クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

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14-09 No.1

2014年09月01日 17時36分21秒 | Weblog
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当シリーズの3000番台のタイトルはすべてDSDファイルでの販売も行っており
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(4GBを使用予定。1メモリーに1タイトルを収録。メモリーのメーカーの指定は
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付属品:DSDディスクに付属と同じフロント&バック・インレイ 各1枚
価格:1タイトル ¥1905(税別)

DSDファイルの再生はパソコンとUSB DACの組み合わせで行えます。
昨年よりメーカー数社が、DSDダイレクト再生に対応したリーゾナブルなDACの
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紛らわしい表記となりますが、よろしくご理解いただきますようお願いいたし
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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2014年9月新譜 5点発売★
発売予定:2014年9月下旬 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

33CDR-3514
ジャック・ゲステム/ラウル・ゴラ-ヴァイオリン小品集
(1)ショパン:別れの曲
(2)ドヴォルザーク:ユモレスク
(3)ブラームス:子守歌
(4)ボッケリーニ:メヌエット
(5)ヘンデル:ラルゴ
(6)シューベルト:アヴェ・マリア
(7)マルティーニ:愛の喜び
(8)シューマン:トロイメライ
(9)メンデルスゾーン:春の歌
(10)イラディエル:ラ・パロマ
(11)ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
(12)ルービンシテイン:ヘ調のメロディ
(13)リムスキー・コルサコフ:インドの歌
(14)モーツァルト:メヌエット
(15)グノー:アヴェ・マリア
(16)シューベルト:セレナード
(17)グリーグ:ソルヴェイグの歌
(18)ショパン / ノクターン第2番
(19)リュリ:メヌエット
(20)ブラームス:ワルツ
ジャック・ゲステム / JACQUES GHESTEM, violin
ラウル・ゴラ / RAOUL GOLA, piano
仏PHILIPS P76161R & P76172(Mono)
(Recorded 1958, Paris)
ジャック・ゲステムはフランスのヴァイオリニスト。リヨンの音楽院で学んだ後、
パリ音楽院で研鑽を積んだ。1970年から1980年にパレナン弦楽四重奏団の第2ヴァイ
オリンをつとめた。フランスのPHILIPSに25cmLP3枚のヴァイオリン小品集
"REVERIES"(夢)を録音したほか、ADES社にミヨーの七重奏曲やストラヴィンスキー
の弦楽四重奏のための三つの小品を録音していた。

33CDR-3515
シューベルト:
幻想曲ハ長調作品159 D.934 (23:08) MG50120A
ヴァイオリン・ソナタイ長調作品162 「デュオ」
ラファエル・ドルイアン(ヴァイオリン)
ジョン・シムス(ピアノ)
米 MERCURY MG50120(Mono)
(1956年7月30-31日、ニューヨーク、ファイン・スタジオ録音)
ラファエル・ドルイアン(1922-2002)はロシア生まれのヴァイオリン奏者。幼少の頃
両親はキューバのハバナの移り住んだ。ハバナ・フィルハーモニーの指揮者でヴァ
イオリニストだったアマデオ・ロルダン(1900-1939)に最初の手ほどきを受け、後に
フィラデルフィアのカーティス音楽学校でエフレム・ジンバリスト(1889-1985)のも
とで研鑽を積んだ。1947年ダラス交響楽団の音楽監督だったアンタル・ドラティ
(1906-1988)からコンサートマスターに指名され、1949年にドラティがミネソタ交響
楽団に移った時一緒にコンサートマスターとして移籍した。1960年にジョージ・セル
(1897-1970)に乞われクリーヴランド管弦楽団のコンサートマスターになり、セルの
指揮でモーツァルトの交響協奏曲 K.364やセルのピアノでモーツァルトのヴァイオ
リン・ソナタ集の録音を残した。ピアノのジョン・シムスはカーティス音楽院出身。
デイヴィッド・サパートン(1889-1970)とミエツィスワフ・ホルショフスキー(1892
-1993)に師事した。

78CDR-3516
J.S.バッハ:
フルートと通奏低音のためのソナタ第5番ホ短調 BWV 1034
ルクレール:フルート・ソナタホ短調
ルイ・クープラン(ラクロワ校訂):ファンタジー
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(ハープシコード)
ジャン・ユショー(チェロ)(バッハ)
仏 BAM 52/3 (バッハ)
(1948年4月12日パリ録音)
仏 BAM 91/2 (ルクレール & ルイ・クープラン)
(1950年2月7日パリ録音)
フルートのジャン=ピエール・ランパル(1922-2000)はフランスのフルート奏者。
マルセイユに生まれ父親に手ほどきをうけた。18歳で医科大学に進んだが、第2次
世界大戦のさなかの1943年にパリ音楽院に入り、ガストン・クリュネルに師事しわ
ずか5ヶ月で一等賞を得た。1946年ヴィシー歌劇場のメンバーになり、1947年ジュネ
ーヴ国際コンクールで優勝しソロ活動を始めた。1956年にパリ・オペラ座の首席奏
者となり1962退団後は世界最高のフルート奏者として君臨した。ロベール・ヴェイ
ロン=ラクロワ(1922-1991)はフランスのハープシコード奏者。パリ音楽院でイヴ・
ナット(1890-1956)に師事した。ランパルとは40年間にわたって演奏活動をした。
1967年から1988年まで母校で教鞭をとった。

78CDR-3517
ヴァーレン:ヴァイオリン協奏曲作品37
カミラ・ウィックス(ヴァイオリン)
エイフィン・フィエルスタート指揮
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
ノルウェー HMV DB11908/9
(1949年録音)
カミラ・ウィックス(1928-)はカリフォルニア州ロング・ビーチに生まれた。父親は
ノルウェー生まれの優れたヴァイオリニスト、教師で、母親は作曲家クサヴィエル
・シャルヴェンンカに学んだピアニストだった。神童ぶりを発揮し7歳でモーツァル
トのヴァイオリン協奏曲第4番をロング・ビーチ市民公会堂で弾いてソロデビューし
た。その後ジュリアード音楽学校でルイ・パーシンガー(1887-1966)に師事した。
卒業後有名指揮者と共演して名声をあげ、ヨーロッパ公演を行い特にスカンジナヴィ
ア諸国で名前が知られるようになった。フィンランドの作曲家シベリウスが彼女を
称賛し1952年にヴァイオリン協奏曲をCAPITOLレーベルに録音した。ウィックスは北
欧の作曲家の作品擁護者で、ここではノルウェーの作曲家ヴァーレン(1887-1952)の
作品を取り上げている。指揮者のエイフィン・フィエルスタート(1903-1983)はオス
ロ生まれ、地元の音楽院とライプツィヒでヴァイオリンを専攻し、ベルリンでクレ
メンス・クラウス(1893-1954)に指揮法を学んだ。グリーグの「ペール・ギュント」
組曲がデッカから出ていた。

78CDR-3518
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調作品36
エーリヒ・クライバー指揮
パリ音楽院管弦楽団
英 DECCA AK2272/6 (ffrr録音)
(1949年6月4-6日パリ、サル・ド・ラ・ミュチュアリテ録音)
エーリヒ・クライバー(1890-1956)はウィーン出身の20世紀前半を代表する指揮者の
一人。指揮者のカルロス・クライバー(1930-2004)は息子。プラハ大学で歴史と哲学
を学んだが、一方で指揮者への道を目指すようになった。プラハ音楽院で指揮法を
学び、1911年に指揮者デビュー。1923年にベルリン国立歌劇場の音楽監督に就任し
た。ナチスの台頭でベルリンの職を辞し、1935年に妻と当時5歳のカルロスらとアル
ゼンチンに移住した。1939年に市民権を取得し、ブエノスアイレスのテアトロ・コ
ロンの首席指揮者に就任した。大戦後ヨーロッパに戻り、イギリス・デッカの専属
となり各地の客演指揮者として活躍した。この録音はパリ音楽院管弦楽団を指揮し
たもので、フランスのオーケストラをこれほどみごとに統率しているのは類例がな
い。ffrr録音も冴えていてSP録音ならではの輝かしいサウンドが聴ける。大指揮
者の隠れた名演である。

