5月もすでに半ばを過ぎました。
今年は、比較的暑い5月になりました。
夏が早めに訪れるのかもしれませんね。
西北五地域から見た岩木山は、三角で男らしいと言われます。
私は、この山を「三角おむすびの山」と呼びます。笑
(中南津軽から見た岩木山)
長い間、この3つ山の形の山を見て育ってきたので、
三角の岩木山は、岩木山と違う!と思っていました。
でも、毎日この山を見ていると、
この三角山に愛着が湧いてきている自分に気づくのです。
何事も角度を変えて見る。
大切な事だと気づかされます。
その岩木山の残雪も、このところの高温のために、
かなり解けてきました。
水田にも稲が植えられました。
特に今年は、新品種・特Aの「青天の霹靂」を植える
農家さんもいらっしゃるので、神経を使うことでしょうね。
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津軽では、「カッコウ」が鳴くと、
「そろそろ苗を植え付けていいよ」という
合図になるのですが、
今年は、桜もりんごも1週間以上早い開花となり、
「カッコウ」が鳴く前に、すでに畑に植え付けた方も
多かったと思います。
ところで、この「カッコウ」ですが・・・
自分では卵を温められません。
(体温が低い説あり)
なので、「オオヨシキリ」に托卵します。
茂みなどで「ギョギョシー、ギョギョシー」と言う
大きな声を聞くことがあるでしょうか。
この辺では、かなりの数います。
(これはお借りした画像です。)
カッコウが我が子だと勘違いして、オオヨシキリの親は
カッコウを育てます。
自分よりかなり大きなカッコウの幼鳥です。
カッコウの幼鳥は、自分だけ生き残ろうとして、
他のオオヨシキリの卵を下に落としてしまいます。
これは、私たちの目には、とても残酷ですが、
生態系が保たれるためなのです。
カッコウの声が聞こえたら、是非、
オオヨシキリのことを思い出して下さいね。
托卵するのは、他に、ウグイスとホトトギスがあります。
ウグイスの巣にホトトギスが卵を産みます。
そのせいか?
ウグイスの「ホーホケキョ」と
ホトトギスの「ケキョ、ケキョ」はよく似ています。
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近くの公園にいた小鳥たち。
キジ(オス)もいました。
もず。電柱に止まっていました。
シジュウカラ。
白い体に縦長のネクタイ。
飛んでいきました。
あ、ここにもいました。
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隣のつがる市にある「日本最古のりんごの木」。
樹齢137年。
「マッサン」で有名な北海道の余市からここに移植された木のうち、
残っていたのが3本のみ。
普通りんごの木の寿命は30~40年ほど。
137年という樹齢は、実に「奇跡」です。
持ち主の方がどれほど大切に管理してこられたか、
ご苦労を考えると大変だったと推察します。
青りんごと赤りんごの2種類が
60箱分も収穫できるそうで、
主に、お祝い用やお見舞い用に
用いられているそうです。
すばらしいですね。
ちなみに、りんごも桜もバラ科の植物です。
西北五地域には、人気スポットの中に入らない、
知られていない場所がたくさんあります。
是非遊びにおいでくださいね。