クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-06 No.23-2

2011年06月24日 11時41分22秒 | Weblog
8.572586
D.スカルラッティ:鍵盤のためのソナタ全集 第14集
1.ソナタ 変ロ長調 K.47/L.46/P.115 /2.ソナタ ニ長調 K.21/L.363/P.77
3.ソナタ ト短調 K.102/L.89/P.88 /4.ソナタ イ長調 K.62/L.45/P.49
5.ソナタ ハ長調 K.242/L.202/P.243 /6.ソナタ ト長調 K.171/L.77/P.153
7.ソナタ ニ短調 K.295/L.270/P.211 /8.ソナタ イ長調 K.269/L.307/P.432
9.ソナタ ホ長調 K.162/L.21/P.162 /10.ソナタ イ短調 K.217/L.42/P.287
11.ソナタ ト長調 K.337/L.S.26/P.340
12.ソナタ ハ短調 K.254/L.219/P.254
13.ソナタ 変ロ長調 K.155/L.197/P.208
14.ソナタ ハ長調 K.199/L.253/P.276
15.ソナタ ニ長調 K.140/L.107/P.127
16.ソナタ 変ロ長調 K.229/L.199/P.139
17.ソナタ ニ長調 K.282/L.484/P.166
ハオ・ドゥアンドゥアン(ピアノ)
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)のソナタ第14集です。と言っても、彼
のソナタは全部で555曲もありますので、まだまだ道のりの半分もきていませ
ん。この時代は、ソナタと言っても、ほとんどが単一楽章で書かれたもので、
曲ごとの表情付けには細心の注意を払わなくてはいけません。NAXOSのシリー
ズは、全ての盤で違ったピアニストを起用することで知られ、ここでピアノ
を演奏しているのも、2009年の上海インターナショナル・ピアノ・コンクール
で1位を獲得した1990年生まれの若き才能ハオ・ドゥアンドゥアンです。どの
曲も強弱のコントラストが豊かな上、元気一杯の明るい音色が特徴的です。

8.572604
ローデ:12の練習曲/二重奏曲集
1-12. 12の練習曲(ト長調/ニ短調/変ホ長調/ニ短調/変ロ長調/ホ長調/ヘ長調
/ロ短調/ト長調/ヘ短調/ハ長調/イ短調)
13-14.二重奏曲 第1集 第1番 変ホ長調
15-16.二重奏曲 第1集 第2番 ト長調
17-18.二重奏曲 第2集 第2番 ハ長調
ニコラス・ケッケルト(ヴァイオリン)
ルドルフ・ケッケルト(ヴァイオリン)…13-18
19世紀フランスのヴァイオリニスト、ローデ(1774-1830)はヴァイオリン学習
者の間で「24の狂詩曲」(8.570958)が知られています。しかし彼は、他にも多
くのヴァイオリンのための作品を書いていて、例えば協奏曲(8.570469に第7.
10.13番を収録)なども素晴らしく美しい出来栄えが称賛されています。この
「12の練習曲」は前述の狂詩曲よりも、更に技巧を極めたもので、劇的な曲か
ら、歌に溢れた抒情的な曲まで、ヴァイオリンを演奏するために必要な要素を
全て兼ね備えた曲集です。ピアノで言えば、パガニーニがショパンやドビュッ
シー、ローデはモシュコフスキやモシュレスと言ったところでしょうか。二重
奏曲はアンサンブルの粋を集めたような流麗な作品です。ブラジル系ドイツ人
ヴァイオリニスト、ケッケルトによる(二重奏では父ルドルフが共演)華麗なる
演奏をお楽しみください。

