健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

カナダは原子力発電を推進へ

2018-03-31 08:30:30 | 研究
世界第2位のウラン生産国カナダは、二酸化炭素(CO2)排出量を削減するために原子力エネルギーへの依存度を高める方針であることを明らかにしたそうです(AFPBB NEWS)。公営カナダ放送協会(CBC)が3月15日に伝え、各国にも同様の措置を取るよう呼びかける意向だそうです。CBCの報道によると、カナダは5月にデンマークで開かれる閣僚会議で原子力エネルギー推進を訴え、この機会を利用して、気候変動に対抗するための国際努力の中心に原子力エネルギーを据える意向だそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3167589?cx_position=12
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気候変動が起因の移民

2018-03-30 08:30:40 | 研究
世界銀行(World Bank)が先日、気候変動を放置し続けた場合、30年後には凶作や干ばつ、海面上昇から逃れる移民が大量に発生すると警告する報告書を発表したそうです(AFPBB NEWS)。気候変動に起因する移民問題の報告書は初だそうです。報告書によると、2050年までに1億4300万人の生活が脅かされ、移動を余儀なくされるそうです。アフリカのサハラ以南で8600万人、南アジアで4000万人、中南米で1700万人。途上国の人口の半数以上がこれらの地域に居住しており、住民の2.8%が気候変動リスクにさらされる恐れがあるそうです。また報告書によると、2050年までにエチオピアの人口が2倍になる一方で、作物の収穫量が減少し移民が増加するそうです。バングラデシュでは国内避難民の中で気候移民が占める割合が最大に。また、メキシコでは居住が困難になった地域から都市部への人口流入が加速するとみているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3168054?cx_position=7
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血液1滴で敗血症を迅速に診断

2018-03-29 08:30:45 | 研究
敗血症の迅速で安価な検査法を開発したとの研究論文がNature Biomedical Engineeringに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。敗血症は制御不能に陥った免疫系から体が攻撃される病気で、生命を脅かす恐れがあるそうです。米国マサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)の臨床試験では、親指大のろ過機器を使って血液1滴を分析し、敗血症患者を数時間以内に95%の精度で検出できたそうです。現在、敗血症の検査では結果が出るまでに数日間を必要とする機器が用いられており、その診断結果も3分の1近くが正確ではないそうです。敗血症をめぐっては、診断が1時間遅れるごとに死亡率が約8%増加することが、過去の研究で示されていたそうです。敗血症は人体の免疫系が重大な感染症に反応して制御不能に陥る場合に発症し、体温低下や嘔吐などの症状がみられ、極めて深刻な場合は組織損傷、臓器不全や死を引き起こすもの。American Journal of Respiratory and Critical Care Medicineに掲載された最近の論文によると、世界では毎年3000万人が敗血症を発症し、500万人が死亡しているそうです。今回の研究で開発されたのは「好中球」と呼ばれる特定の種類の白血球を分離する検査法だそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3168021
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ブラジルの黄熱流行

2018-03-28 08:30:02 | 研究
ブラジルで黄熱の流行が拡大し、外国人旅行者も少なくとも4人が死亡していることを受けて、米国疾病対策センター(CDC)は3月16日、ワクチンの摂取を受けるか渡航を控えるよう旅行者に呼び掛けたそうです(AFPBB NEWS)。蚊がウイルスを媒介する黄熱は、症状が出ないことも多いが、発熱や吐き気を引き起こすこともあるほか、発症者のうち15%が重症化し、黄疸や多臓器不全といった症状が出ることもあるそうです。CDCによると、ブラジル東部では2017年前半から、従来は感染リスクがあるとは考えられていなかった地域を含む複数の州で、黄熱ウイルスがまん延しているそうです。黄熱が流行している地域にはリオデジャネイロ州、ミナスジェライス州、サンパウロ州が含まれているということです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3167837
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たばこのニコチン含有量