14-08 No.1

2014年08月03日 14時02分57秒 | Weblog
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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2014年8月新譜 5点発売★
発売予定:2014年8月下旬 価格:各1枚 ¥1429(税別)
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33CDR-3509
J.S.バッハ:管弦楽組曲(1)
組曲第1番ハ長調 BWV 1066
組曲第2番ロ短調 BWV 1067
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
エヴィット管弦楽団
仏DISCOPHILES FRANCAIS DF 22
(1952年パリ録音))
フルートのジャン=ピエール・ラナパル(1922-2000)はフランスのフルート奏者。マ
ルセイユに生まれ父親に手ほどきをうけた。18歳で医科大学に進んだが、第2次世界
大戦のさなかの1943年にパリ音楽院に入り、ガストン・クリュネルに師事しわずか
5ヶ月で一等賞を得た。1946年ヴィシー歌劇場のメンバーになり、1947年ジュネーヴ
国際コンクールで優勝しソロ活動を始めた。1956年にパリ・オペラ座の首席奏者と
なり1962退団後は世界最高のフルート奏者として君臨した。モーリス・エヴィット
(1884-1971)はカペー弦楽四重奏団の第2ヴァイオリンをつとめた人。
(以下33CDR-3510)

33CDR-3510
J.S.バッハ:管弦楽組曲(2)
組曲第3番ニ長調 BWV 1068
組曲第4番ニ長調 BWV 1069
エヴィット管弦楽団
仏DISCOPHILES FRANCAIS DF 23
(1952年録音))
モーリス・エヴィット(1884-1971)はカペー弦楽四重奏団の第2ヴァイオリンをつと
めた人。パリ音楽院の室内楽科を卒業後1904年にトゥーレ四重奏団に入り、さらに
サイレ四重奏団、ドルソン四重奏団のメンバーを経て、1909年にカペー弦楽四重奏
団の第2ヴァイオリン奏者として入団、1914年から1919年の5年間を除き1928年まで
在籍した。1928年リーダーのリュシアン・カペー(1873-1928)の急死でエヴィット
四重奏団(1928-30)の名前で引き継いだ。その後アメリカに渡りクリーヴランド四重
奏団を結成した(1930-34)。フランスに戻り新エヴィット四重奏団(1935-39、1946-49)
を作った。エヴィットは1934年にフォンテーヌブローのアメリカ音楽院の室内楽科
教授に就任、1942年から55年にはパリ音楽院の室内楽科の教授もつとめた。1939年
にエヴィット室内管弦楽団をつくりコンサートやレコーディングで活躍した。

33CDR-3511
シューベルト(カサド編):
アルペジョーネ・ソナタイ短調(オーケストラ伴奏版)
ガスパール・カサド(チェロ)
サー・ハミルトン・ハーティ指揮 管弦楽団
英 COLUMBIA LX-1/3
(1929年3月5日ロンドン録音)
ガスパール・カサド(1897-1966)は20世紀前半に活躍したチェロ奏者。スペインのバ
ルセロナにに生まれ、7歳でチェロを始め、9歳で公開演奏会で弾いた。その時聴衆
の中にパブロ・カザルス(1876-1953)がいた縁で、カザルスの指導を受けるように
なった。演奏家としての活動は第1次世界大戦中にはじまった。1959年に日本人ピア
ニスト原智恵子(1914-2001)と結婚し話題になった。このシューベルトのアルペジオ
ーネ・ソナタをカサドがオーケストラ版に編曲したユニークな作品。原楽譜は智恵
子夫人により玉川大学教育博物館の寄贈された。指揮者のハミルトン・ハーティ
(1879-1941)はアイルランド出身。教会のオルガン奏者だった父親の指導を受け12歳
で教会のオルガニストになった。1901年ロンドンに出て大アーティスト達のピアノ
伴奏者をつとめ、1920年にハレ管弦楽団の指揮者となり1933年までつとめた。ハー
ティは1925年に叙勲され、作曲家、編曲者としても活躍した。

78CDR-3512
モーツァルト:
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番ト長調 K.423
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番変ロ長調 K.424
ジャン・パスキエ(ヴァイオリン)
ピエール・パスキエ(ヴィオラ)
仏 DISCOPHILES FRANCAIS 21/4
(1942年4月21日パリ録音)
パスキエ弦楽三重奏団の三兄弟の中のピエール・パスキエ(1902-1986)とジャン・パ
スキエ(1903-)のデュオによるモーツァルト。1927年に兄弟で弦楽三重奏団を結成し
た長兄のピエールはパリ音楽院でヴィオラをモーリス・ヴュー(1884-1951)に師事し
一等賞を得た。
パスキエ弦楽三重奏団によるモーツァルト:デヴェルティメント変ホ長調 K.563が
このシリーズ(78CDR-3487)で出ている。

78CDR-3513
J.S.バッハ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調 BWV1014
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 BWV1015
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ルイ・ケントナー(ピアノ)
英 HMV DB9607/8 (第1番)
英 HMV DB9638/9 (第2番)
(1951年1月22日ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ録音)
ユーディ・メニューイン(1916-1999)はニューヨーク生まれ。サンフランシスコに移
り3歳からヴァイオリンを始めた。ジグムンド・アンカー、ルイ・パーシンガー
(1872-1966)に師事した。1926年10歳の時アルフレッド・ヘルツ(1872-1942)指揮サ
ンフランシスコ交響楽団とラロのスペイン交響曲でデビュー、神童として評判を呼
んだ。その後パリでジュルジュ・エネスコ(1881-1955)、ベルリンでアドルフ・ブッ
シュ(1891-1952)の手ほどきを受けた。1928年には12歳で初レコード録音を行った。
メニューインのJ.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番(ワンダ・ランドフスカ:
ハープシコード)(78CDR-3238)がこのシリーズで出ている。

14-07 No.1

2014年07月04日 15時54分27秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2014年7月新譜 5点発売★
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78CDR-3504
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
(カデンツァ:クライスラー)
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ルツェルン祝祭管弦楽団
英 HMV DB9444S/8
(1949年8月29-31日ルツェルン、クンストハウス録音)
大指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)は1945年のドイツ敗
戦後、戦時中のナチス協力を疑われ、1947年4月まで演奏活動が禁止されたが、
1947年8月にルツェルン音楽祭に登場した。以降亡くなる1954年まで毎年来演
した。ソリストのユーディ・メニューイン(1916-1999)はフルトヴェングラー
のナチス協力疑惑を晴らす証言で、大指揮者の弁護にあたった。この演奏は
LPでも発売されていたためSPレコードの存在がほとんど知られていなかっ
たが、今回の復刻でSPレコードならではの感動的な音楽が蘇った。このシリ
ーズで同じ顔合わせのベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(1947年録音)が出
ている(78CDR-3136)。

78CDR-3505
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
(カデンツァ:クライスラー)
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
米 COLUMBIA 13140/44-D(Set:MM985)
(1950年11月5日フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック録音)
ジノ・フランチェスカッィ(1902-1991)はフランスの名ヴァイオリニスト。マル
セイユに生まれ、ヴァイオリニストの父親とその門下生だった母親の手ほどき
を受けて研鑽を積み、5歳でリサイタルを開き10歳でベートーヴェンのヴァイオ
リン協奏曲を公開演奏した。一時法律家を志したが父親の早逝でヴァイオリニ
ストになる決意をし、1924年にパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番でパリ・
デビュー、その後ジャック・ティボー(1880-1953)の薫陶を得た。1939年アメリ
カにデビュー、そのままニューヨークに定住した。指揮者のユージン・オーマ
ンディ(1899-1985)はブダペスト生まれ。ブダペスト音楽院で名ヴァイオリニ
スト、イェネ・フバイ(1858-1937)に師事した。ヴァイオリニストとして活動を
始めたが、その後指揮者に転向し、1938年レオポルド・ストコフスキー(1882-
1977)の後任としてフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任した。この録音
はLP時代に行われたため、SPレコードの存在がほとんど知られていなかっ
た。クライスラー=ブレッヒのこの曲(78CDR-3090)に比肩する名演で、LPで
は聴けなかった輝かしいヴァイオリンは見事。



78CDR-3506
クライスラー未発表録音集
(1)ラヴェル:ハバネラ形式の小曲
(1929年12月16日録音)
(2)クライスラー:ハバネラ
(1928年11月30日録音)
(3)チャイコフスキー:カンツォネッタ-ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35より
(1924年1月24日録音)
(4)ドヴォルザーク:ユモレスク
(1914年3月31日録音)
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン) (1)-(3)、(ピアノ) (4)
カール・ラムソン(ピアノ) (1)-(3)
米 VICTOR テストプレス(白レーベル)
フリッツ・クライスラー(1875-1962)がRCA VICTORに録音した未発売演奏を集
めたもの。録音年代はさまざまで(1)と(2)は電気録音、(3)と(4)はラッパ吹き
込み。珍しいのは(4)の「ユモレスク」でクライスラーがピアノを弾いている。
クライスラー・ファンは必聴盤。