8.572654
ディキンスン:ピアノ作品集
1.ワイルド・ローズ・ラグ/2.ブルー・ローズ/3-9.パラフレーズ II
10.コンチェルト・ラグ/11.クァルテット・ラグ
12-19.ビタリタス・ヴァリエーション
20-22.サティの3つのトランスフォーメーション(グノシェンヌによる)
23.バック・イン・ブルー/24.ヒム・チューン・ラグ
25.パトリオティック・ラグ/26-29.ピアノ・ブルース
30-34.5つのディヴァージョン
※トラック10以外は世界初録音
トラック1.2.11.26-29…Conifer Recordsより移行盤、
トラック10.20-25.30-34…Albany Recordsより移行盤
ピーター・ディキンスン(ピアノ)
このちょっと変わった作品集は、イギリスの作曲家ディキンスン(1934-)の手
によるもの。合唱作品などでは、恐ろしいまでにシリアスな作風を示す人なの
に、なぜこれらのピアノ曲は楽しげでジャジーなのでしょう?そんなラグタイ
ム集、最初の2曲は、ピアノを愛する人にはおなじみのマクダウェルの「荒れ
野のバラ」がモティーフとして使われています。はじけるような第1曲、憂鬱
な第2曲と、シンプルな原曲が変貌する様をとくとお聴きください。他には自
作からのパラフレーズや、サティ、バッハの作品のラグ化など、何とも嬉しく
なるような曲が34曲詰まっています。他レーベルからの移行盤ではありますが、
録音当時はトラック10以外、世界初録音という貴重なものでもあります。

8.572736
フンメル:アット・ザ・オペラ
1-5.モーツァルトの歌劇「後宮からの誘拐」から「バッカス万歳」による変
奏曲Op.34-3
6-8.グルックの「アルミード」からの主題による変奏曲 Op.57
9.ペトラルカの3つのソネット S270/R578a - 第1番 平和は見いだせず
(ソネット第104番)
10-12.ケルビーニの歌劇「2日間」からの行進曲による変奏曲 Op.9
13-17.オーベロンの魔法の角笛幻想曲 Op.116(ピアノ編)
18-21.イズアールの歌劇「シンデレラ」からの行進曲による変奏曲 Op.40a
22-27.ポプリ 第1番 ハ短調 自作の「ろばの皮」より Op.58
乾まどか(ピアノ)
ハンガリーに生まれ、モーツァルトの家に2年間住み込みピアノを学んだフン
メル(1778-1837)。その後はハイドンの後継者、ベートーヴェンのライバルと
目され、ピアニストとしても作曲家としても幅広く活躍した事で知られてい
ます。彼は多くの作品を書きましたが、当時流行していた「オペラの器楽曲
への編曲」というジャンルにも積極的に手を染め、演奏家としても作曲家と
しても、その才能を強く印象付けています。とにかく原曲のオペラアリアや
合唱曲を、ピアノ1台でどれだけ盛り上げられるかが勝負!技巧的な変奏曲や、
聴きどころをつなぎ合わせるなど、あの手この手の仕掛けが施されています。
NAXOSで数多くの室内楽や伴奏に携わっている乾まどか氏による強力な演奏で
お楽しみください。

8.571251
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション第1集
ベートーヴェン:ソナタ集 第1集
1-4.ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.2-1
5-8.ピアノ・ソナタ 第2番 イ長調 Op.2-2
9-10.ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調 Op.49-1
11-12.ピアノ・ソナタ 第20番 ト長調 Op.49-2
イディル・ビレット(ピアノ)
トルコの女性ピアニスト、イディル・ビレットのベートーヴェン(1770-1827)
のピアノ・ソナタ第1集です。ここでは作品番号Op.2の2つのソナタと、ソナチ
ネ・アルバムでおなじみの「小さいソナタ」Op.49の2曲です。Op.1はベートー
ヴェンが23-25歳頃に作曲、またOp.49も、出版こそ1805年になってからです
が、作曲されたのは25-27歳頃と、初期の作品群です。まだハイドンなどの影
響も感じられますが、ヘ短調のスケールの大きさは、さすがベートーヴェン
です。このアルバムでは、ビレットはフォルティシモを極力使わず、抑制さ
れた表現でこれらのソナタを奏します。この穏やかで感覚的な響きは本当に
魅力的です。彼女の師が、あのヴィルヘルム・ケンプであったことを誰もが
納得することでしょう。