2018-03-27 08:30:12 | 研究
米国食品医薬品局(FDA)は、たばこのニコチン含有量の大幅な削減を考慮していることを明らかにしたそうです(AFPBB NEWS)。たばこの常習性を弱めることを目指すこの動きは、今後数年以内に喫煙者を数百万人減少させることにつながるかもしれないそうです。FDAによると、同局は現在、一般からの意見をあつめているとしており、また紙巻きたばこのニコチン量を常習性が最小限またはゼロになる水準まで減らすための製品基準の検討を近く開始する予定だそうです。数十年に及ぶ禁煙運動が展開されてきたにもかかわらず、米国では喫煙による死者が毎年50万人近くに上り、直接医療費と生産性損失で年間3000億ドル(約31兆8000億円)近くが失われていると、FDAは指摘。FDAなどの研究チームがNew England Journal of Medicine発表した論文では、ニコチン量を常習性のないレベルにまで削減する措置の導入初年度には、500万人の喫煙者減少につながる可能性があると予測されたそうです。また、導入後5年以内に喫煙者がさらに800万人減少すると考えられ、2060年までには米国の喫煙率が現水準の15%から1.4%にまで低下する可能性もあるということです。そして、この措置により今世紀末までに850万人の命が救われるかもしれないとしているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3167643
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ボトル入り飲料水

2018-03-26 08:30:28 | 研究
米国を含む世界9か国で販売されている主要ブランドのボトル入り飲料水を調査したところ、90パーセント以上で微細なプラスチック粒子の混入が確認されたことが分かったそうです(AFPBB NEWS)。これは、水をボトルに詰める過程で混入したとみられるということです。対象はブラジル、中国、インド、インドネシア、ケニア、レバノン、メキシコ、タイ、米国で販売されているボトル入り飲料水250本。その中には、エビアン(Evian)、サンペレグリノ(San Pellegrino)、ネスレピュアライフ(Nestle Pure Life)などの主要ブランドが含まれ、全体の93%からプラスチック粒子が検出されたそうです。このプラスチック粒子には、ポリプロピレンやナイロン、ポリエチレンテレフタラートが含まれていたそうです。この調査で見つかったプラスチック粒子の65%はかけらで、繊維ではないそうで、プラスチック粒子は水をボトルに詰める過程で混入したと考えられ、そのほとんどはボトルそのものかキャップに使われているものだそうです。プラスチック粒子の混入の程度にはばらつきがあり、ボトル1本につき「0個から1万個以上」までさまざまだったそうです。平均すると、水1リットルにつき、「マイクロプラスチック」とみなされる100ミクロンサイズの粒子が10.4個、それよりも小さな粒子は325個見つかったそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3167485
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米国の保健医療

2018-03-25 08:30:07 | 研究
米国の保健医療支出は、他の富裕国の2倍近くに上るとする研究結果がJAMAに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。主な原因は、薬や医療機器から医師の給与まであらゆるものが他国より高額なためだということです。これまで、米国の医療コストが高い理由は、患者が医師の診察を受ける回数が多すぎるか、保健制度が乱用されているためだと長年考えられてきたそうです。今回の研究では、米国の医療制度を他の高所得国10か国(英国、カナダ、ドイツ、オーストラリア、日本、スウェーデン、フランス、デンマーク、オランダ、スイス)と比較。調査では、保健医療支出の根拠となる約100の指標について、2013~2016年のデータを使用したそうです。米国が他の富裕国に比べて大幅に医療支出が高く、治療の経過や結果では劣り、また医療の受けやすさでも劣っているという結果は、専門家らが以前から把握していたことを裏付ける内容だったそうですが、その理由がほぼあらゆるものに関して、米国の方が他国より値段が高いからだったというのです。例えば、計画、規制、運営などに関連する運営管理費については、米国では保健医療費全体の8%に相当するのに比べて、他国では1~3%の範囲に収まっているそうです。また国民一人当たりの薬剤費支出は、他国では466ドル~939ドル(約5万~10万円)の範囲だったのに比べ、米国ではさらに高く約1443ドル(約15万3600円)。中でも広く普及している有名ブランドの薬剤は、価格が他国の2倍近いケースが多かったそうです。医師の給与もはるかに高く、一般診療医師の平均給与が、他国では8万6607ドル~15万4126ドル(約920万~約1640万円)なのに対し、米国では21万8173ドル(約2320万円)だったそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3167310
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理髪店で薬剤師と面談

