17日6時から灯油窯の焼成を始めました。
このバーナーで本焼きするのは初めてです。
煙突の加減も少し不安があったのですが、うまく機能してくれたようです。
950度くらいまで酸素を供給しながら焼いていきます。
それからはドラフトを開けてあげて風量を調節していきます。ドラフトを開けて風量を抑えると炉内の圧力が高くなって上のサマ穴から炎が噴き出してきます。
高温の窯の中はとても神秘的な色をしています。
私が焼き物をするのはこんな色、景色を見たいからかなとも思います。
ドラフトの口に煉瓦の破片を置くことによって微妙に温度の上がり具合が変わります。とても微妙な感じがします。
どの作業が昇温に適しているかを判断するには、じっくりと構えなければなりません。温度が上がらないときに様々な対応をすると、どの作業が功を奏したのかわからなくなるのでゆったりとした気持ちでやることです。
窯の中が落ち着いてきたようで、もう少しです。
この後、午後11時過ぎに目標の温度設定1230度まで上がりました。