8.571252
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション第2集
ベートーヴェン=リスト編曲 ピアノ独奏による交響曲集 第1集
1-4.交響曲 第1番 ハ長調 S464/R128
5-8.交響曲 第2番 ニ長調 S464/R128
イディル・ビレット(ピアノ)
ベートーヴェン(1770-1827)が30歳に完成させた交響曲第1番と、32歳に完成さ
せた第2番は、まだハイドンやモーツァルトの影響が強く感じられるものの、
第2番に後の「第九」のメロディに似た楽想が使われていたりと、なかなか侮
れない作品となっています。ビレットはいつもの如く独特のテンポ設定で曲を
作っていきます。スコアの隅々まで見通せそうなクリアな演奏です。

8.571253
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション 第3集
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集 第1集
1-3.ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15
4-6.ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.19
イディル・ビレット(ピアノ
ビルケント交響楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
鬼才ビレットのベートーヴェン(1770-1827)・シリーズ。こちらは2008年に録
音されたピアノ協奏曲集です。ベートーヴェン25歳の時に完成された、壮大な
楽想を持つ第1番の協奏曲ハ長調。23歳前に書かれていたものの、出版の順番
が遅くなったせいで第2番とされる初々しい変ロ長調。これらは第3番以降の
独自性こそないものの、はっとするような転調や、指定されたカデンツァ、
ティンパニの連打など「やはりベートーヴェン」と思わせる部分が随所に用意
された聴き応えのある作品です。ビレットは故郷アンカラのビルケント交響
楽団と息のあった演奏を聴かせます。名手アントニ・ヴィトの絶妙のサポート
も見事です。

8.570978
シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ集
1-4.ヴァイオリン・ソナタ 第1番(1963)
5.ヴァイオリン・ソナタ 第2番「ソナタ風」(1968)
6-9.ヴァイオリン・ソナタ 第3番(1994)
10-11.ヴァイオリン・ソナタ(1955)
キャロリン・ヒューブル(ヴァイオリン)/マーク・ウェイツ(ピアノ)
第1番のソナタは1963年に作曲されたもので、ショスタコーヴィチの影響を受
けつつも、十二音で書かれ、また敬愛するバッハの名前も引用されていたりと
実験的かつ破壊的。第2番のソナタは単一楽章で書かれ「ソナタ風」と題され
ながらも、より散文的で緊張感を湛えています。第3番のソナタは1994年に作
曲されたもの。彼の良き理解者であるルボツキーによって、シュニトケ(1934
-1998)の60歳の誕生記念に初演されました。番号のないソナタ(2つの楽章)は、
学生時代に作曲されたもので、シュニトケの死後に発見されました。シンプ
ルな外見に中身がぎゅっと濃縮されています。

8.559639
ビスカーディ:イン・タイムズ・アンフォールディング 他
1.イン・タイムズ・アンフォールディング(2000)/2.タルティーニ(1972)
3.ピアノ五重奏曲(2004)/4.メスティエール(1979)
5.ディ・ヴィヴェーレ(1981)/6.ヴィオラは突然、声になる(2005)
7.コンパニオン・ピース(モートン・フェルドマンのために)(1989)
8.イン・タイムズ・アンフォールディング(2000)
ダ・カーポ・チェンバー・プレーヤーズ…5
ジェイムズ・ゴールズワージー(ピアノ)…6
マーク・ヘライアス(コントラバス)…7
グレッグ・ヘッセリンク(チェロ)…3
カーティス・マコンバー(ヴァイオリン)…2.3.5
ブレア・マクミラン(ピアノ)…2.3.4.5
ポール・ニューバウアー(ヴィオラ)…6/ダニエル・パンナー(ヴィオラ)…3
マーク・ペロキン(ピアノ)…1.7.8/ヨナー・ズール(ヴァイオリン)…3
1948年、ウィスコンシン州生まれの作曲家、ビスカーディ(1948-)の作品集で
す。彼における「1972年から2005年までの33年間の創造のプロセス」を、彼自
身が振り返るという趣向のもとに曲順がアレンジされているという凝ったもの。
動的な初期の作品から、モートン・フェルドマンのためにと題された静かな作
品と、作曲年代を行きつ戻りつ、あらゆる表情を帯びた曲が並んでいます。
最初と最後の曲は同じ物が置かれているのにも注目。アルバム自体が「過去を
振り返る」というコンセプトで創られているのがおわかりになるでしょう。

