クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

第七回箕輪城まつり(1) H-21-10-25

2009-10-26 12:57:30 | 伝説・史跡探訪
朝から今にも降り出しそうな曇天、折角の「第七回箕輪城まつり」なのに。
降水確率30%、持ち堪えを期待して箕郷町へ。武者行列は箕郷支所から
箕輪城址までの約3k、雨の可能性もあるので雨中の往復を避けるため中間の
箕郷小まで行って駐車し、徒歩で支所に戻る。
出陣式の9.30が迫ると、多くの参加グループが集結。手作り甲冑あり
本物としか見えないレプリカありで様々。

武田滅亡後、一時この地を支配した信長配下の瀧川一益隊。



永年、上杉騎下の長野勢と小競り合いを繰り返した北条隊。



風林火山の幟は武田勢? だがスポンサーの幟も持っているな。



箕郷町御嶽教講社のグループ、鎮魂祭の主役だつた。



その他のグループを幾つか。







この祭りの発祥に尽力された箕輪四区の方、今日のお務めは実行委員会副会長。



この方が実行委員会会長、城址の行事で確か長野業正役をやっていた。



若者もこの出で立ちでやる気満々。



やがて定刻になって出陣式、先ずは三名の「和弓礼射」。
最後の先生格の方は群馬弓道連盟高崎支部の達人。
「お見事ですね」と声を掛けたら「何時もより的を大きくしてあるので」と
テレ笑い。



模擬大砲の祝砲、近くに居たので余りの轟音と発煙に吃驚。



長々と続く挨拶・祝辞にウンザリした後、漸く武者行列は太鼓隊を
先頭に動き出す。ルートは車の通行の少ない一本東の道。きつねの
嫁入り行列でも使った道を第一休憩地点の箕郷小に向かう。



衣装が重くて長距離を歩くのは無理のお姫様と殿様は車で移動。



少年鉄砲隊の隊列、模擬攻防戦でも頑張っていた。



沿道の観客もまずまず、幼児から「パパ頑張れ」の声援も飛ぶ。



「なでしこ隊」、エスビックなるスポンサーの旗を持っているので
社員のお嬢さん方? エスビックって昔、新日本ブロックと言っていた
上芝の建材会社かな?



今年から参画という寄居の「鉢形城三鱗会」の皆さん。この城は
北条氏邦の拠点の一つ、一時期には氏邦が箕輪を制していた事があるので
そのご縁?



これは「くの一」集団か?



先ほどの模擬大砲も列の中、これを城址に運び挙げるのは大仕事。



本物に見える重厚な鎧姿で一際目立つ集団は「群馬甲冑愛好会」の皆さん。



銃隊を引き連れた元気印の隊長さん、衣装が良く似合う。
頻繁に采配を振って「放て」の大号令、その度に銃隊が一斉に
銃を模擬発射するので観客は大喜び。余りにリクェストが多いので
最後まで火薬がもつのか心配。



時間を掛けて休憩場所の箕郷小、こちらも混じって湯茶の接待を
受ける。と、突然に「クタビレ爺さんでは?」の声がかかる。
声の主は太田在住の登山名人、爺イは古界名山でこの方のアルミ製の
豪華な頂上標識を見たことがある。暫し、雑談。



行列はこの後、箕郷小の東側を抜けてから左の道に入り、「虎韜門口」に
行き、そこから二の丸に上って本丸に向かう。爺イは駐車してある
車で搦め手口から先回りして本丸で待つ事にする。

搦め手口に急いだが予定していた入り口の駐車場は「来賓用」で駄目、
二の丸に入ろうとしたら、そこは会場の一部でこれも当てが外れる。
誘導されるままに右手の細道を行くと、何と「稲荷曲輪」のボコボコの
酷い叢が駐車場所。



ここからは会場への近道道標が随所にあり、



木枠段を僅かに登ると「御前曲輪」に到着。



城址の記念碑。



その近くに芭蕉句碑「夏草や 兵(つわもの)どもの 夢の跡」。
ここにぴったりだが、実際にはこの句は芭蕉が奥州・平泉を訪れて
北上平野を眺め奥州藤原三代(泰衡を入れれば四代)の栄耀栄華を偲んだもの。
書はご当地・東明屋の誇る安田一雨(1740~1828)に依る。



一寸離れて「御前曲輪井戸」、1927年の豪雨による地盤沈下で偶々発見
されたとか。中から多量の長野氏累代の墓石が発見されたので、落城の
折に隠したものと云われているし、かつてはこの井戸が城からの秘密の
抜け道だったとの噂があつた。



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2 コメント

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うちの職場からも(笑) (haruna3)
2009-10-27 16:55:55
お久しぶりです

いい大人の大コスプレ大会ですね!
滝川一益隊は玉村町から参加したもので、うち2名は同じ職場の者だったので、大笑いしてしまいました!

こちらはこちらで将来60名くらいまで人数増やして神流川合戦を寄居町とやろう・・・という計画もあるようですよ(笑)
返信する
re:箕輪城まつり (爺イ)
2009-10-27 19:08:25
haruna3さん お久し振りです。
一益隊の皆さんの顔をもっと出せば
良かったかも。
秋は祭りが多いのであちこちと見物しています。今週予定は八幡塚古墳で
「はにわ祭り」。
神流川合戦はCS的に言えば一勝一敗ですから430年記念でも作って決着をつけるのも面白いかも。
初日は氏邦3000に対して上野国衆8000
で上野の勝ち、二日目は氏直・氏邦
30000に対して一益18000で北条の勝ち
だったようですから。尤も一益はポーズだけの戦いで一刻も早く逃げ帰り
たかったらしいのですが。
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