クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

24-07 No.1

2024年07月01日 15時51分49秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2024年7月新譜 3点発売★
発売予定:2024年7月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

●今回はWESTERN ELECTRICが原盤作成時に試聴用として開発したWESTREX 10A
カートリッジの復製モデル「クラング・クンスト10A 」MC型カートリッジを
使用して、モノラルLPを再生しました。

33CDR-3947
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第6番変ホ長調 K.268(365b)
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
カール・ミュンヒンガー指揮
シュトゥットガルト室内管弦楽団
英DECCA LXT 5044(FFRR録音)
1954年10月14日-11月11日、スイス、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール録音
ヴァイオリン協奏曲第6番K.268(365b)はモーツァルトの死後8年目の1799年に
ヨハン・アントン・アンドレによって楽譜が出版された。モーツァルト時代に
ミュンヘンで活躍したヴァイオリニスト、ヨハン・フリートリッヒ・エックが
モーツァルトから手渡された楽譜にもとづいて自分で加筆し、さらにモーツァ
ルトの弟子のフランツ・ジェスマイアー(1766-1830)が加筆したという。ジェ
スマイヤーはモーツァルト最後の作品「レクイエム」を補筆完成させた人物。
学者間では第2楽章は疑わしいが、他の楽章はモーツァルトの作品であるとい
う説だったが、現在ではモーツァルトの作品表から除外されている。ジャック
・ティボーの(1880-1953)の快心の名演がSPレコード(復刻CDR:78CDR-3080)
にあったが、LP時代には録音はごく僅かだった。クリスチャン・フェラス
(1933-1982)はパリ音楽院出身。49歳の若さで他界したが、DECCA、EMI、
DEUTCHE GRAMMOPHONに大量の録音を残した。これは21歳のフェラスが取り組ん
だ最初期の録音。指揮者のカール・ミュンヒンガー(1915-1990)はドイツ生ま
れ。ヘルマン・アーベントロート(1883-1956)に師事し、シュトゥットガルト
室内管弦楽団を主宰した。
復刻にはWESTTREX 10Aカートリッジの復製モデル「クラング・クンスト10A]
をmono接続にし、コルグの[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

33CDR-3948
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団
米 RCA VICTOR LM 1760
1953年3月23日ボストン・シンフォニー・ホール録音
ナタン・ミルシテイン(1903-1952)はウクライナのオデッサ生まれ。11歳でペ
テルブルク音楽院に入学し、名ヴァイオリン教師レオポルド・アウアー(1845-
1930)に師事した。後にピアニストのホロヴィッツと知り合い一緒に演奏旅行
をしたこともあった。1929年にストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団
のソリストとしてアメリカ・デビュー。1942年にアメリカ市民権を得た。ミル
シテインは生涯に8回もチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をレコード録
音している。これはその2番目で50歳の時のもの。指揮者のシャルル・ミュン
シュ(1891-1968)はドイツのストラスブルク生まれ。ヴァイオリンを学び、
1926年にはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のヴァイオリン奏者に
なり、1932年まで楽長のフルトヴェングラーやワルターの下でコンサートマス
ターを務めた。1929年にパリで指揮者デビュー。1937年にはパリ音楽院管弦楽
団の指揮者になり1946年まで在任した。1949年にボストン交響楽団の常任指揮
者に就任、1962年までその地位にあった。1967年パリ管弦楽団が出来たとき、
初代の音楽監督に就任したが、同年アメリカを演奏旅行中に心臓発作で死去
した。享年77。
復刻にはWESTTREX 10Aカートリッジの復製モデル「クラング・クンスト10A]を
mono接続にし、コルグの[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

33CDR-3949
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調作品78
エルンスト・フォン・ドホナーニ(ピアノ)
アルバート・スポールディング(ヴァイオリン)
米REMINGTON R-199-84
1944年録音
ピアノのエルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960)はオーストリア=ハン
ガリー帝国のポジョニュ(スロヴァキア語名:ブラティスラヴァ)生まれ。ブダ
ペスト音楽アカデミーを卒業後、1897年オイゲン・ダルベルト(1864-1932)の
レッスンを受けてピアニストとしてデビューした。ヨアヒムの招きでベルリン
高等音楽院で教鞭をとった(1905-1915)。その後祖国に戻り、ブダペスト・フィ
ルハーモニー管弦楽団の音楽監督をつとめた。その後アメリカに渡り定住した。
ヴァイオリンのアルバート・スポールディング(1888-1955)はシカゴ生まれ。
1906年にパリでデビュー。1922年にパリ音楽院管弦楽団初のアメリカ人独奏者
に迎えられた。その1年後同音楽院の卒業審査員に選ばれた。スポールディン
グはエジソンの円筒式レコードの時代から小品の録音を始め、縦振動のダイア
モンド・ディスクにも録音を残した。1930年代にはRCA VICTOR社の専属だった。
LP時代に米REMINGTONにブラームスとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、
ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集などを録音していた。
復刻にはWESTTREX 10Aカートリッジの復製モデル「クラング・クンスト10A]を
mono接続にし、コルグの[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

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24-06 No.1

2024年06月05日 15時34分59秒 | Weblog
★これまでダイレクト・トランスファー・シリーズのDSDファイルのUSBメモリー
での販売も行ってまいりましたが、DSDファイルのダウンロード販売の環境も
整ってまいりましたので、USBメモリーでの販売は終了とさせていただきます。
ダウンロード販売は引き続き下記のサイトで行っておりますので、ご利用を
よろしくお願いいたします。
ダウンロード・販売サイト: https://shinshuu.com/dsda/