33CDR-3507
J.S.バッハ:伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(1)
ソナタ第1番ト短調 BWV1001
パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
ソナタ第2番イ短調 BWV1003
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
米 CAPITOL PCR-8370
(1954年3月26 & 31日、ニューヨーク46丁目、キャピトル・スタジオA録音)

33CDR-3508
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(2)
パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
米 CAPITOL PCR-8370
(1954年3月26 & 31日、ニューヨーク46丁目、キャピトル・スタジオA録音)
ナタン・ミルシテイン(1904-1992)はロシアのオデッサに生まれ、11歳でサンク
トペテルブルク音楽院に入学、名教師レオポルド・アウアー(1845-1930)に師事
した。1929年にアメリカにデビュー、1942にアメリカの市民権を得た。ミルシ
テインは1935年、アメリカ・コロンビアのSPレコードに「無伴奏パルティー
タ第2番」(78CDR-3080)を録音していた、LP時代になってからのソナタとパル
ティータ全6曲の第一回目の録音である。このシリーズでは全6曲のLP録音は
1948年のジョルジュ・エネスコ(33CDR-3384/5)、1949年録音のアレクサンダー
・シュナイダー(33CDR-3307/8)、1952年録音の彎曲弓を使ったロルフ・シュレ
ーダー(33CDR-3412/3)、1955年録音のヘンリク・シェリングの第一回録音
(33CDR-3464/5)、1955-6年録音のヨーゼフ・シゲティ(33CDR-3484/5)が出てい
てる。聴き較べに興味をそそられる。

14-06 No.1

2014年06月06日 10時38分00秒 | Weblog
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78CDR-3499
モーツァルト:交響曲第34番ハ長調 K.338
レオ・ブレッヒ指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
日VICTOR JD157/8 (独 ELECTROLA EJ607/8と同一録音)
(1930年9月30日ベルリン録音)
レオ・ブレッヒ(1971-1958)はドイツのユダヤ系指揮者。ベルリン高等音楽院
でピアノと作曲を修めた後、1893年にアーヘン市立歌劇場の指揮者の地位につ
いた。1899年にプラハ・ドイツ歌劇場に転出、オイゲン・ダルベールの歌劇
「低地」を初演した。1906年にベルリン宮廷歌劇場(現ベルリン国立歌劇場)の
指揮者に任命され、1913年に総監督に昇進、以降シャルロッテンブルク歌劇場
(現ベルリン・ドイツ・オペラ)、ベルリン・フォルクスオーパー、ウィーン・
フォルクスオーパーの指揮者を歴任。その後ベルリン国立歌劇場に復帰し、
1937年までに2846回の公演を指揮した。1937にラトヴィアのリガ国立歌劇場の
音楽監督に転出、1940年にラトヴィアがソビエト連邦に占拠されると、モスク
ワやレニングラードに客演して大成功を収め、モスクワ音楽院の院長の地位を
要請された。ブレッヒはこれを断りリガに戻ったが、1941年にドイツ軍がリガ
に侵攻したとき、親しかったナチスの文芸部員の仲介で秘密裡にスウェーデン
に亡命、かねてから要請されていたストックホルム王立歌劇場の楽長に就任し
た。戦後の1949年ドイツに帰国、シャルロッテンブルク歌劇場の音楽総監督に
就任した。ブレッヒは1926-7年にフリッツ・クライスラー(1875-1962)と競演
したベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスのヴァイオリン協奏曲の
録音で名前が知られているが、その波瀾の生涯はほとんど知られていなかった。

78CDR-3500
モーツァルト:交響曲第38番ニ長調 K.504「プラハ」
エルネスト・アンセルメ指揮
スイス・ロマンド管弦楽団
英 DECCA AK1812/4(ffrr 録音)
(1947年7月4日ジュネーヴ放送局スタジオ録音)
エルネスト・アンセルメ(1883-1969)はスイスのヴヴェイ生まれ。数学者を志
したが、1910年指揮者としてデビュー、1915年にジュネーヴ交響楽団の指揮者
になり、1923年までディアギレフが率いるロシア・バレエ団の指揮者を務めた。
1918年にジュネーヴにスイス・ロマンド管弦楽団を設立、1967年まで首席指揮
者の地位にあった。アンセルメは近代フランス音楽、ロシア音楽の解釈者とし
て名声をあげ、特にドビュッシーやストラヴィンスキーの作品を得意とした。
アンセルメはイギリス・デッカのアーティストとして有名だが、デッカ創立以
前にオデオン社のSPレコードにモーツァルトの交響曲第40番と第41番「ジュ
ピター」(オーケストラはいずれもスイス・ロマンド管弦楽団)を録音していた。
デッカ時代にアンセルメが録音したモーツァルトは、この交響曲第38番「プラ
ハ」のSP録音だけだった。明晰で透き通るようなモーツァルトは他の指揮者
では聴けない貴重な演奏である。

78CDR-3501
モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543
ブルーノ・ワルター指揮
BBC交響楽団
英 HMV DB2258/60
(1934年5月21-22日 ロンドン録音)
ブルーノ・ワルター(1876-1962)は生涯に交響曲第39番 K.543を3回正規録音し
たが、これは最初のもの。ドイツ出身の大指揮者ワルターはベルリンのシュテ
ルン音楽院を卒業後ピアニストとしてデビュー、後に指揮者に転向した。1896
年ハンブルク歌劇場で、当時音楽監督だったグースタフ・マーラー(1860-1911)
と出会い交友を深めた。その後ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の楽長、音楽監督を歴任した。1938
年オーストリアがナチス・ドイツに併合されと迫害を避けてフランス、スイス
を経てアメリカに逃れた。この録音はワルターがウィーン・フィルとレコード
・デビューする(1934年10月)する直前イギリスのBBC交響楽団を指揮したもの。
同時にブラームス交響曲第4番も録音された。SPレコードだが演奏は連続して
途切れなく、2台の録音機を交互に回して収録されたことがわかる。上記のブラ
ームスも同様である。おそらくBBC交響楽団の公開演奏会を収録したものと思わ
れる。SPレコード一面ごとに演奏をストップする事がないため指揮者は何の
プレッシャーもなく演奏に没頭している様が窺える名演奏。ここではSPレコ
ードの各面は収録通りで編集していない。

78CDR-3502
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550

サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
米COLUMBIA 69103/5-D(英 COLUMBIA LX656/8 と同一録音)
(1937年2月4日、9月2日&7日ロンドン録音)
サー・トーマス・ビーチャム(1879-1961)はイギリスの指揮者。裕福な家庭に
生まれ音楽はほとんど独学だった。1910年家族の財産を背景にコヴェント・ガ
ーデンのメネージメント権を得て、ワーグナーの「ニュルンベルクの名歌手」、
R.シュトラウスの「エレクトラ」と「サロメ」の英国初演を自らの指揮で行っ
た。1932年にロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を組織、また戦後の1947年
にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を組織した。ビーチャムの指揮する
モーツァルトはSPレコード時代最も権威のあるものとして欧米では受け入れ
られた。このシリーズでも多くの協奏曲を指揮しているが、交響曲は初登場。
録音はビーチャムがモーツァルトの「魔笛」をベルリンで指揮した時期にあた
る。

78CDR-3503
モーツァルト:
交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
歌劇「劇場支配人」序曲 K.486
カール・ベーム指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
英 HMV C3884/7
(1947年3月15日ウィーン録音)
カール・ベーム(1894-1981)はオーストリアの指揮者。生地のグラーツ大学で
法律博士の学位を得る一方、フランツ・シャルクの紹介でブラームスの親友
だったオイゼビウス・メンディチェフスキに個人教授で音楽を学んだ。1917年
グラーツ市立歌劇場でデビュー、1920年に主任指揮者になった。1921年ブルー
ノ・ワルターの招きでバイエルン国立歌劇場に迎えられた。1927年ダルムシュ
タット市立歌劇場音楽監督、1931年にハンブルク国立歌劇場音楽監督、1934に
ドレスデン国立歌劇場総監督に就任。さらに大戦中の1943年ウィーン国立歌劇
場の総監督に就任した。1945年ドイツ・オーストリアの敗戦により連合軍から
演奏活動禁止命令を受けたが、1947年に解除された。その解除直後にHMVがウィ
ーン・フィルを起用して録音したのが、この「ジュピター」交響曲。