8.572258
モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 k563
1-6.ディヴェルティメント 変ホ長調 k563
7.弦楽三重奏曲 ト長調 K.anh.66(K562e)― アレグロ(断章)
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)
ラーシュ・アネルス・トムテル(ヴィオラ)
クリストフ・リヒター(チェロ)
モーツァルト(1756-1791)32歳の時に作曲されたディヴェルティメント変ホ長
調は、高い音楽性と流麗な曲想を持つにも拘わらず、なぜかあまり聴かれるこ
とがありません。そもそもディヴェルティメントは自由な形式を持つ楽しい曲
であるはずなのに、この作品は恐ろしいまでの精緻な作曲技法が施されており、
各楽器の演奏技術も高いものが要求され、ちょっとやそこらで演奏できるよう
なものではありません。それだけに、聴き手も大いなる喜びと緊張感を同時に
味わうこととなる、まことにもって「一筋縄ではいかない」作品なのです。
モーツァルトのフリーメーソン仲間であり、よくお金を借りていた友人プー
フベルクの依頼であったことや、変ホ長調という調性、また「三」重奏である
ということ(3はフリーメーソンにとって重要な数字)から、フリーメーソンの
ための曲とも言われています。

8.660302
ロッシーニ:歌劇「婚約手形」
カミッロ・フェデリーチの戯曲によるガエターノ・ロッシの脚本によるファル
サ・コミカ
トビア・ミル(商人)…ヴィート・プリアンテ(B)
ファニー(ミルの娘)…ユリヤ・サムソノワ(S)
エドアルド・ミルフォート(ファニーの恋人)…ダニエーレ・ザンフォルディー
ノ(T)
スルック(カナダにいるミルの取引先)…ジューリオ・マストロトターロ(B)
ノートン(ミルの出納係)…トーマス・ビジャ(B)
クラリーナ(ファニーの小間使)…フランチェスカ・ルッソ・エルモッリ(Ms)
マッシミリアーノ・タンツィーニ(cem)
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
クリストファー・フランクリン(指揮)
ロッシーニ(1792-1868)が18歳の時に作曲した初めてのファルサ(1幕ものの笑
劇)です。ヴェネツィアのサン・モイゼ劇場で新作ファルサを上演しようと準
備していたところ、予定していた作曲家が降りてしまったため、音楽学校を卒
業したてのロッシーニに依頼が回ってきたというもので、イギリス商人トビア
・ミルとその娘ファニー、その恋人ミルフォード、借金の肩代わりにファニー
を受け取ることになるカナダの商人スルック。彼らを中心に話が進みます。愛
娘を「商品」として手形を切る父トビアのばかばかしい試みは成功するので
しょうか?

8.669030
カーチン(1951-):歌劇「ロムルス」
1.私の哲学者と私の天文学者は、いつものように忙しい/2.妹よ、ウォルフが
気が付いたということは何かがあるのですね/3.その理由は?
4.私は貧しい人は嫌いではないですよ/5.良いアドヴァイスだね、妹よ
6.この2台の時計の仕組みはとても独創的/7.何だって?
8.どうしたの?赤ちゃんの泣き声が聞こえる
9.マーサ、私はここ以外に家は持っていないよ/10.ここから動かないで
11.どうもすみません/12.私は彼を指名した/13.呪ってやる
14.どうなったの?/15.ごめんなさい、マーサ/16.私は彼に全てを話した
マーサ…カトリーナ・サーマン(S)
フランツ・ウォルフ…スティーヴン・エベル(T)
チェレスタス…トーマス・メグリオランツァ(Br)
バーベンハウゼン市長…ウィルバー・ポーリー(B)
ワシントン・スクエア・アンサンブル
ルイ・カーチン(指揮)
アレクサンダー・デュマ(父)の戯曲を元にしたこのオペラ「ロムルス」です。
グッゲンハイム美術館とアメリカ・オペラ・プロジェクトの共同事業として
企画されたもので、2007年に初演され、全く同じキャストでこの録音が実現
したものです。オーストリアのチロルで起こるちょっとした陰謀を面白おかし
く描いたこの物語。オペラ・コミックと呼ぶにはちょっと曲が現代的ではあり
ますが、デフォルメされた人物描写と、記憶に残る音楽、そして第一級の歌手
を揃えた演奏で、他の現代オペラとは一線を画しています。