★You Tubeで一部タイトルが試聴できます。
https://www.youtube.com/channel/UCMZSL60J-WC_7wzpo4_2EXg/

★送料サービスのご案内
ダイレクト・トランスファー・シリーズは、代金を当店口座にお振込みいただ
ける場合は、送料サービスで発送させていただきます。

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2024年6月新譜 3点発売★
発売予定:2024年6月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3944
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス-スペイン古謡集
(1)うぐいす-カタロニア 古謡
DA1970A
(2)アメリアの遺言-カタロニア 古謡
DA1970B
(3)(a)さようなら、わたしのいい人
-(b)かあさんは私を嫁にやろうとして
ガリシア 古謡 (3:04)
DA1971A
(4)峠をめざして-アストゥリアス 古謡
DA1971B
(5)わたしの心はここにある
カスティーリャのファンダンゴ
DA1972A
(6)(a)泣いていたあの娘
-(b)羊飼いは行ってしまった
カスティーリャ 民謡
DA1972B
(7)(a)ベツレヘムの鐘 Campanas de Belen -
(b)私が歌うハエンの調べ
DA1973A
(8)すぐにおやすみ-ムルシア 古謡
DA1973B
(9)歌の文句が知りたいならば
グラナダの歌
DA1974A
(10)嘆きぶし-アンダルシア 古謡
DA1974B
(11)(a)麦打ち歌
-(b)パルデモーサのバラード
マジョルカ 古謡
DA1975A
(12)(a)わたしのもの-(b)いいなずけ
バスク地方の古謡
DA1975B
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
レナータ・タラーゴ(ギター)
ガルシア・タラーゴ(編曲)
英 HIS MASTER'S VOICE DB 1970/1975
1950年9月12-15日ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ録音
HIS MASTER'S VOICE D1970/1975
Recorded 12-15 September 1950, EMI Studio No.3,Abbey Road, London
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(1923-2005)はスペインのバルセロナ生まれ。
幼少時からギターと声楽を習い、長じてリセウ高等音楽院に進みピアノと声楽
を学んだ。1944年にバルセロナでリサイタルを開いてプロ・デビューした。そ
の後1947年ジュネーヴ国際音楽コンクールで優勝。1949年にはパリ・オペラ座、
1950年にはザルツブルク音楽祭、コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラハ
ウス、ミラノ・スカラ座でデビュー。この録音は彼女の最初期のもの。その後
EMIにオペラの全曲録音を20作以上残した。ギターのレナータ・タラーゴ(1927
-2005)はバルセロナ生まれの女流奏者。父親からギターの手ほどきを受け、14
歳で最初の演奏会を開き、17歳でバルセロナ音楽院の助教授に就任した。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの[スピリッツSP78rpm](3mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]
DSD録音機を使用した。

78CDR-3945
ストラヴィンスキー:カプリッチョ(ピアノと管弦楽のための)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(ピアノ)
エルネスト・アンセルメ指揮
ストララム管弦楽団
仏 COLUMBIA LFX 81/3
1930年5月8-10日パリ録音
この曲は作曲者ストラヴィンスキーがピアニストとしての力量を示すために作
曲された。1928年から29年にかけて南フランスで書かれ、初演は1929年末にパ
リのプレイエル音楽堂で、作曲者自身のピアノ、エルネスト・アンセルメ指揮
パリ交響楽団によって行われた。エルネスト・アンセルメ(1883-1969)はスイ
ス生まれ。1910年モントルーで指揮者デビュー。間もなくモントルーのカフェ
でストラヴィンスキーと運命的な出会いをし交友を深めた。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの[スピリッツSP78rpm](3mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]
DSD録音機を使用した。

78CDR-3946
シューマン:交響曲第4番ニ短調作品120
ハンス・プフィツナー指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
日POLYDOR 40141/4A (独 POLYDOR 66410/3と同一録音)
1926年ベルリン録音
ハンス・プフィッツナー(1869-1949)はドイツ後期ロマン派の作曲家。ドイツ人
の両親のもとにロシアで生まれ、幼少時にドイツに移住し指揮者としての地位
を固めた後、徐々に作曲活動を活発化させていった。レコード録音は機械式録
音(1925年以前)の後期から電気録音の初期の時代にベルリン国立歌劇場管弦楽
団を指揮したものがドイツPOLYDORに残されているが、その後は作曲活動に専念
したためか録音はほとんど無い。この録音は米ブランズウィック社が開発した
「ライト・レイ」方式の電気録音。プフィッツナーは機械式録音時代の1923年
にベルリン・フィルを指揮してこの曲を録音していた(独POLYDOR 69625/7)。
この音楽家のお気に入り作品。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの[スピリッツSP78rpm](3mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]
DSD録音機を使用した。

