理解に苦しむ新内閣人事―なんでいつも喧嘩を売ったり、当てつけ人事ばかりなのか

政府首脳の人事に対する姿勢が理解できない。

何でまた、この危機的局面でわざわざ中国や韓国を刺激するのか。中国とはようやく首脳会談が行われるようになったばかりではないか。

今日の危機をはらんだ状況では稲田防衛相ではなく中谷大臣続投ではないのか。
中谷大臣の涙の本当の訳は何なのだろう。
防衛省内部の事情なのか、はたまた中国韓国へ喧嘩を売るのが目的なのか。周辺国に対して虚勢を張っているような印象しか受けない。

また、五輪担当相には都知事選で増田氏の応援演説に立ち、小池氏を批判した丸川珠代氏をわざわざ配置し、これから連携しなければならない国と都の関係を週刊誌ネタに貶めている。
小池丸川両氏は選挙戦略上のパフォーマンスなので、実はあまり問題にしていないと思うが、下世話な話題をマスコミに提供するだけの人事は、当人は無論、国民をバカにしているとしか思えない。

かつて、小沢一郎氏へのツラ当てに増田寛也氏を岩手県知事退任後、総務大臣に転身させたことを思い出すし、都知事選にはその増田氏を当て馬にして小池氏と二股かけ戦わせたりと、いささか品位を欠く人事や作戦ばかりでウンザリする。

これでは谷垣前幹事長も恥ずかしくて、人前に出てこられないだろう。