14-05 No.1

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33CDR-3494
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調作品6
イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
クルト・ヴェス指揮
オーストリア交響楽団
米 REMINGTON RLP-149-20
(1950年9月26-28日、ウィーン録音)
ギトリス28歳のデビュー録音! イヴリー・ギトリス(1922- )はイスラエルのハ
イファに生まれた。両親はユダヤ系ロシア人。5歳からヴァイオリンを始め、
10歳で最初のコンサートを開いた。大ヴァイオリニスト、ブロニスワフ・フー
ベルマン(1882-1947)がギトリスの演奏を聴いてパリ音楽院に入学をすすめた。
音楽院では教授のジュール・ブーシュリ(1877-1962)とマルセル・シャイエ
(1881-1936)に師事して13歳で一等賞を得た。卒業後ジョルジュ・エネスコや
ジャック・ティボーにも指導をうけた。1939年、第2次大戦の勃発でイギリス
に渡り、軍需工場で勤務していたが、後に軍の慰問部隊でヴァイオリンを弾い
た。1951年にパリでソロ・デビューした。これは米レミントン社最初期の10イ
ンチLPに録音されたギトリスの初ソロ・アルバム。指揮者のクルト・ヴェス
(1914-1987)はオーストリアの指揮者。1946年-1951年までウィーン・トーン
キュンストラー管弦楽団の首席指揮者を、1951年-1954年までNHK交響楽団の
首席指揮者をつとめた。この録音のオーストリア交響楽団の実体はウィーン・
トーンキュンストラー管弦楽団だと思われる。ギトリスは90歳を越した現在で
も精力的に活動を続け、定期的に来日公演をしている。その記念すべき初録音
がこのシリーズに加わる意義は大きい。

33CDR-3495
ドビュッシー:
ビリティスの三つの歌(P.ルイス詩)
(1)パンの笛
(2)髪
(3)ナイアードの墓
忘れられた小歌(ヴェルレーヌ詩)より
(4)やるせない夢ごこち
(5)巷に雨の降るごとく
(6)木陰にて
古澤淑子(ソプラノ)
アンドレ・コラール(ピアノ)
仏デュクレテ・トムソン LLP 8718(17cm LP)
(1952年パリ録音)
ソプラノの古澤淑子は1916年満州の大連に生まれた。ソプラノの荻野綾子に師
事して本格的声楽を習い、1937年にパリに留学した。パリでは大歌手でパリ音
楽院教授だったクレール・クロワザ(1882-1946)ついて研鑽を積んだ。彼女は
大戦勃発で帰国勧告をうけたが、パリに留まった。1944年ついに敵国人として
フランスを強制退去を命じられドイツを経てスイスに移り終戦を迎えた。戦後
はスイス、フランスで活躍し1952年に帰国した。帰国後はフランス歌曲を紹介
する「フランス歌曲研究会」主宰した他、後進の指導にも力をそそいだ。1975
年に再びパリに移住し晩年をその地で過ごした。この録音は1952年の帰国直前
にパリで録音された。17cmLPという短時間収録だが、SP時代に活躍したク
ロワザやジャーヌ・バトリ(1877-1970)の名唱と比肩する優れたフランスの香り
高い歌唱がきける。フランスのレコード会社がフランス歌曲の録音に日本人の
古澤淑子を起用したことは、いかに彼女が高い芸術境地に達していたかの証で
ある。一部使用原盤に起因する音のヒズミと雑音がある。

78CDR-3496
エレナ・ゲルハルト、ブラームス、シューベルト、ヴォルフを歌う
ブラームス:ジプシーの歌
ブラームス(ハイネ詩):死は冷たい夜
ブラームス(ボヘミア民謡詞):恋人をたずねて
ブラームス(ケラー詩):テレーゼ
シューベルト(ハイネ詩):街 -「白鳥の歌」より
シューベルト(シラー詩):バッカス讃歌
シューベルト(ザイドル詩):子守歌
シューベルト(スコット詩):エレンの歌(その2)
ヴォルフ(ハイゼ詩):月は嘆きながら神様に
恋人の死を見たいなら - イタリア歌曲集第17番
エレナ・ゲルハルト(メゾソプラノ)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
英 HMV GR16/21(プライヴェート録音盤)
(1939年10-11 月ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ録音)
ドイツが生んだ大リート歌手エレナ・ゲルハルト(1883-1961)が第2次世界大戦
勃発期に、自費で録音したプライヴェート盤の復刻。録音当時ゲルハルトは祖
国ドイツを捨ててイギリス国籍を得た直後だった。ゲルハルトは1902年ライプ
ツィヒ音楽院の学生で、学長に就任したアルトゥール・ニキシュ(1855-1922)
が彼女がライプツィヒの公衆の前で歌うことを認めた。1903年音楽院を卒業す
ると多くの演奏会契約が待っていた。レコード録音は1907年、ニキシュのピア
ノで10インチ盤x7枚、12インチ盤x1枚からはじまった。以降レコード録音は機
械式録音時代、電気録音時代と多数ある。そのすべてがリートでオペラは歌っ
ていない。ゲルハルトの正規録音は1932年のフーゴ・ヴォルフ協会第1巻の12
インチ盤x9枚(19曲)が最後になった。それから7年後の1939年にこの10インチ
盤x6枚組のアルバムを、さらに大戦後の1947-1948年にシューマン「女の愛と
生涯」(12インチ盤3枚組)を同様のプライヴェート盤として制作し、自身の知
人やファンに配り、販売はされなかった。HMVの白レーベルでアルバムの表紙
裏には自筆署名のシールが貼られていた。ピアノのジェラルド・ムーアの起用
もあって、56歳のゲルハルトは素晴らしい歌唱を披露している。HMV盤特有の
ノイズと共に原盤のキズがあるが、声もピアノもゲルハルトの録音中最高。

78CDR-3497 ※機械式録音盤(電気式以前)の復刻音源
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番ニ長調作品1-13
イゾルデ・メンゲス(ヴァイオリン)
ピアノ伴奏
英 HMV E279/30
(1921年11月21日&1922年1月11日イギリス録音)
この曲の世界初録音。イゾルデ・メンゲス(1892-1976)は20世紀の前半に活躍
したイギリスのヴァイオリン奏者。1910年17歳で名ヴァイオリン教授レオポル
ド・アウアー(1845-1930)に師事するためにロシアのザンクトペテルブルグに
向かった。アウアーの元には3年間逗留し教授の最もお気に入りの弟子になっ
た。1913年20歳でロンドンにデビューした。その時のプログラムはチャイコフ
スキーの協奏曲、ラロのスペイン交響曲に加えて、ベートーヴェンとブラーム
スのヴァイオリン協奏曲の縮小版だった。1916年から1919年には北米公演を行
いアメリカのメジャー・オーケストラのほとんどと共演し名声を高めた。レコ
ード録音は機械式録音時代に、世界最初の録音になるベートーヴェン:ヴァイ
オリン協奏曲、バッハの「シャコンヌ」、電気録音初期のベートーヴェン:
「クロイツェル・ソナタ」、ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番及び第3番
がHMVにあった。

78CDR-3498
ハイドン:チェロ協奏曲ニ長調作品101 Hob. VIIb-2
(カデンツァ: フルニエ)
ピエール・フルニエ(チェロ)
ラファエル・クーベリック指揮
フィルハーモニア管弦楽団
蘭 HMV DB9743/5
(1951年5月26日、ロンドン、アビー・ロード、EMI第1スタジオ録音)
ピエール・フルニエ(1906-1986)はパリ生まれのチェリスト。最初ピアノを
習ったが9歳のとき小児麻痺による右足障害のためチェロに転向した。1923年
パリ音楽院で一等賞を得て楽壇にデビュー、ヴァイオリンのガブリエル・ブイ
ヨン、ピアノのヴラド・ペルルミュテールとのトリオで注目された。1937年エ
コール・ノルマル教授、1941から1949年までパリ音楽院教授をつとめた。1942
年にヴァイオリンのシゲティ、ピアノのシュナーベルとのピアノ・トリオ、
ヴィオラのプリムローズを加えてピアノ四重奏で活動、さらに1945年にはカザ
ルスの抜けたカザルス・トリオに加わり、ヴァイオリンのティボー、ピアノの
コルトーと演奏活動した。1954年に初来日。その後何度も日本を訪れた。指揮
者のラファエル・クーベリック(1914-1996)はチェコの大ヴァイオリニスト、
ヤン・クーベリック(1880-1940)の長男として生まれた。1942年チェコ・フィ
ルの首席指揮者になったが、1948年イギリスに亡命した。1951年シカゴ交響楽
団の音楽監督に就任した。HMV盤特有のノイズと原盤のキズがあるが、フルニ
エの典雅な芸術は他に代えがたい。