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24-05 No.1

2024年05月01日 20時15分47秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2024年5月新譜 3点発売★
発売予定:2024年5月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3941
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調作品104
ガスパール・カサド(チェロ)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
日TELEFUNKEN 13622/26(独TELEFUNKEN 1893/7 と同一録音)
1935年11月14日ベルリン録音
チェロのガスパール・カサド(1897-1966)はスペインのバルセロナ生まれ。7歳
でチェロを学び始めた。9歳でリサイタルを開いたとき、聴衆中に居たパブロ・
カザルス(1876-1973)に認められ、以来カザルスの薫陶を得た。バルセロナでは
街をあげて、カサド少年がパリのカザルスのもとで音楽修行を続けられるよう
奨学金を集めた。職業演奏家としての活動は第一次世界大戦(1914-1918)中に始
め、欧米各地で演奏活動やレコード録音活動を繰り広げた。1959年に日本人ピ
アニストの原智恵子(1914-2001)と結婚した。指揮者のハンス・シュミット=
イッセルシュテット(1900-1973)はベルリン生まれのドイツの名指揮者。第2次
世界大戦中も非ナチス党員をつらぬいた。当シリーズではヴァイオリニストの
ゲオルク・クーレンカンプとのシューマン:ヴァイオリン協奏曲(1932年録音)
(78CDR-3923)が出ていた。大戦後のLP時代にDECCA, PHILIPS, Deutsche
Grammophon, TELEFUNKEN に多くの名録音を残している。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD
録音機を使用した。

78CDR-3942
ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調作品24
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
加 VICTOR 18524/6 (米VICOTR 18521/3と同一録音)
1941年2月20日ニューヨーク、VICTORスタジオ2 録音
クラウディオ・アラウ(1903-1991)は南米チリ生まれ。5歳でリサイタルを開き、
8歳の時にチリ政府の奨学金を得てドイツに留学、ベルリンのシュテルン音楽院
でリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼ(1853-1918)に師事した。
1914年ベルリンでデビュー、以降ヨーロッパで名声を確立。1927年にジュネー
ブ国際音楽コンクールに第1位入賞。1935年からはベルリンでバッハとモーツァ
ルトの全クラヴィーア曲の連続演奏会を開いた。またベートーヴェンやウェー
バー、シューベルトのピアノ・ソナタの連続演奏会も開いた。1941年カーネギ
ー・ホールにデビューし、翌年から本拠地をアメリカに移した。第二次大戦後
は南北アメリカ、東西ヨーロッパなど世界的に活躍し、レコード録音もRCA
VICTOR,CBS COLUMBIA, EMI, PHILIPS に多く残した。この録音はアメリカ・デ
ビュー時にニューヨークで行われたもの。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD
録音機を使用した。

78CDR-3943
ストラヴィンキー:ピアノと管楽器のための協奏曲ニ長調(1923/4)
スリマ・ストラヴィンキー(ピアノ)
フェルナン・ウーブラドゥ指揮
パリ管楽器協会管弦楽団
仏 DISQUES "GRAMOPHONE" DB 11.105/6
1943年11月17日パリ、アルベール・スタジオ録音
ピアノのスリマ・ストラヴィンスキー(1910-1994)は作曲家イーゴリ・ストラ
ヴィンスキーの次男で、父親が「火の鳥」を発表した1910年にローザンヌで生
まれた。スリマはパリ音楽院でピアノをイシドール・フィリップ(1863-1958)、
作曲をナディア・ブーランジェ(1887-1979)に師事した。1934年にパリでデビュ
ーし、父親の作品を共に演奏・録音した。1939年父親はアメリカに亡命したが、
スリマはフランス陸軍に籍を置いていた。1948年父の招きで渡米し、以降アメ
リカで活動した。1950年から1978年までイリノイ大学でピアノを教えた。スリ
マの作品は父の没後に出版された。大部分はピアノ曲で演奏会用の作品の他に
教育用作品があった。レコード録音は父のピアノ曲がこの他にもあった。指揮
者のフェルナン・ウーブラドゥ(1903-1986)はパリ生まれ。パリ音楽院出身。
パリ音楽院管弦楽団、パリ・オペラ座管弦楽団の首席ファゴット奏者を勤めた
後、1939年フェルナン・ウーブラドゥ室内管弦楽団を立ち上げ演奏会やレコー
ド録音で活躍した。1941年から母校パリ音楽院教授をつとめた。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD
録音機を使用した。

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24-04 No.1

2024年04月01日 19時44分49秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2024年4月新譜 3点発売★
発売予定:2024年4月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3938
関屋敏子名唱集(2)
埴生の宿(ホーム・スイート・ホーム)
ソルヴェイグの歌(二見孝平訳詩 グリーグ作曲)
アイ・アイ・アイ(フレイレ作曲)
オー・ソレ・ミオ(私の太陽)(伊庭 孝訳詩 ディ・カプア作曲)
ブラームスの子守歌(堀内敬三訳詩 ブラームス作曲)
ドリゴのセレナード(堀内敬三訳詩 ドリゴ作曲)(3:40)
関屋敏子(ソプラノ)
ピアノ伴奏:デイヴィス
日本ビクター管弦楽団
(1930年頃録音)
日VICTOR 13046 1930年1月発売(25cm盤)
日VICTOR 13074 1930年7月発売(25cm盤)
日VICTOR 13076 1930年9月発売(25cm盤)
日VICTOR 13089 1930年11月発売(25cm盤)
関屋敏子(1903-1941)20世紀前半を代表する日本のソプラノ。東京・小石川生ま
れ。東京音楽学校(現東京芸術大学音楽学部)中退。1926年にデビュー後イタリ
アに留学し、ボローニャ大学で学んだ。その後スカラ座のオーディションに合
格しヨーロッパ各地で活躍した。第1集(78CDR-3929)ではイタリア、アメリカで
の海外録音を紹介したが、ここでは日本ビクターに吹き込んだ作品を集めた。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD
録音機を使用した。