8.570707
トゥリーナ:歌曲集
1-3.ロペ・デ・ヴェガ礼讃 Op.90
4-8.カンサシオン形式の歌 Op.19 (献辞/忘れないでね/カンターレス/二つの
恐れ/恋狂い)
9-10.2つのカンシオン Op.38/11-13.3つの詩 Op.81
14-16.3つのソネット Op.54/17-19. 3つの歌 Op.26(ロマンス/漁夫/韻文)
20-26.ヴォカリーズ Op.74/27.アヴェ・マリア Op.95
28-30.三部作 Op.45
カロリーナ・ウルリヒ(ソプラノ)
デボラ・ハラス(ピアノ)
トゥリーナ(1882-1949)はマドリード音楽院で学んだ後、パリでV.ダンディに
師事し、フランス風の様式を身につけながらも、アルベニス、ファリャととも
にスペイン国民音楽の創造に取り掛かります。そんな彼は生涯に多くの歌曲を
書いたにも拘わらず、その多くは現在忘れ去られてしまっています。しかし、
ここで聴くこれらの歌曲は何と魅力的なことでしょう。どの曲も、美しく感
情豊かな歌の線に、見事なピアノ伴奏が彩りを加えていくというもので、元気
一杯でユーモラスな曲もあれば、陰鬱であったり、驚くほど情熱的であったり
とひと時も耳を離すことができません。ここで切れ味の良い美声を聴かせるの
は、チリ出身の若きソプラノ、ウルリヒです。彼女は2008-2009年の「Young
Concert Artists International Auditions」で1位など多くの賞を受賞した
期待の新鋭です。

8.558204-05 2枚組
ロドリーゴ・ポートレート
《CD1》
1.カンツォネッタ/2.交響的エッセイ「ジャグラー」
3-7.子どものための5つの小品/8.歌と踊り/9.遥かなるサラバンド
10.早起き鶏の前奏曲/11.スペイン風セレナーデ/12.妻の詩
13.青いユリの花のために/14.アランフェス協奏曲より第2楽章
《CD2》
1.夏の協奏曲より第1楽章/2.ギャラント風協奏曲より第3楽章
3.3つのスペイン風小品よりファンダンゴ
4.ある紳士のための幻想曲より第4楽章
5.祈りと踊り(マニュエル・デ・ファリャを讃えて)
6.管楽器のためのアダージョ/7.交響詩「彼方なるかなたを訪ねて」
8.アッシジの聖フランシスコのカンティクル
様々な演奏家
スペインのギター音楽を語る上で、外すことのできないロドリーゴ。まずは有
名な「アランフェス協奏曲」を思い出す方も多いでしょうが、それだけではな
く、生涯にほぼ200曲に渡る様々な作品を書いています。オーケストラ曲あり、
器楽曲あり、声楽曲あり。この2枚組にはそれらの中から厳選の22曲が収録さ
れています。そんな彼自身は優れたピアニストであり、ギターは演奏しなかっ
たというのも、ちょっとしたトリビアでしょうか。86ページに渡るブックレッ
ト(英語のみ)には、詳細な彼の生涯が記されています。偉大なる20世紀の作曲
家の足跡を辿ることができる貴重な2枚組です。