2018-03-24 08:30:17 | 研究
アフリカ系米国人が集う理髪店をめぐっては、散髪だけでなく、人々が交流するための場所にもなっていることは広く知られているそうですが、ある理髪店が男性客らの高血圧を抑える助けにもなる可能性があるとの研究がNew England Journal of Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。米国ロサンゼルスの理髪店に通う地元男性客を対象に行った実験では、来店時に訓練を受けた薬剤師と定期的に面談することで、高血圧症のある人の血圧を大きく低下させることができたというもの。アフリカ系米国人男性は、心臓発作と脳卒中の主要な危険因子である高血圧症の確率がほかの人種グループに比べて高く、また医師の治療を受けている確率も低い傾向があるそうです。そのため、このアプローチを広範囲で採用することによって治療の突破口が開く可能性があるということです。今回の研究では、ロサンゼルス郡にある52の理髪店に通う男性らを対象に実験を実施。被験者は高血圧症のある男性319人。2日間の測定値に基づく最高血圧が140mmHgを超えると高血圧と診断。被験者は年齢が35~71歳、地元理髪店の長年の常連客で、平均でほぼ半月に1回の頻度で店に通っていたそうです。被験者を無作為に2グループに分け、一方には理髪店に行くたびに訓練を受けた薬剤師との面談を受けさせたそうです。もう一方のグループは、健康的な生活様式を選択するよう理髪師から助言を受け、経過観察のために医師を受診するよう勧められたそうです。その結果、理髪店で月1回薬剤師と面談したグループは他の男性客グループに比べて、最高血圧を平均で21mmHg以上低下させることができたというのです。理髪師のみと交流し、医師の診察を受けるよう助言された男性客グループでは、最高血圧が実験開始時の155mmHgから6か月後に145mmHgに低下。さらに、理髪師と薬剤師の両方と交流を持った男性客グループでは、最高血圧が実験開始時の153mmHgから6か月後に126mmHgにまで低下したそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3167123
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腎臓提供

2018-03-23 08:30:04 | 研究
腎臓移植では夫が妻に提供するよりも、妻が夫に提供する傾向が高いとする研究が、「世界腎臓デー(World Kidney Day)」と「国際女性デー(International Women's Day)」に合わせて発表されたそうです(AFPBB NEWS)。国際腎臓学会(ISN)と腎臓財団国際協会(International Federation of Kidney Foundations)が欧州で集められたデータを分析したところ、臨床的に適合した事例では女性の36%が夫に腎臓を提供していたそうです。一方、同じく臨床的に適合した男性が妻に腎臓を提供した事例はわずか7%だったそうです。研究によると、腎臓移植を受けた患者のおよそ3分の2は男性。しかし、世界規模でみると慢性腎臓病の患者は男性12%、女性は14%という結果とのこと。このデータからは、進行した慢性腎臓病の患者では女性の割合が高いことも判明したそうですが、専門家らは女性には腎臓病を発見・治療する体系的なシステムがなく、病気が進行したり合併症を引き起こしたりするリスクが高いとみているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3166635
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血中ビタミンD濃度とがんリスク

2018-03-22 08:30:06 | 研究
血液中のビタミンDの濃度が高いと、ある種のがんを発症するリスクが低下する可能性があるとの研究結果がBMJに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この研究は、日本の成人を対象としたもので、ビタミンDにがん予防効果があるとの仮説を裏付ける結果としているそうです。日光に当たると皮膚で生成されるビタミンDは、骨の健康に良いことが広く知られている一方、慢性疾患や一部のがんに対する予防効果を示唆する科学的根拠も見つかっているそうですが、これまでの研究は主に欧州と北米の人々を対象に行われたもののみだったそうです。人種によって体内に自然に蓄積されるビタミンDの量には差があるため、日本の共同研究チームは今回、国内の40~69歳の男女3万3736人の健康診断記録を分析。ビタミンDの血中濃度別に4グループに分け、アジア人においてもがんリスクが低下するかを調べたそうです。平均16年間の追跡調査の結果について、年齢、体重、喫煙の有無、アルコール摂取量などのがん関連リスク要因を調整したところ、全体として血中ビタミンD濃度が高いとがんリスクが男女とも20%低下することが分かったそうです。部位別では、肝臓がんのリスクが最大50%低下し、特に男性で顕著な低下が見られたとのことです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3166588
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