78CDR-3939
シューマン:交響曲第4番ニ短調作品120
ブルーノ・ワルター指揮
ロンドン交響楽団
英 HMV DB3793/5
1939年4月26日ロンドン録音
ブルーノ・ワルター(1876-1962)はドイツ生まれ。ベルリンのシュテルン音楽院
を卒業後にピアニストとしてデビュー、後に指揮者に転向した。1894年ハンブ
ルク歌劇場の指揮者だった時、音楽監督のグスタフ・マーラー(1860-1911)と出
会い交友を深めた。その後ウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ベル
リン市立歌劇場、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団などの楽長、音楽
監督を歴任。またウィーン・フィルやベルリン・フィルを指揮した。1938年オ
ーストリアがナチスに併合されると、迫害を避けてフランス、イギリスを経由
してアメリカに逃れた。この録音はその途中に立ち寄ったロンドンでの録音。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD
録音機を使用した。

78CDR-3940
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調作品57「熱情]
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
独 POLYDOR 66033/5
1926年ベルリン録音
ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)はドイツのピアニスト。これは電気録音
(1925-)の最初期に録音されたもの。おそらく米ブランズウィック社が開発した
ライト・レイ方式電気録音と聴こえる。ケンプはモノLP、ステレオLPにベ
ートーヴェンのソナタ全曲録音を残している。ケンプは1936年(昭和11年)にド
イツ文化使節団の一人として初来日、以降1979年までに合計10回日本を訪れて、
日本のクラシック音楽の発展に寄与した。1970年にはベートーヴェン生誕200年
記念で来日し、ピアノ・ソナタ全曲演奏会を開いた。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD
録音機を使用した。

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24-03 No.1

2024年03月01日 13時46分59秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2024年3月新譜 3点発売★
発売予定:2024年3月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3935
ショパン:ワルツ集(第1-14番)
アルフレッド・コルトー(ピアノ)(ピアノ:Steinway)
仏 DISQUE GRAMOPHONE DA4982/84(25cm盤), W1603/05(30cm盤)
1943年5月24日パリ録音
コルトー2回目のショパン:ワルツ集。第1回は1934年録音(78CDR-3072)。アルフ
レッド・コルトー(1877-1962)は1892年パリ音楽院のルイ・ディエメール(1843-
1919)のクラスに入り、1896年一等賞て卒業した。1905年にヴァイオリンのジャッ
ク・ティボー(1880-1953)、チェロのパブロ・カザルス(1876-1973)とピアノ・
トリオを結成した。1917年にパリ音楽院教授に任命され、1919年パリにエコー
ル・ノルマル音楽学校を設立した。この録音はコルトー66歳の時にパリで行わ
れた。1934年の第1回録音では、プレイエル社のピアノを弾いていたが、ここで
はスタインウェイ社のピアノを弾いている。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD
録音機を使用した。

78CDR-3936
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調作品18
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
アルパード・シャーンドル(ピアノ)
日VICTOR JI-22/25A (米VICTOR 7894/7Sと同一録音)
1934年2月6日 ニュージャージー、カムデン、RCAスタジオ録音
オリジナルSP盤の面と面の間は編集していません。レコードに入っているま
まです。曲はリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)が1887年から1888年にかけ
て作曲した唯一のヴァイオリン・ソナタ。ヴァイオリンのヤッシャ・ハイフェッ
ツ(1901-1987)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニスト。ペテルブルグ音
楽院でレオポルド・アウアー(1845-1939)に師事し、10歳でデビューした。1917
年16歳の時にロシア革命を逃れ一家はシベリア経由でアメリカに移住した。そ
の途中日本に立ち寄ったと伝えられる。移住後、少年ハイフェッツは一流ヴァ
イオリニストトして待遇された。その後青年期、壮年期から引退するまで世界
最高のヴァイオリニストとして崇められた。ピアノのアルパード・シャーンド
ル(1896-1972)はブダペスト生まれ。ブダペスト音楽院でバルトークやコダーイ
に師事した。1933年にアメリカに渡り、1943年に市民権を得た。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD
録音機を使用した。

78CDR-3937
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番変イ長調作品26「葬送」
レオニード・クロイツァー(ピアノ)
日COLUMBIA JW 93/4
1937年6月頃、東京録音
レオニード・クロイツァー(1884-1953)はドイツと日本で活躍したロシア生まれ
のピアニストで指揮者。両親はユダヤ系ドイツ人。サンクトペテルブルク音楽
院でアンナ・エシポワにピアノを、アレクサンドル・グラズノフに作曲を学ん
だ。1906年ライプツィヒに移住、アルトゥール・ニキシュに指揮法を学んだ。
1922年から1933年までベルリン音楽大学教授。1931年初来日。1933年再来日。
近衛秀麿の要請で帰国せず、1937年から亡くなるまで東京音楽学校(現東京芸
術大学音楽学部)教授をつとめた。1942年ナチス・ドイツの欠席裁判によって
ドイツ国籍を剥奪され無国籍となった。1953年10月28日リサイタル中に心筋梗
塞を起こし2日後に死去した。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD
録音機を使用した。