8.111369
グレート・ピアニスト・シリーズ
ルービンシュタイン ショパン:録音集1946-1958年
1-4.ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35「葬送行進曲」
5-28.24の前奏曲 Op.28
29-31.3つの新しい練習曲 遺作
(第1番 ヘ長調/第2番 変イ長調/第3番 変ニ長調)
32.子守歌 変ニ長調 Op.57/33.舟歌 嬰へ長調 Op.60
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
録音 ニューヨーク RCA 第2スタジオ1946年3月11.18.19日…1-4,
1946年6月10.11.20日…5-28
ニューヨーク マンハッタン・センター1958年4月21日…29-32
フランス1957年…33 マーク・オーバート=ソーン復刻
20世紀最大のショパン(1860-1849)弾きとして知られるルービンシュタインで
すが、「24の前奏曲」については、78回転の時代に1回したこの録音のみで、
その後再録音されることはありませんでした。自身が「あまり出来が良くな
い」と語ったり、また批評家たちも「第3番のテンポが速すぎて杜撰だ」と評
したりで、すっかり自信を失くしてしまったのかもしれません。とはいえ、こ
こで聴く演奏は、音は古いとは言え、躍動感たっぷりで、ルービンシュタイ
ンお得意のテンポ・ルバートもたっぷり。とても聴きごたえのあるものです。
練習曲集も彼がほとんど演奏しなかった事で有名ですが、この「新練習曲」
だけは別だったようで、楽しんで弾いている様子が伝わってきます。

8.112064
ビクター・トーキング・マシン・カンパニー、ロンドン1914年-1916年
1.ヘンデル(1685-1759):オンブラ・マイ・フ
2.ゲルトナー(1862-1918):ウィーンにて
3.メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌集より「5月の風」Op.62-1
4.ハイドン(1732-1809):神よ、皇帝フランツを守り給え
5.ドヴォルザーク(1841-1904):
ソナチネOp.100より「インディアン・ラメント」
6-8.J.S.バッハ(1685-1750):2台のヴァイオリンのための協奏曲BWV1043
9.ゲルトナー:ウィーンにて
10.メンデルスゾーン:無言歌集より「5月の風」Op.62-1
11.ハイドン:神よ、皇帝フランツを守り給え
12-13.ドヴォルザーク:スラブ舞曲Op.46-2 ト短調/Op.72-2 ホ短調
14.ネヴィン(1862-1901):ロザリー
15.シャミナード(1857-1944):スペイン風セレナーデ
16.クライスラー(1875-1962):中国の太鼓Op.3
17.ショパン(1810-1849):マズルカ イ短調Op.67-4
18.チャイコフスキー(1840-1893):
ハプサールの想い出より「言葉のないシャンソン」Op.2-3
19.J.S.バッハ:パルティータ第3番 ホ長調より第3楽章BWV1006
20.ゴドフスキー(1870-1938):12の印象より第11番「ウィーン」
《ボーナス・トラック》
21.ネヴィン:まるでばらのように/22.トスティ(1846-1916):セレナータ
23.トマ(1811-1896):ミニョンより「君よ知るや南の国」
24.ドヴォルザーク:ユモレスク
フリッツ・クライスラー(vn, p…24)/カール・ラムソン(p)…1-3.9-20
ヴィンセント・オブライエン(p)…5/エフレム・ジンバリスト(第2vn)…6-8
ストリング・カルテット…6-8/ジェラルディン・ファーラー(s)…21-23
スタジオ・オーケストラ…21-23
ワルター・B・ロジャーズ(指揮)…6-8.21-23
録音1915年5月24日…21-23,1915年3月31日…24 ウォード・マーストン復刻
名ヴァイオリニスト、クライスラーのとても魅力的な録音をお楽しみください。
彼は世界中でコンサートを催し、多くの人々を魅了しました。このアルバムで
最も聴きどころとなるのは、最後に収録された「ユモレスク」で、ここでのク
ライスラーはヴァイオリンをピアノに持ち替え(?)涙が出るほどに美しい演奏
を披露しています。

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