クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

17-10 No.1

2017年10月01日 22時48分48秒 | Weblog
●第22回真空管オーディオ・フェアのお知らせ
今年も昨年同様、当フェアに出店いたします。ご来場をお待ちしております。

2017年10月8日(日)&9日(月) 秋葉原損保会館
http://www.shinkukanaudio.com/

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2017年10月新譜 5点発売★
発売予定:2017年10月下旬 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

33CDR-3699
●レジナルド・ケル-クラリネット・アンコール集
ヘンデル:リコーダー・ソナタへ長調作品1-11, HWV.369 -
シチリアーナとジーグ(レジナルド・ケル編曲)
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタヘ長調 HWV.370-アダージョ
(レジナルド・ケル編曲)
ヘンデル:オーボエ・ソナタヘ長調、HWV.363a-アレグロ(レジナルド・ケル編曲)
コレッリ:ソナタハ長調作品5-9 -ジーグ(レジナルド・ケル編曲)
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
ラヴェル:ハバネラ形式の小曲
ドビュッシー:クラリネットとピアノのための小品 L.120
リチャードソン:鳥のさえずり
ゴダール:ジョスランの子守歌(レジナルド・ケル編曲)
ベンジャンミン:ジャマイカン・ルンバ(W.プリムローズ編曲)
レジナルド・ケル(クラリネット)
ブルックス・スミス(ピアノ)
米 DECCA DL 9926(モノ)
1958年録音
レジナルド・ケル(1908-1981)は英国のクラリネット奏者。王立音楽アカデミー
でハイドン・ドレイパーに師事し、在学中からロイヤル・フィルハーモニー協
会オーケストラの首席奏者をつとめ、卒業後ロンドン・フィルハーモニー管弦
楽団に移籍した。戦後の1948年アメリカに渡りコンサートやレコーディングの
ほかベニー・グッドマン(1909-1988)やピーナッツ・ハッコー(1918-2003)らに
クラシック奏法を指導した。1958年に母国に帰り晩年は画家として余生を送っ
た。このシリーズでベートーヴェン「街の歌」(78CDR-3672)とモーツァルト:
クラリネット五重奏曲(78CDR-3691)とブラームス:クラリネット五重奏曲(78CDR
-3697)が出ている。ピアニストのブルックス・スミス(1912-2000)はテキサス州
マッコーレン生まれ。ジュリアード音楽院でジョゼフ&ロジーナ・レヴィーン
に師事した。1939年に卒業後、伴奏者として進むことを決意、名歌手達や器楽
奏者達の伴奏者をつとめた。1954年にヴァイオリンのヤッシャ・ハイフェツ
(1901-1987)の伴奏者となり、1972年ハイフェッツが引退するまでこの大ヴァイ
オリニストの伴奏者をつとめた。

33CDR-3700
●チーク・トゥ・チーク&ホワイト・クリスマス-
コニー・ボズウェル、アーヴィング・バーリンを歌う
チーク・トゥ・チーク
ホワイト・クリスマス
アレグザンダーズ・ラグタイム・バンド
ショウほど素敵な商売はない
オール・バイ・マイセルフ
愛は海より深く
ブルー・スカイ
オール・アローン
オールウェイズ
メイビー・イッツ・ビコーズ
コニー・ボズウェル(vo)
ウォーレン・ヴィンセント指揮オーケストラ
米 DESIGN RECORDS DLP 68(モノラル)
1958年録音
コニー・ボズウェル(1907-1976)は三姉妹によるコーラスグループ、ボズウェル
・シスターズの中姉。長姉のマーサ・ボズウェル(1905-1958)、末姉のヴェット
・ボズウェル(1911-1988)三姉妹はニューオリンズの中産階級の家庭生まれ。
子供の頃からコニーはピアノ、マーサはチェロ、ヴェットはヴァイオリンを習
い、演奏会を開いたこともあった。その後伝説のコルネット奏者エメット・ハ
ーディ(1903-1925)に出会い、その激励を受けてコーラスに転向、ジャズのフィ
ーリングが横溢した歌唱で人気を博した。ハーディはNORK(New Orleans Rhythm
Kings)のコルネット奏者だった。1936年ヴェットの結婚を機にグループは解散、
その後コニーはソロ・シンガーとして活躍した。このアルバムは作曲家アーヴィ
ング・バーリン(1888-1989)の作品を集めたもので、バーリンの作曲活動50年を
記念したアルバム。バーリンは旧ロシア帝国の現ベルラーシ生まれ。5歳の時両
親と共にアメリカに移住。1915年に「ゴッド・ブレス・アメリカ」を作曲して
注目された。1927年初のトーキー映画「ジャズ・シンガー」で主演のアル・ジョ
ルスンが歌った「ブルー・スカイ」が大ヒットした。このアルバムのミュージ
シャンにはマンデル・ロウ(g)、ジョージ・ウェットリング(ds)、ジョージ・
デュヴィヴィエ(b)、アラン・シュルマン(cello)等の名前が見える。

78CDR-3701
●作曲者自身の演奏を含む
SPレコード復刻「セントルイス・ブルース」(1928-1942)