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24-02 No.1

2024年02月02日 14時45分29秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2024年2月新譜 3点発売★
発売予定:2024年2月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3932
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」
シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)
リリー・クラウス(ピアノ)
日COLUMBIA JW100/104
1936年12月4日&7日、1937年4月27日、ロンドン録音
ヴァイリンのシモン・ゴールドベルク(1909-1993)はポーランド生まれ。8歳の
時ベルリンで名教師カール・フレッシュ(1873-1944)に師事し、12歳でワルシャ
ワでデビューした。1916年16歳でドレスデン・フルハーモニーのコンサートマ
スターに任命され、1929年20歳の時フルトヴェングラー(1886-1954)の招きでベ
ルリン・フィルハーモニーのコンサートマスターに就任した。1934年政権を得
たナチスによってその地位を追われ、ニューヨークでデビュー、戦後アメリカ
国籍を得て演奏活動と後進の指導を行った。1990年から没年まで新日本フィル
ハーモニーの指揮者をつとめ、富山県の立山のホテルで死去した。ピアノのリ
リー・クラウス(1903-1986)はハンガリー生まれ、ブダペスト音楽院でゾルター
ン・コダーイ(1882-1951)の薫陶を得た。1942年シモン・ゴールドベルクと楽旅
中、ジャワ島で日本軍に捕らえられ、家族共々1945年まで抑留生活を送った。
戦後はイギリス国籍を取得し活発な演奏活動を行った。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]
DSD録音機を使用した。

78CDR-3933
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調作品38
ベアトリス・ハリソン(チェロ)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE D1380/82
1927年4月11日 ロンドン録音
ベアトリス・ハリソン(1892-1965)は20世紀前半に活躍したイギリスの女流チェ
ロ奏者。インド北西部のルーキーに生まれ、幼少期に一家はイギリスに戻り、
ロンドンの王立音楽院で学んだ。その後ベルリン高等音楽院に留学、1910年に
メンデルスゾーン賞を受賞、ベヒシュタイン・ホールでデビューした。師はフ
ーゴ・ベッカー(1863-1941)。ハリソンは1920年11月、HIS MASTER'S VOICEに
エルガーのチェロ協奏曲を作曲者の指揮で録音(HMVD1507/09)したのを皮切り
に、イギリスの作曲家、特にディーリアス(1862-1934)の作品の多くの初演を
行った。ピアノのジェラルド・ムーア(1899-1987)はイギリスのハートフォー
ド生まれ。名伴奏ピアニストとして多くの歌手や器楽奏者と共演した。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]
DSD録音機を使用した。

78CDR-3934
シューマン: 女の愛と生涯 作品42
(1)あの人に会ってから
(2)だれよりも素晴らしい彼
(3)わたしにはわからない
(4)指につけた指輪よ
(5)やさしい友よ、君の眼差しは
(6)いまあなたは最初の悲しみをわたしに与えた
エミー・ベッテンドルフ(ソプラノ)
フリーデル・ヴァイスマン(ピアノ)
日Parlophone E 10696/89(独 Parlophone P 9281/3と同一録音)
1926年12月13日&9月30日 ベルリン録音
(第5曲「友に手をかして」と第7曲「わたしの心に、わたしの胸に」は録音され
ていません)
エミー・ベッテンドルフ(1895-1963)はフランクフルト生まれのソプラノ。1909
年、14歳の時フランクフルト歌劇場でデビュー。1920年から1924年にベルリン
国立歌劇場、その後ベルリン・ドイツ・オペラに出演した。ドラマティック・
ソプラノでオペラだけではなく、あらゆるジャンルの声楽曲をこなし、生涯に
300枚に及ぶSPレコードをドイツのPARLOPHONEに録音した。舞台を引退後レコ
ード録音を続けると同時にベルリン音楽院で教鞭をとり、その後病気がちで68
歳で死去した。伴奏者のフリーデル・ヴァイスマン(1893-1984)は指揮者でピア
ニスト。1921年から1933年の間に、ドイツのPARLOPHONEとODEONレーベルに多数
の録音を残した。ラッパ吹き込み時代の1924年-25年にかけてベートーヴェンの
交響曲全曲の初録音をしている。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]
DSD録音機を使用した。

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24-01 No.1

2024年01月02日 19時28分54秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2024年1月新譜 3点発売★
発売予定:2024年1月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3929
「超人歌姫! 関屋敏子名唱集(1)」
見よ優しいひばりを(ビショプ)(英語歌唱)
セレナーデ(シューベルト-堀内敬三訳詩)
子守歌(シューベルト-内藤 濯訳詩
旅愁(オードウェイ作曲-犬童球渓訳詩)
故郷の廃家(ヘイズ作曲-犬童球渓訳詩)
庭の千草(アイルランド民謡)