14-04 No.1

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33CDR-3489
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調作品12-1
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調作品12-2
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調作品12-3
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調作品23
ジョセフ・フックス(ヴァイオリン)
アルトゥール・バルサム(ピアノ)
米 DECCA DX150(Set)
(1952年4月-6月ニューヨーク、ピシアン・テンプル録音)

33CDR-3490
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24「スプリング」
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調作品30-1
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調作品30-2
ジョセフ・フックス(ヴァイオリン)
アルトゥール・バルサム(ピアノ)
米 DECCA DX150(Set)
(1952年4月-6月ニューヨーク、ピシアン・テンプル録音)

33CDR-3491
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調作品30-3
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」
ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調作品96
ジョセフ・フックス(ヴァイオリン)
アルトゥール・バルサム(ピアノ)
米 DECCA DX150(Set)
(1952年4月-6月ニューヨーク、ピシアン・テンプル録音)
ジョセフ・フックス(1899-1997)はニューヨーク生まれ、ジュリアード音楽院の
前進であるニューヨーク・インスティテュート・オブ・ミュージカル・アートで
ルーマニア出身のヴァイオリニストで弦楽四重奏団のリーダー、フランツ・クナ
イゼル(1865-1926)に師事した。フックスはクリーヴランド管弦楽団のコンサー
ト・マスターを1926-1940年までつとめ、その後ソリストとして活躍、1953-54年
にはプラドのカザルス音楽祭にも参加した。1946年にジュリアード音楽院のヴァ
イオリン科教授に就任、没年まで50年以上その地位にあった。ピアニストのアル
トュール・バルサム(1906-1994)はポーランド生まれ。ベルリン高等音楽院でア
ルトゥール・シュナーベル(1882-1951)に師事し、1930年にメンデルスゾーン賞
を得た。1932年にヴァイオリンのユーディ・メニューインとアメリカ公演を行
い、ナチの台頭でアメリカに移住した。バルサムは名伴奏者であると共にソリス
トとしても活躍。モーツァルトのピアノ曲全集、ハイドンのピアノ曲全集などを
残した。後年はイーストマン音楽院、ボストン大学、マンハッタン音楽院で指導
にあたり、エマヌエル・アックス、マレイ・ペライア等を輩出した。

33CDR-3492
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
アルマ・ローゼン=ヴィテク(ヴァイオリン)
アントン・ヴィテク(ヴァイオリン)
バイロイト祝祭劇場弦楽オーケストラ
日COLUMBIA J7435/6(英COLUMBIA 9681/2 と同一録音)
(1928年7月バイロイト祝祭劇場録音)
アントン・ヴィテク(1872-1933)はオーストリアのザーツ生まれ。プラハ音楽院
でアントニン・ベネヴィッツ(1833-1926)に師事した。ベネヴィッツの弟子には
フランツ・レハール(1870-1948)やヨセフ・スーク(1874-1935)等がいる。ヴィテ
クは1884年から1909年までベルリン・フィルのコンサート・マスターを務め、
1903年には夫人でピアニストのアヴィータ・ヴィテク、後にボストン交響楽団の
首席チェロ奏者になったジョセフ・マルキンとピアノ三重奏団を結成した。ウィ
テクはその後ボストンに移住し、1910年10月に当時の首席指揮者だったマックス
・フィドラー(1859-1939)の下でコンサート・マスターに就任した。1918年にオ
ーケストラを退団し、ソリスト、教師として活躍した。この録音は後妻のアル
マ・ローゼンとの共演である。1928年バイロイト祝祭劇場にて楽劇「トリスタン
とイゾルデ」(カール・エルメンドルフ指揮)の際に英コロンビアの録音スタッフ
によって録音されたもの。

78CDR-3493
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタト短調
ラッベ:アリア-シャッス-ミニュエット
アルフレッド・デュボワ(ヴァイオリン)
マルセル・マース(ピアノ)
日COLUMBIA JW26/7(ベルギーCOLUMBIA DFX198/9 と同一録音)
(1934年9月25日ベルギー録音)
アルフレッド・デュボワ(1898-1948)はアルテュール・グリュミオー(1921-1975)
の師として知られている。ブリュッセル音楽院出身のデュボワは卒業後ウジェー
ヌ・イザイ(1858-1931)にも師事し、1920年にヴュータン賞を得た。1927年に母
校のブリュッセル音楽院教授に就任し、一方ソリストとしても活躍した。ピアニ
スト、マルセル・マースとのデュオは評判をとった。このシリーズでデュオでは
フランク:ヴァイオリン・ソナタ(78CDR-3201)、バッハ:ヴァイオリン・ソナタ
第4番、第5番、第6番(78CDR-3451)が、協奏曲ではヴュータン:ヴァイオリン協奏
曲第5番(78CDR-3013)とモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第6番 K.268(78CDR-
3054)が出ている。この第4面に収録されたラッベ(1727-1803)はフランスの作曲
家でヴァイオリニスト。正確にはJoseph-Barnabe Saint-Sevin dit L'Abbe le
Fils と言い、忘れられた音楽家。

14-03 No.1

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33CDR-3484
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(1)
ソナタ第1番ト短調 BWV1001
パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
ソナタ第2番イ短調 BWV1003
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
米 VANGUARD BACH GUILD BG-627/8A
(1955年10月17-18日BWV1001、10月6-7日BWV1002、
1956年3月1日BWV1003ニューヨーク、30丁目コロンビア・スタジオ録音)
レコード史上に輝くシゲティのJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパル
ティータの全曲録音。ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はハンガリー生まれ。ブ
ダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1905年にベルリンで
大ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)に認められ、1917年から
24年スイスのジュネーヴ音楽院で教え、1940年にアメリカに移住した。この全曲
録音以前のSPレコード時代に、シゲティは無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
ト短調(78CDR-3225)と無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調(78CDR-3041)が
あった。

33CDR-3485
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(2)
パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
米 VANGUARD BACH GUILD BG628B/9
(1955年10月18-20日BWV1004、1956年2月9日&3月1日BWV1005、
1956年3月2日BWV1006、ニューヨーク、30丁目コロンビア・スタジオ録音)
レコード史上に輝くシゲティのJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパル
ティータの全曲録音。ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はハンガリー生まれ。ブ
ダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1905年にベルリンで
大ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)に認められ、1917年から
24年スイスのジュネーヴ音楽院で教え、1940年にアメリカに移住した。この全曲
録音以前のSPレコード時代に、シゲティは無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
ト短調(78CDR-3225)と無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調(78CDR-3041)が
あった。

78CDR-3486
ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
巌本真理(ヴァイオリン)
野邊地瓜丸(ピアノ)
日COLUMBIA G33/6
(1949年頃録音)
巌本真理(1926-1979)は東京生まれ。6歳からヴァイオリンを始め、優れた教師で
あった小野アンナ(1898-1979)に師事した。1937年12歳の時、第6回日本音楽コン
クールで第1位。1939年にデビュー・リサイタルを開いた。1946年から 5年間東
京音楽学校教授を務めた後1951年に渡米、ジュリアード音楽院でルイ・パーシン
ガー(1887-1967)、ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)に師事し、ニューヨークの
タウンホールでリサイタルを開いた。帰国後ソロ奏者として活躍する一方、1964
年に巌本真理弦楽四重奏団を結成し活躍した。ピアノの野邊地瓜丸(1910-1966)
(1954年に勝久に改名)は1925年15歳でパリに留学、エコル・ノルマルでラザール
・レヴィ(1882-1964)に師事し、アルフレッド・コルトー(1877-1963)にも多大な
影響を受けた。帰国後ソリストとして活躍、ショパンやフランスの作品を得意と
した。1950年代に巌本真理とのリサイタルを多く開いた。この録音は大戦後間も
なくの録音で、同時期に巌本真理はJ.S.バッハの「シャコンヌ」(78CDR-3200)も
録音していた。戦後の物資が不足していた時代のSPレコードで、雑音が著しく多
いが、この二人の名演は雑音を打ち破って聴き手を感動させる。