(1)ニュー・セントルイス・ブルース
ボイド・センター(cl), エディ・ラング(g),ジャック・ラッセル(p)
日本コロムビアJ 1793
1928年1月21日ニューヨーク録音
(2)セントルイ・ブルース
アイリーン・ビースリー(vo), ベニー・グッドマン(cl)
米VICTOR 21467/VICTOR 21467(U.S.)
1928年5月1日録音
(3)セントルイス・ブルース
ルディ・ヴァレー(vo)と彼のコネティカット・ヤンキース
日本ビクター 22321/VICTOR 5880(U.S.)
1930年2月19日録音
(4)セントルイス・ブルース
キャブ・キャロウェイ(vo)と彼の楽団
米BRUNSWICK 33355
1930年7月24日録音
(5)セントルイス・ブルース・ルンバ(ペドロ・グルダ編)
マノロ・カストロとハバナ・ヨットクラブ楽団
日本ビクター22812
1931年7月10日録音
(6)セントルイス・ブルース "コンサート・ヴァージョン”
ビング・クロスビー(vo), デューク・エントン楽団
英 COLUMBIA DX898
1932年2月11日ニューヨーク録音
(7)セントルイス・ブルース
ルイ・アームストロング楽団
日本ビクター JA-125
1933年4月26日録音
(8)セントルイス・ブルース
ボズウェル・シスターズ
日本 COLUMBIA(Lucky)60086
1935年8月21日録音
(9)セントルイス・ブルース
ステファン・グラッペリとホット4,ジャンゴ・ラインハルト(g)
米 DECCA 23032
1935年9月30日パリ録音
(10)セントルイス・ブルース
ベニー・グッドマン楽団
日本ビクター JA-835
1936年8月21日録音
(11)セントルイス・ブルース
マキシン・サリヴァン(vo)とクロード・ソーンヒル楽団
日本ビクター JA-1230
1938年6月29日録音
(12)セントルイス・ブルース
W.C.ハンディとオーケストラ
米 PHILHARMONIC FR81
1939年12月26日ニューヨーク録音
(13)セントルイス・ブルース
カウント・ベイシー(p)、オール・アメリカン・リズム・セクション、
バック・クレイトン(tp)、ドン・バイアス(ts)
米 COLUMBIA 36711
1942年7月24日ハリウッド録音
(14)浪曲セントルイス・ブルース(編曲:平茂雄)(6:52)
川田義雄(吉本ショウ)
日本ビクターVICTOR J-54656
1939年9月録音
「セントルイス・ブルース」はW. C. ハンディ(1873-1958)が作詩・作曲し、
1914年9月に楽譜が出版されたジャズの名曲。以来多くのミュージシャンが演奏
し、そのレコードは1000 種類を越えるといわれている。今回選んだ14曲は昭和
初期から第2次世界大戦中のSPレコードに残された名演奏を集めた。Track12
にあるハンディ自身の演奏はほとんど知られていないアメリカのマイナー会社
への貴重な録音である。

78CDR-3702
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23
コンラート・ハンゼン(ピアノ)
ウィレム・メンゲルベルク指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
独 TELEFUNKEN SK3092/5
1940年7月9日ベルリン、ジングアカデミー録音
コンラート・ハンゼン(1906-2002)はドイツのピアニスト。ベルリン高等音楽院
でエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)に師事し、後にフィッシャーの助手を
つとめるかたわらコンサート・ピアニストとして活躍した。SPレコードには
このチャイコフスキーの他に1941年6月20&22日録音のベートーヴェン「皇帝」
(ヨッフム指揮ベルリン・ドイツ・オペラ劇場管弦楽団)(78CDR-3184)があった。
ドイツ帝国放送のライヴ録音にはフルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル
(1943年10月31日収録)のベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番がLP時代になっ
て発売された。ハンゼンは第2次世界大戦後教育者として活躍し、デットモルト
音楽アカデミーの創設に関わり、ヘレン版のベートーヴェン全集の校訂をした。
東京藝術大学や上野学園大学で教えたこともある。ウィレム・メンゲルベルグ
(1871-1951)はオランダの大指揮者。1895年、24歳でアムステルダム・コンセル
トヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任した。さらに1921年-30年にはニューヨー
ク・フィルハーモニック交響楽団の首席指揮者を兼任、また第2次世界大戦中は
ベルリン・フィルの指揮者をつとめた。

78CDR-3703
シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.957「未完成」
エドゥアルト・メーリケ指揮
ベルリン・オペラハウス管弦楽団
英 PARLOPHONE E10052/54
1921年10月22日ベルリン録音(機械式録音)
(古い録音のため各所にノイズがあります。ご容赦ください)
この名曲の世界初の全曲録音。指揮者のエドゥアルト・メーリケ(1877-1929)は
シュトゥットガルト生まれ。ピアニスト、作曲家としても活躍した。1912年-24
年までベルリン・ドイツ・オペラの指揮者ををつとめた。この録音はその頃の
もの。1919年からレコード会社PARLOPHONE/ODEONに録音を始め数多くのレコー
ドを残した。1922年と1923年にはワグナーの楽劇&オペラの北米引っ越し公演
をしている。1924-29年にはドレスデン・フィルの音楽監督をつとめた。1929年
に52歳で没した。「未完成交響曲」の最初の録音は1911年4月吹き込み、アメリ
カCOLUMBIAのPrince's Symphony Orchestra によるSP盤2面に収めた抜粋版
だった。それから10年後の1921年にやっとこのSP盤6面の全曲版が登場した。
その間に5種の抜粋盤が出た。ちなみに未完成交響曲の初演は1865年ウィーンで
行われた。

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