関屋敏子(ソプラノ)
ナサニエル・シルクレット指揮
ヴィクター・サロン・オーケストラ
Nカルロ・サバイーノ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団
管弦楽伴奏
日VICTOR J1001 1932年2月4日ニューヨーク録音
日VICTOR 13233 1932年2月4日ニューヨーク録音
日VICTOR 4135 1929年10月ミラノ録音
日VICTOR 11384 1934年日本録音
関屋敏子(1903-1941)は20世紀前半を代表するソプラノ歌手。東京・小石川生ま
れ。東京音楽学校(現東京芸術大学音楽学部)中退。1928年にデビュー後イタリア
に留学し、ボローニャ大学で学んだ後スカラ座のオーディションに合格しヨー
ロッパ各地で活躍した。その経歴は近刊の「関屋敏子-日本唯一の超人歌姫の謎」
(江本弘志著)(文芸社)に詳しい。ここではポピュラーな曲を選んだが、関屋は
50枚以上のSPレコード録音があり、未復刻のものを含めて将来このシリーズ
で発売する予定。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD
録音機を使用した。

78CDR-3930
シューマン:子供の情景 作品15
マリラ・ジョナス(ピアノ)
米 COLUMBIA 72498/9C
1947年9月30日ニューヨーク録音
マリラ・ジョナス(1911-1959)はポーランドのワルシャワ生まれ。9歳の時ワル
シャワでデビューし、大ピアニスト、パデレフスキの弟子になった。1922年に国
際ショパン賞、翌23年にはウィーンでベートーヴェン賞を受賞、1926年からヨ
ーロッパ各地でリサイタルを開くようになった。しかし1939年にナチス・ドイツ
のポーランド侵攻によって、強制収容所に収監されたが、数週間後に演奏を聴
いたことがあるドイツの高官の手助けを得て脱走、数カ月かけてベルリンのブ
ラジル大使館まで約520キロメートルを徒歩で逃亡、リスボン経由でブラジルの
リオ・デジャネイロへ亡命した。しかし同郷のアルトゥール・ルービンシュタ
インが声をかけ、1946年2月25にニューヨークのカーネギー・ホールでアメリカ
・デビューして成功をおさめた。1946年にアメリカCOLUMBIAに録音を始めたが、
1959年に病気のため48歳で死去した。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD
録音機を使用した。

78CDR-3931 ※機械式録音(電気録音以前)の復刻音源
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 作品131
レナー弦楽四重奏団
イェノ・レナー(第1ヴァイオリン)
ヨーゼフ・スミロヴィッツ(第2ヴァイオリン)
シャーンドル・ロート(ヴィオラ)
イムレ・ハルトマン(チェロ)
英 COLUMBIA L1581/85
1924年2月11日、2月21日、2月22日&8月24日録音
レナー弦楽四重奏団は1918年にハンガリーのブダペストで結成された。メンバ
ー全員がブダペスト音楽院出身。リーダーのイェノ・レナー(1894-1948)、第2
ヴァイオリンのヨーゼフ・スミロヴィッツとヴィオラのシャーンドル・ロート
がイェノ・フバイ(1858-1937)の弟子、チェロのイムレ・ハルトマンがダヴィッ
ド・ホッパー(1843-1913)に師事した。4人はブダペスト・オペラの楽員だった
が、1918年のハンガリー革命を機に弦楽四重奏団を結成した。2年に渡って田舎
の村にこもって練習を積んだ後、1920年にウィーンでデビューした。そこに居
合わせた作曲家のラヴェル(1875-1937)が演奏に感動し、彼らをパリに招いた。
公演はセンセーショナルな成功を収め、その後1922年にロンドンにデビューし
た。この録音はレナー弦楽四重奏団初のベートーヴェン録音。9年後の1933年
には電気録音で再録音している。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD
録音機を使用した。

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23-12 No.1

2023年12月02日 14時28分00秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2023年12月新譜 3点発売★
発売予定:2023年12月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3926
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
ジョン・バルビローリ指揮
管弦楽団
英HIS MASTER'S VOICE DB2681/4
1935年6月6日ロンドン、アビー・ロード EMI第1スタジオ録音
エトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイス生まれのピアニスト、指揮者、
教育者。ベルリンでリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼ(1853-
1918)に師事し、1933年にEMIのアーティストになりJ.S.バッハの「平均律クラ
ヴィーア曲集」全曲(78CDR-1142/6)の世界初録音を行った。ジョン・バルビロ
ーリ(1899-1970)はロンドン生まれ。最初チェロ奏者(78CDR-3443 J.S.バッハ:
チェロ・ソナタBWV.1027、1929年録音)として音楽活動を始め、1925年室内管
弦楽団を組織して指揮者にに転向。1936年ニューヨーク・フィルハーモニーの
首席指揮者になり1943年までつとめた。1943年からイギリスのハレ管弦楽団の
音楽監督を1958年までつとめ、その後ヒューストン交響楽団の常任指揮者(1961
-1967)もつとめた。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3927
サン= サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 作品33
ピエール・フルニエ(チェロ)
ワルター・ジュスキント指揮
フィルハーモニア管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB 6602/03
1947年9月29&30日ロンドン、アビーロード EMI第1スタジオ録音
ピエール・フルニエ(1906-1986)はパリ生まれ。最初ピアノを学んだが6歳の時
小児麻痺による右足障害のためにチェロに転向した。1923年パリ音楽院一等賞
を得て楽壇にデビュー、ヴァイオリンのガブリエル・ブイヨン、ピアノのヴラ
ド・ペルルミュテールとのトリオで注目された。1937年エコール・ノルマル教
授、1941年から49年までパリ音楽院教授をつとめた。1942年ヴァイオリンのシ
ゲティ、ピアノのシュナーベルとのピアノ・トリオ、ヴィオラのプリムローズ
を加えての四重奏で活躍、さらに1945年にはヴァイオリンのティボー、ピアノ
のコルトーと演奏活動をした。指揮者のワルター・ジュスキント(1913-1980)
はプラハ生まれ。1934年にプラハのドイツ歌劇場でセルのアシスタントとして
活躍、1938年にナチスの迫害をのがれてイギリスに移住。以降スコットランド
管弦楽団、メルボルン交響楽団、トロント交響楽団、セントルイス交響楽団、
シンシナティ交響楽団の指揮者を歴任した。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3928
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲ニ長調(1945-6)
レオン・グーセンス(オーボエ)
アルチェオ・ガリエラ指揮
フィルハーモニア管弦楽団
英 COLUMBIA DX 1444/6
1947年9月15&23日ロンドン、アビー・ロード EMI第1スタジオ録音
レオン・グーセンス(1897-1988)は20世紀前半を代表するイギリスの優れたオー
ボエ奏者。指揮者のアルチェオ・ガリエラ(1910-1996)はミラノ生まれのイオタ
リアの指揮者。パルマ音楽院の教授だった父親から音楽の手ほどきを受けた後、
生地のミラノ音楽院でピアノ、オルガン、作曲を学んだ。1932年から母校で教
鞭をとっていたが、1941年に指揮者に転向し、ローマ聖チェチーリア音楽院管
弦楽団を指揮してデビューした。第二次世界大戦中にスイスに亡命し、1945年
にルツェルン音楽祭に出演した。以降レコード録音を含め活躍した。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