78CDR-3487
モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調 K.563
パスキエ弦楽三重奏団
ジャン・パスキエ(ヴァイオリン)
ピエール・パスキエ(ヴィオラ)
エティエンヌ・パスキエ(チェロ)
仏 PATHE PAT33/4, PAT40/42
(1935年6月26-27日パリ録音)
1927年パスキエ三兄弟によって結成された弦楽三重奏団。数多くのフランスの作
曲家がこの三重奏団のために作品を書いた。代表作はジャン・フランセ: 弦楽三
重奏曲(1934)、ボフスラフ・マルティヌー:弦楽三重奏曲(1935)、アンドレ・ジョ
リヴェ:弦楽三重奏曲(1938)、ダリユス・ミヨー:弦楽三重奏曲(1947)、フローラ
ン・シュミット:弦楽三重奏曲(1944)、ガブリエル・ピエルネ:弦楽三重奏曲
「ジャン=ピエール=エティエンヌ」がある。またマルグリット・ロンやジャン
=ピエール・ランパル等の著名なソリストと多く共演した。1974年に解散したが、
1970年にピエールの二人の息子ブルーノとレジ、チェロのロラン・ピドゥによっ
て新パスキエ三重奏団が出来た。この録音はSP時代に日本コロムビアから発売
されていて、名演と評価が高かった。

78CDR-3488
ドビュッシー:忘れられた小歌(ヴェルレーヌ詩)
やるせない夢ごこち
巷に雨の降るごとく
木陰にて
木馬

憂鬱
浅野千鶴子(ソプラノ)
野邊地瓜丸(ピアノ)
日本コロムビア B177/9(1950年録音)
COLUMBIA B177/9(Japan)(Recorded 1950)
浅野千鶴子(1904-1991)は東京音楽学校で永井郁子に師事し、ネトケ=レーヴェ、
長坂好子の指導も受けた。1927年在学中に師の永井郁子と二重唱で「庭の千草」
をニッポノフォン(日本コロムビアの前身)に録音した。1930年にデビュー、1937
年から4年間イタリアに留学した。イタリア歌曲を得意としたが、それ以上にフ
ランス歌曲を得意とし、東京音楽学校で教えるかたわらその普及に努めた。ピア
ニスト野邊地瓜丸(1910-1966)(1954年に勝久に改名)は1925年15歳でパリに留学、
エコル・ノルマルでラザール・レヴィ(1882-1964)に師事し、アルフレッド・コ
ルトー(1877-1963)にも多大な影響を受けた。帰国後ソリストとして活躍、ショ
パンやフランスの作品を得意とした。この当時フランス歌曲を原語で録音したこ
とは画期的なことだった。だが当時の日本のックラシック・ファンはジャーヌ・
バトリ(1877-1970)やクレール・クロワザ(1882-1946)、ニノン・ヴァラン(1886-
1961)のSPレコードでフランス歌曲に親しんでいた証拠と言える。このシリーズ
にあるクロワザ(78CDR-3341)、ヴァラン(78CDR-3299)と聴きくらべてほしい。
浅野千鶴子と野邊地瓜丸がいかに優れたフランス音楽の演奏者だったかがわかる。

14-02 No.1

2014年02月04日 20時03分43秒 | Weblog
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当シリーズは2009年より行なってまいりましたDSD録音マスターへの移行がほぼ
完了しましたので、これまで発売しました3000番台のタイトルすべてをDSDファ
イルで販売開始いたします。

販売メディア:USBフラッシュメモリー
(4GBを使用予定。1メモリーに1タイトルを収録。メモリーのメーカーの指定は
ご容赦下さい)
ファイル形式:DSDIFFまたはDSF(タイトルによってどちらかの形式になります)
付属品:DSDディスクに付属と同じフロント&バック・インレイ 各1枚
価格:1タイトル ¥2000

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昨年よりメーカー数社が、DSDダイレクト再生に対応したリーゾナブルなDACの
発売を開始しました。当店のお薦めはKORGのDS-DAC-10です。
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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2014年2月新譜 5点発売★
発売予定:2014年2月下旬 価格:各1枚 ¥1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

33CDR-3479
ベートーヴェンのロマンス - 巌本真理
(1)ロマンスヘ長調作品50(ベートーヴェン)
(2)ロマンスト長調作品40(ベートーヴェン)
(3)思い出(ドルドラ)
(4)ラールゴ(ヘンデル)
巌本真理(ヴァイオリン)
MARI IWAMOTO(violin)
上田 仁指揮東京交響楽団 (1)-(2)
鷲見五郎(ピアノ)(3)(エレクトーン)(4)
(1960年頃録音/Recorded circa 1960)
貴重な巌本真理のステレオ録音集。巌本真理(1926-1979)は東京生まれ。6歳から
ヴァイオリンを始め、優れた教師であった小野アンナ(1898-1979)に師事した。
1937年12歳の時、第6回日本音楽コンクールで第1位。1939年にデビューリサイタ
ルを開いた。1946年から5年間東京音楽学校(現東京芸術大学音楽学部)の教授を
務めた後1951年に渡米、ジュリアード音楽院でルイ・パーシンガー(1887-1967)、
ジョルジュ・エネスコに師事し、ニューヨークのタウンホールでリサイタルを開
いた。1952年に帰国後、ソロ奏者として精力的に活躍する一方、1964年から巌本
真理弦楽四重奏団を結成して活躍した。この録音は日本国内で始まったステレオ
録音の最初期のもので、ほんとんど忘れられてしまっていたものを掘り出した。「G線上のアリア-巌本真理」(33CDR-3469)と「アヴェ・マリア-巌本真理」(33CDR-3470)がこのシリーズで出ている。

33CDR-3480
ストラヴィンスキー:兵士の物語(C. F. ラミューズ詞)
ミシェル・オークレール(兵士)
マルセル・エラン(悪魔)
ジャン・マルシャ(語り手)
フェルナン・ウーブラドゥ指揮 器楽合奏団
ピエール・ルフェーヴル(クラリネット)、ポール・オンニュ(ファゴット)、
ロジェ・デルモット(コルネット)、マルセル・ガリエグ(トロンボーン)、
ルネ・アニコ(太鼓)、ジョルジュ・アレ(ヴァイオリン)
米 VOX PL7960(仏 PATHE 33 DTX 124 と同一録音)
(1952年6月30日-7月1日パリ、シャンゼリゼ劇場録音)
1953年フランス・ディスク大賞受賞盤。朗読入りの初レコードとして登場したこ
の盤は、3人の人気俳優を起用している。兵士役のミシェル・オークレール
(1922-1988)はジャン・コクトーの映画「美女と野獣」で兄役、「海の牙」「情
婦マノン」で知られた名優。悪魔役のマルセル・エラン(1879-1953)は映画「悪
魔が夜来る」で悪魔役を演じた。この録音当時73歳で、翌年没した。語り手の
ジャン・マルシャ(1902-1966)もフランス演劇界の重鎮で、映画でもドランノワ
の「ボンカラル」や「曳船」で知られていた。指揮者のフェルナン・ウーブラ
ドゥ(1903-1986)はパリ音楽院に1916年から1923年の間に在籍、ソルフェージュ、
ピアノ、指揮法、バスーンを学び、1922年にバスーンで一等賞を得た。パリ音楽
院管弦楽団、パリ・オペラ座管弦楽団の首席奏者を務めた後1939年にフェルナン
・ウーブラドゥ室内管弦楽団を設立した。モーツァルトのバスーン協奏曲K.191
のSP録音もあった。1932年録音のストラヴィンスキー指揮による「兵士の物語」
(七重奏曲版)もこのシリーズ(78CDR-3278)で出ている。聴き較べも楽しい。

