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つれづれの記

日々の生活での印象

南房総の旅ー山並みとお日様 

2011年02月24日 23時39分55秒 | 日記
2011年2月24日(木) 南房総の旅―山並みとお日様


 2月初旬の、南房総の旅については、
    南房総の旅―花便り(2011/2/14)
として、当ブログに載せたが、今回は、その続編である。

○鹿野山を下って少し行った所に、九十九谷(くじゅうくたに)の展望台がある。車から降りて、その入り口に上がった。幸いにも晴天で、手前にある谷の向こう側に、外房の山並みが見えた。180度に近い広がりで、濃淡織り交ぜ、幾重にも連なる山並みを見た時、
    “あ、東山魁夷の絵のようだ!” 
と口にした。
 山並み
 そして、展望台の真ん中辺まで進んでいって、驚いた。 何と、そこに、東山魁夷の絵のレリーフが、飾ってあったのである!この絵には「残照」という名前が付いている。
   残照のレリーフ
 書かれている説明によれば、東山画伯が、今、目の前にある風景を見た印象で、この絵を描かれた、とある。 絵のタイトルから推し量ると、西に沈みかける太陽の光を受けて、山並みの上の部分が、くっきりと明るく照らされている、光景であろう。
 自分にとって、濃淡のある山並みが、非常に印象的で、とっさに、東山画伯の絵を思い浮かべた事に、驚くとともに、何かしら、嬉しい気分を味わった。
 東山魁夷の絵は、大分前に、国立近代美術館で開催された、展示会の時に、長蛇の列を作って並んで待った後に、漸く観賞できた絵の、一つなのである。 自分の記憶の何処かに、その時の深い印象が、残っていたのであろうか。
実際の風景と、絵とは必ずしも一致はしていないのだが、山並みのタッチは、全く同じと言ってよいようである。

○立ち寄った清澄寺を紹介した資料によれば、寺の境内にある、清澄山山頂の旭が森からは、富士山頂に次いで、日本で二番目に早い日の出が見られる、と書かれている。 昔、日蓮上人が、この場所で、日の出を迎えたという、ゆかりの地でもある。
 日の出と言えば、数年前、千葉県東端にある犬吠岬に行った時に、そこが、日本で一番早い初日の出が見られる、ということで、何と、元旦にかけて、初日の出観光ツアーが組まれる、と聞いた。本当に日本で一番早いとは、すぐには信じられず、その時、色々、調べてみた。地球の経度上は、千葉県の犬吠岬よりも、北海道根室半島の納沙布岬の方が、遥かに東なので、日本での日の出が最も早いのは、北海道と思っていたのだ。
 でも、調べた結果、地球の自転軸が、公転面に対して、23.5度傾いていることから、千葉県の方が北海道よりも、日の出が早くなる、ということが、分かったのである。
   当ブログ記事  今の東京の日の出は7時少し前 (2010/1/28) 参照
 然らば、犬吠岬と清澄山とでは、どちらが日の出が早いか、更には、富士山頂と比べたらどうか、などど、これ以上、詮索するつもりはない。3つの地点の、経度上の違い、海抜での違いと、そして、上述の傾斜角が、関係することとなる。ただ、富士山頂は、今では測候所は有人ではなくなっているので、ここに入れる必要が無いかも知れない。

○日の出があれば、日の入りがある。天津小湊の城崎海岸にある、宿泊したホテルの2階のベランダ越しに、西の空に沈む夕日を、眺めることができた。太平洋につながる海の向こうに、低く房総の山並みが広がり、その上にかかる、金色の夕日が、静かに沈んでいった。まさに、空が茜色に染まり、海面に映った夕日も輝いた。
 手持ちのデジカメで、この夕日を撮ったら、以下の様な、まあまあの、写真になった。
 
ベランダ越しの夕日


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