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23-11 No.1

2023年11月01日 16時28分56秒 | Weblog
★これまでダイレクト・トランスファー・シリーズのDSDファイルのUSBメモリー
での販売も行ってまいりましたが、DSDファイルのダウンロード販売の環境も
整ってまいりましたので、USBメモリーでの販売は終了とさせていただきます。
ダウンロード販売は引き続き下記のサイトで行っておりますので、ご利用を
よろしくお願いいたします。
ダウンロード・販売サイト: https://shinshuu.com/dsda/

★You Tubeで一部タイトルが試聴できます。
https://www.youtube.com/channel/UCMZSL60J-WC_7wzpo4_2EXg/

★送料サービスのご案内
ダイレクト・トランスファー・シリーズは、代金を当店口座にお振込みいただ
ける場合は、送料サービスで発送させていただきます。

===================================

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2023年11月新譜 3点発売★
発売予定:2023年11月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3923
シューマン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006 より
ガヴォットとロンド
ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
日TELEFUNKEN 23653/6(独TELEFUNKEN 2395/8 と同一録音)
1937年12月20日ベルリン、ジングアカデミー録音
協奏曲は作曲者シューマンが死の3年前に名ヴァイオリン奏者ヨーゼフ・ヨアヒ
ム(1831-1907)の依頼で作曲したが、ヨアヒムは楽譜を封印し演奏しなかった。
1937年にベルリン図書館のヨアヒムの蔵書から発見され、ナチス宣伝省の主導
で録音された。ヴァイオリンのクーレンカンプ(1898-1948)はドイツのブレーメ
ン生まれ。第二次世界大戦中ソリストとして活躍する傍ら、ベルリン高等音楽
院教授を1943年までつとめた。指揮者のハンス・シュミット=イッセルシュテッ
ト(1900-1973)は大戦中も非ナチス党員を保ち、戦後に北ドイツ放送交響楽団の
創立に尽力した。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3924
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調作品38
グルック:メロディ(オルフェオより)
エマヌエル・フォイアマン(チェロ)
テオ・ファン・デル・パス(ピアノ)
日COLUMBIA J 8517/19(英 COLUMBIA LX 404/6と同一録音)
1934年7月10&11日ロンドン録音
チェロのエマヌエル・フォイアマン(1902-1942)は現ウクライナのコロミア生ま
れ。ライプツィヒ音楽院でユリウス・クレンゲル(1859-1933)に師事した。1929
年にベルリン高等音楽院の教授になり齋藤秀雄(1902-1974)も教えた。ナチスを
逃れ、一時スイスに居を構えたが1938年アメリカに移住した。20世紀前半を代
表するチェリストとしてカザルスに次ぐチェロの巨匠として期待されたが、第
二次世界大戦中に若くして亡くなった。1934年と1936年の2回来日し、日本コロ
ムビアに多くのSP録音を残した。ピアノのテオ・ファン・デル・パス(1902-
1896)はオランダ生まれ。ハーグ音楽院出身。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3925
ドイツのナイチンゲール/エルナ・ザックの芸術
(1)メドレー: 1.思い出(ドルドラ)- 2.セレナード(トゼリ)-
3.デュバリ伯爵夫人-私は一人の人にのみ心を捧げます(ミレッカー)-
4.こうもり-侯爵様、あなたのようなお方には(J. シュトラウス 2世)
U.S.CAPITOL 81700A (8033-1D-1) 1935年11月26日録音
(2)メドレー: 1.ワルツ春の声(J.シュトラウス 2世)-
2.セレナード第1番(ドルドラ)- 3.ジプシーの歌(ボルディ)-
4.ウィーンの森の物語(J.シュトラウス 2世)
U.S.CAPITOL 81701A (8034-1D-1) 1935年11月26日ベルリン録音
Recorded 26 November 1935
(3)フニクリ・フニクラ(L.ダンツァ)
U.S.CAPITOL 81702A (8035-1D-1) 1938年録音
(4)語りたまえ(パルラ・ワルツ)(アルディーティ)
U.S.CAPITOL 81702B (8033-1D-1) 1935年1月29日録音
(5)ユビラーテ(ジルヒャー)
U.S.CAPITOLA 81701B (8036-1D-7) 1939年録音
(6)オーストリアの村つばめ(ヨーゼフ・シュトラウス)
U.S. CAPITOL 81700B (8048-1D-3) 1939年ベルリン録音
エルナ・ザック(ソプラノ)
ヴィリー・チェルニック指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団((1),(2),(6))
ロルフ・シュレーダー指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団(3)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団(4)
ヴォルフガング・ヴァリシャウザー指揮
ジルヒャー・ダブル四重唱団(5)
原録音は独テレフンケン。復刻は米CAPITOL の戦後盤SPレコードによった。
エルナ・ザック(1898-1972)はベルリン生まれのソプラノ。ドイツの "ナイチン
ゲール" と言われ人気を得た。戦前のレコード批評家あらえびすはその著書
「名曲決定盤」で彼女の魅力をこう書いていた。「近頃ドイツで騒がれている
人気歌手だ。若さと美しさをまき散らすようなところがこの人の受け容れられ
る原因だろう。声も技巧も良いが、それよりも張り切った若さと、魅力が特色
だ。」今回の復刻CDはこれまでのものと一線を画すると思う。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