78CDR-3481
「ラ・フォリア」&「悪魔のトリル」- メニューイン・リサイタル
コレッリ:ラ・フォリア
タルティーニ(クライスラー編):ヴァイオリン・ソナタ「悪魔のトリル」
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ- カプリース作品6
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フーベルト・ギーセン(ピアノ)
アルトゥール・バルサム(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB1786/7
(1930年12月11日録音、1932年5月20日録音、1932年7月17日録音)
ユーディ・メニューイン(1916-1999)はニューヨーク生まれ、サンフランシスコ
に移り3歳からヴァイオリンを始め、シグムンド・アンカー、ルイ・パーシンガ
ー(1877-1966)に師事した。1926年6歳の時アルフレッド・ヘルツ(1872-1942)指
揮サンフランシスコ交響楽団とラロのスペイン交響曲でデビュー、神童として
評判を呼んだ。その後パリでジュルジュ・エネスコ(1881-1955)、ベルリンでア
ドルフ・ブッシュ(1891-1952)の手ほどきを受けた。1928年には12歳で初レコー
ド録音を行った。ここに収録された演奏は14歳から16歳の録音で初々しい演奏が
特長。「ラ・フォリア」は師のエネスコの演奏(78CDR-3088)と是非聴き較べをさ
れたい。メニューインの天才ぶりが聴きとれる。

78CDR-3482
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲変ホ長調作品127
ブッシュ弦楽四重奏団
アドルフ・ブッシュ(第1ヴァイオリン)
ゲスタ・アンドレアソン(第2ヴァイオリン)
カール・ドクトル(ヴィオラ)
ヘルマン・ブッシュ(チェロ)
米 VICTOR 15092/6(U.S.)(英 HMV BD3044/8 と同一録音)
(1936年10月16日-17日&11月2日ロンドン録音)
ブッシュ弦楽四重奏団は1919年にアドルフ・ブッシュ(1891-1952)によって組織
された。当時ブッシュはベルリン高等音楽院教授の地位にあった。ブッシュ四重
奏団は何回かのメンバー交代があったが、1930年にこのメンバーになり、1939年
にアメリカに移住した後も同じメンバーで活躍した。ブッシュ弦楽四重奏団の
ベートーヴェン四重奏曲はこのシリーズで第7番「ラズモフスキー第1番」
(78CDR-3287)、第15番(78CDR-3362)、第16番(78CDR-3195)が出ている。

78CDR-3483 ※機械式録音盤(電気式録音以前)の復刻音源
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
ブルーノ・ザイトラー=ヴィンクラー指揮
ベルリン新交響楽団
独 POLYDOR 69638/41
(1923年春ベルリン録音)
電気を使用しない機械式録音時代最後期の録音。指揮者のブルーノ・ザイトラー
=ヴィンクラー(1880-1960)はベルリン生まれ、ピアノの神童と言われた。1907
年にポリドールに入社、録音プロデューサーに加えて作曲、編曲、オーケストラ
指揮、ピアノ伴奏のすべてをこなした多才な音楽家。この「運命」交響曲や交響
曲第9番「合唱」を機械式録音時代にプロデューサー自らが指揮をしてレコード
を残した。1935年にエレクトーラ社に移り、指揮者、ピアニスト、プロデュサー
として多くの名演を残している。その中で1937年に録音されたモーツァルト:
歌劇「魔笛」の世界初録音では指揮者のトーマス・ビーチャムを補佐し、ビー
チャムがイギリス本国に帰国中に指揮棒をとって一部録音したと伝えられる。
またこのシリーズにあるジネット・ヌヴーの1938年録音の小品集(78CDR-3148)
ではピアニストも務めている。この今から約90年前のドイツでのベートーヴェン
演奏の響きに耳を傾けていただきたい。

14-01 No.1

2014年01月05日 18時56分49秒 | Weblog
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78CDR-3474
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
ウィレム・メンゲルベルグ指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
独 TELEFUNKEN SK 2424/8
(1937年12月22-23日アムステルダム、コンセルトヘボウ録音)
ウィレム・メンゲルベルグ(1871-1951)はオランダの大指揮者。1895年、24歳
でアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任した。さら
に1921年〜30年にはニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団の首席指揮者
を兼任、レコード録音は機械式録音時代と電気録音初期は米ヴィクター、電気
初期のコンセルトヘボウとの録音は英コロンビアと独オデオンに、電気録音の
完成期には独テレフンケンに行った。またコンセルトヘボウとのライヴ放送録
音はLP時代になってフィリップスから発売された。この「田園」はテレフン
ケンへの録音で、生々しい演奏が録られているが残念なことにはハム音が入っ
ていること。ハム音を除去すると演奏の迫力が半減してしまうため、ここでは
電気処理をしていない。メンゲルベルグの「運命」(78CDR-3370)もこのシリー
ズで出ている。

78CDR-3475
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV 1004
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
英 HIS MASTER'S VOICE DB2287/90
(1934年5月23日パリ、アルベール・スタジオ録音)
ユーディ・メニューイン(1916-1999)はニューヨーク生まれ。4歳からヴァイオ
リンの手ほどきを受け、7歳でサンフランシスコ交響楽団との共演でデビュー
した。その後パリでジョルジュ・エネスコ(1881-1955)、ベルリンでアドルフ
・ブッシュ(1891-1952)に師事した。これはメニューインが18歳のパリ録音で、
師のエネスコの指導が反映している見事な演奏。後年の演奏には見られない輝
きと、18歳とは思えない深い思慮が感じられる。このシリーズでは他に13歳の
時の録音である「無伴奏ソナタ第3番ハ長調 BWV1005」(78CDR-3227)が出ている。

78CDR-3476
モーツアルト:弦楽五重奏曲第3番ハ長調 K.515
プロ・アルト弦楽四重奏団
アルフォンス・オンヌー(第1ヴァイオリン)
ローラン・アルー(第2ヴァイオリン)
ジェルマン・プレヴォ(ヴィオラ)
ロベール・マース(チェロ)
アルフレッド・ホブデイ(第2ヴィオラ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB7808/11(DB2383/6 と同一録音)
(1934年11月3日ロンドン、アビー・ロードEMI 第3スタジオ録音)
プロ・アルト弦楽四重奏団は1912年アルフォンス・オンヌーをリーダーにベル
ギーのブリュッセルで結成された。1926年アメリカに初公演、ワシントンの国
会図書館ホールの開館式で演奏した。1932年にベルギーの宮廷四重奏団の称号
を得た。1941年にアメリカのウィスコンシン大学からの要請で各メンバーが教
授に就任。1944年にコーリッシュ弦楽四重奏団が解散したとき、リーダーだっ
たルドルフ・コーリッシュ(1896-1978)がプロ・アルトの第1ヴァイオリンに就
任した。プロ・アルト弦楽四重奏団はこのシリーズでモーツァルト弦楽五重奏
曲第4番ト短調 K.516(78CDR-3251)が出ている。

33CDR-3477
ショーソン:詩曲作品25
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
ウジェーヌ・ビゴー指揮
ラムルー管弦楽団
フォーレ:ピアノと管弦楽のためのバラード作品19
ギャビー・カザドシュ(ピアノ)
マニュエル・ロザンタール指揮
ラムルー管弦楽団
米 VOX PL6450(Mono)
(1947年12月、1947年10月29日パリ、サル・プレイエル録音)
ジャック・ティボー(1880-1953)は20世紀フランス最高のヴァイオリニスト。
ボルドー出身で1893年からパリ音楽院でマルタン・マルシック(1848-1924)教
授に師事し1896年16歳で一等賞を得た。生活のためにカフェのコンセール・ル
ージュで弾いていたところを指揮者のエドゥアール・コロンヌ(1838-1910)に
見いだされて楽員に採用された。その時ティボーの親友で後にパリ音楽院の教
授になったジュール・ブーシュリ(1877-1962)もコロンヌの楽員になった。
1905年にピアノのコルトー、チェロのカザルスとトリオを結成、1930年頃まで
活躍した。ティボーは1953年3 度目の来日のときエール・フランス機がアルプ
スの支峰スメ山に激突して死亡した。享年72歳。フォーレを弾くピアノのギャ
ビー・カザドシュ(1901-1999)はマルセイユ生まれ、旧姓ガブリエル・ロート。
パリ音楽院でルイ・ディエメール(1843-1919)とマルグリット・ロン(1874-1966)
に師事し16歳で一等賞を得た。1921年にロベール・カザドシュと結婚しデュオ
でも活躍した。この録音はSPレコード末期のもので、SPは盤質が粗悪なた
め、初期のLPから復刻した。ティボーの「詩曲」はエネスコの「詩曲」
(78CDR-3018)と比較して劣るように言われてきたが、今回の復刻で初めて真価
が問われるであろう。

