派の結集が望まれます。非常に困難ですが、できることをやっていきましょう。
>三谷さん
なんとかして「こっちに行けばいいんだ」という空気を醸し出す工夫を考えていきましょう。
何度考えても、衆院選の結果が大きく期待外れで、ほんとうにがっかりしました。原発を止めたい!という思いの人たちがこんなにいるのに……という気持ちです。
でも、原発反対だけでは、こういう結果になりそうな予感もありましたね。
自民党の進めようとしているすべての方向性に、不安がいっぱいです。でもあきらめてはおしまいなので、少しでも良い方向にいかれるよう、みんなで力を合わせたいですね。
「ひとりの小さな手 何もできないけど それでもみんなの手と手をあわせれば なにかできる」と思います。
未来のための連帯を目指しましょう!