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23-10 No.1

2023年10月03日 15時02分16秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2023年10月新譜 3点発売★
発売予定:2023年10月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3920
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調作品105
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
英 HMV DB3371/2
1937年10月9日ロンドン、アビー・ロード、EMI第3スタジオ録音
アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツの名ヴァイオリニスト。2歳からヴァイ
オリンを始め1902年ケルン音楽院でウィリー・ヘスやブラム・エルデリンクに師
事した。16歳の時、大作曲家マックス・レーガーに注目された。1912年、20歳の
時、ウィーンのコンツェルトフェライン(ウィーン交響楽団)のソロ・ヴァイオリ
ンに抜擢された。1918年ベルリン高等音楽院のヴァイオリン教授に任命され、
弦楽四重奏団も組織した。1927年以降スイスのバーゼルに住居をかまえ、若き
ユーディ・メニューインを指導したこともある。ナチスの台頭で、ユダヤ系ピア
ニスト、ルドルフ・ゼルキン(1903-1991)と共にヨーロッパを去り、アメリカに
移住した。ゼルキンは1920年にアドルフ・ブッシュのデュオ・ピニストに抜擢さ
れ、後にブッシュの娘イレーネと結婚した。1951年マールボロ音楽学校と音楽祭
を創設、主宰した。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3921
リヒャルト・シュトラウス:ホルン協奏曲第1番変ホ長調作品11
デニス・ブレイン(ホルン)
アルチェオ・ガリエラ指揮
フィルハーモニア管弦楽団
英 COLUMBIA D.X.1397/8
1947年5月21日録音
デニス・ブレイン(1921-1957)はイギリスのホルン奏者。父親で名ホルン奏者の
オーブリー・ブレイン(1893-1955)の指導を受けた。デニス・ブレインは1957年
9月1日、エディンバラからロンドンに戻る途中、自身が運転するスポーツカー
(トライアンフ)の事故で命を落とした。享年36。デニス・ブレインはこのシリー
ズでモーツァルト:ホルン協奏曲第2番&第4番(78CDR-3291)、モーツァルト ホル
ン、ヴァイオリン、2つのヴォラとチェロのための五重奏曲(78CDR-3386)、チャ
イコフスキー交響曲第5番(第2楽章のホルン・ソロ)(78CDR-3158)が出ている。
指揮者のアルチェオ・ガリエラ(1910-1996)はイタリア、ミラノ生まれ。ミラノ
音楽院出身。1941年に指揮者デビュー。第二次世界大戦勃発でスイスに亡命。
1945年にルツェルン音楽祭に出演後、演奏活動を再開した。シャルル・デュト
ワの師。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3922
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調作品74「ハープ」
レナー弦楽四重奏団
イェノ・レナー(第1ヴァイオリン)
ヨゼフ・スミロヴィッツ(第2ヴァイオリン)
シャーンドル・ロート(ヴィオラ)
イムレ・ハルトマン(チェロ)
英 COLUMBIA LX319/322
1932年3月10&14日ロンドン録音
レナー弦楽四重奏団は1918年にハンガリーのブダペストで結成された。メンバー
全員がブダペスト音楽院出身。リーダーのイェノ・レナー(1858-1948)、第2ヴァ
イオリンのヨゼフ・スミロヴィッツとヴィオラのシャーンドル・ロートの3人が
イェノ・フバイ(1858-1937)の弟子、チェロのイムレ・ハルトマンはダヴィッド
・ホッパー(1843-1913)に師事した。4人はブダペスト・オペラの楽員だっただっ
たが、1918年のハンガリー革命を機に弦楽四重奏団を結成した。2年間田舎の村
にこもって練習を積んだ後、1920年にウィーンでデビューした。その後1922年に
ロンドンに、1929年にアメリカにデビュー。1927年のベートーヴェン没後100年
を記念して16曲の弦楽四重奏曲中11曲(SPレコード40枚)を英コロンビアに録音
した。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

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