33CDR-3478
シューマン:女の愛と生涯
メンデルスゾーン:歌曲集
「歌の翼に」「誰も知るまじ」「月」「新しき恋」
「そのかみ、かの人の眼差しより」「眠られぬ眼は輝きて」
「魔女の歌」「好きな場所」「挨拶」
エルナ・ベルガー(ソプラノ)
エルンスト=ギュンター・シェルァー(ピアノ)
ANGEL RECORDS HA-5098(Japan)(Matrix: 2XRA417/8)(Mono)
(Recorded September 18-21, 1956, Berlin-Zehlendorf)
エルナ・ベルガー(1900-1990)はドイツのコロラトゥーラ・ソプラノ。ドレス
デンに生まれ、5歳の頃には「魔弾の射手」(ウェーバー)のアリアを歌いこな
したという。17歳の時にエリーザベト・レートベルクのすすめで、ドレスデン
王立歌劇場の合唱団に入った。第1次世界大戦(1914-18)後に家族は南米パラグ
アイに移住したが、父親が死亡し、ウルグアイのモンテビデオで働きながらピ
アノと声楽をつづけた。1923年にドレスデンに戻り、銀行員をしながら声楽の
勉強をして、1925年にドレスデン国立歌劇場で「魔笛」(モーツァルト)の童子
役でデビューした。1929年から1933年にはバイロイト音楽祭に出演している。
その後ベルリン市立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、ザルツブルク音楽祭、コ
ヴェント・ガーデン歌劇場、メトロポリタン歌劇場に出演、1955年に引退表明、
1960年から1971年ハンブルク音楽大学で教鞭をとった。録音の数も多く、特に
1937年の「魔笛」の世界初の全曲録音(トーマス・ビーチャム指揮)の夜の女王
役で世界的に知られるようになった。1952年に来日し日本ビクターに録音を
行った。

13-12 No.1

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33CDR-3469
G線上のアリア-巌本真理
(1)カヴァティーナ(ラフ)
(2)G線上のアリア(J.S.バッハ=ヴィルヘルミ編)
(3)トロイメライ(シューマン)
(4)愛の悲しみ(クライスラー)
(5)ロンドンデリー・エア(民謡=クライスラー編)
(6)タイスの瞑想曲(マスネ)
(7)夢の後に(フォーレ)
(8)ト調のメヌエット(ベートーヴェン)
(9)ヴォカリーズ(ラフマニノフ)
(10)アヴェ・マリア(シューベルト=ヴィルヘルミ編)
巌本真理(ヴァイオリン)
鷲見五郎(ピアノ)
日TOSHIBA RECORDS JCO 1007(Mono)
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巌本真理(1926-1979)は東京生まれ、6歳からヴァイオリンを始め、優れた教師
であった小野アンナ(1898-1979)に師事した。1937年12歳の時、第6回日本音楽
コンクールで第1位。1939年にデビューリサイタルを開いた。1946年から5年間
東京音楽学校の教授を務めた後1951年に渡米、ジュリアード音楽院でルイス・
パーシンガー(1887-1967)、ジョルジュ・エネスコに師事し、ニューヨークのタ
ウンホールでリサイタルを開いた。翌年帰国後ソロ奏者として精力的に活躍す
る一方、1964年から巌本真理弦楽四重奏団を結成した活躍した。この録音は創
立間もない東芝電気のレコード部門で録音されたもので、忘れ去られていた
ヴァイオリン小品集、モノーラル録音ながら高音質でヴァイオリン音楽ファン
の必聴盤である。

33CDR-3470
アヴェ・マリア-巌本真理
(1)アヴェ・マリア(J.S.バッハ=グノー)
(2)シューベルトの子守歌(シューベルト=エルマン編)
(3)天使のセレナード(ブラガ)
(4)印度の歌(リムスキー=コルサコフ)
(5)ワルツ作品39(ブラームス)
(6)インディアン・ラメント(ドヴォルザーク=クライスラー編)
(7)愛の喜び(マルティーニ)
(8)エレジー(マスネ)
(9)愛の夢(リスト)
巌本真理(ヴァイオリン)
坪田昭三(ピアノ)
日TOSHIBA RECORDS JCO 1046(Mono)
(1960年頃録音)
巌本真理(1926-1979)は東京生まれ、6歳からヴァイオリンを始め、優れた教師
であった小野アンナ(1898-1979)に師事した。1937年12歳の時、第6回日本音楽
コンクールで第1位。1939年にデビューリサイタルを開いた。1946年から5年間
東京音楽学校の教授を務めた後1951年に渡米、ジュリアード音楽院でルイス・
パーシンガー(1887-1967)、ジョルジュ・エネスコに師事し、ニューヨークのタ
ウンホールでリサイタルを開いた。翌年帰国後ソロ奏者として精力的に活躍す
る一方、1964年から巌本真理弦楽四重奏団を結成した活躍した。この録音は創
立間もない東芝電気のレコード部門で録音されたもので、忘れ去られていた
ヴァイオリン小品集、モノーラル録音ながら高音質でヴァイオリン音楽ファン
の必聴盤である。

78CDR-3471
ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタ第8番ホ短調作品2-8
ドビュッシー:月の光(ローランス編)
メラルティン:エレジー
アレクサンドル・モギレフスキー(ヴァイオリン)
アレクシス・アバサ(ピアノ)
日COLUMBIA JW635/6(01-04), JW553(05-06)
(1939年頃東京録音)
アレクサンダー・モギレフスキー(1885-1953)はロシア(現ウクライナ)のオデッ
サ生まれ。7歳でヴァイオリンを始めロストフの音楽学校で学んだ後、モスクワ
でヤン・グルジマリに師事した。モスクワで弦楽四重奏団を組織したり、教員
生活を送った後、1922年にパリに移住、リュシアン・カペー(1873-1928)とも
親交をもち、ロシア系の豊麗な音色に加えてフランス風の洗練された独特の音
色を身につけた。1926年11月に初来日、1930年に再来日してから1953年亡くな
るまで、演奏家として、優れた教師として日本の音楽界に多大な貢献をした。

78CDR-3472
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108
ピツェティ:カント第2番
リリア・ダルボーレ(ヴァイオリン)
ゲザ・フリッド(ピアノ)
独 GRAMMOPHON LVM72053/4(78回転長時間レコードVG盤)
(1951年11月1日録音)
リリア・ダルボーレ(1914-?)はイタリア生まれの女性ヴァイリン奏者で、第2次
大戦中から大戦後にドイツで活躍したこと以外は詳細不明。このブラームスは
戦後の1951年、LP出現前夜にドイツ・グラモフォンが開発した78回転長時間レ
コードVG盤で発売されたもの。マスターはテープ録音と思われる。これ以前に
ドイツのポリドールにはドヴォルザークのソナチネから第2楽章(クライスラー
編曲のインディアン・ラメントとしても知られている)、ヴェラチーニのヴァイ
オリン・ソナタ第6番作品2-6 から第2楽章、フランクのヴァイオリン・ソナタ
(1942年録音)、グルックの妖精の踊り(以上3曲は78CDR-3473に収録)、モーツァ
ルトのヴァイオリン・ソナタハ長調 K.404、シューベルトのソナチネ第1番作品
137、シモネッティのマドリガルがあり、またライヴ録音のチェリビダッケ指揮
でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番 K.219もあった。

78CDR-3473
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調作品2-6より第2楽章
ドヴォルザーク:ヴァイオリンのためのソナチネ ト長調作品100より第2楽章
リリア・ダルボーレ(ヴァイオリン)
ヒューベルト・ギーゼン(ピアノ)
独POLYDOR 68002/5 & 67681
(1942年(01-08)、1941年(09&10)録音)
リリア・ダルボーレ(1914-?)はイタリア生まれの女性ヴァイリン奏者で、第2次
大戦中から大戦後にドイツで活躍したこと以外は詳細不明。ここに収録した以
外にドイツのポリドールにはグルックの妖精の踊り、モーツァルトのヴァイオ
リン・ソナタハ長調 K.404、シューベルトのソナチネ第1番作品137 、シモネッ
ティのマドリガルがあり、また戦後の1951年、LP出現前夜にドイツ・グラモ
フォンが開発した78回転長時間レコードVG盤で発売されたブラームスのヴァイ
オリン・ソナタ第3番(78CDR-3472)があった。またライヴ録音のチェリビダッケ
指揮でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番 K.219も出ていた。