Nikon D600 + AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G
なかなかに物騒なタイトルなわけだが、現実はさらに物騒だ。
先月末、神奈川県で、
《電車内で隣りに座っていた女性を動画で撮影したスットコドッコイが逮捕される》
という事件がおこった。
そんな事(=原因)をすれば逮捕される(=結果)のは当然で、
《木の実ナナさんが日焼をしたらジャネット・ジャクソンになった》、位当り前の原因と結果だ。
物騒なのは、それに付随して明らかになった以下の事実である。
基本的な『迷惑行為防止条例』の解釈によれば、
『カメラやスマホを向けただけで迷惑行為/シャッターを切っていなくても同様』なのだそうで、
イケてないオッサんが撮影デバイスを持って街角に立っているだけで『条例違反』の通報対象になるようなのだ。
今回は神奈川県の条例が対象になっているのだが、
大半の自治体がさほど変わらない内容だと思われる。
女子:「街中でカメラを持った人物を見つけ、不快に感じたので通報しました。」
この時点で、通報された側は一切言い逃れが出来ない。
たとえ通報者が、木の実ナナさんに変装したラトーヤ・ジャクソンであっても、だ。
あまりにも主観的/一方的な告発のしかたでは無いか。
中年♂街撮りスナッパーとしては絶望的な状況である。
《SPF20,000の日焼止めをしていたのに日焼してしまった木の実ナナさん》、もしくは、
《木の実ナナさんが日焼をしたら松崎しげるに営業妨害で訴えられた》位理不尽な話しに思えるのだが。
当然、過去に不快な思いをされた女性が沢山いたからこそ、このような条例が制定されたのだとは思うが、
純粋に街撮りたいカメラ愛好家も少なく無い筈だ。
「アナタを撮りたいのではなく、アナタの後ろにある景観に興味があるだけなんですっ!」
・・・オッサンの声は届かない。
女子:「おまわりさんコイツです。」
いやいや、その『けいかん』じゃねーし。
女性が男性を撮るケースには触れられていない為(=おそらくお咎め無し)、
「そんなら女装して撮ってやる!」
と言う男らしい決断をする同志もいそうなのだが、
もっと大事になりそうなのでやめておいた方が良いと思う。
てゆーか、オレが木の実ナナさんから訴えられる方が先な気もする。