昨年書いた記事の再掲です。
中日新聞 昨年の10/8 と15日に掲載された「高田明和」氏の寄稿。
『競争社会で気を楽に生きる』「上」に「鈴木貫太郎」のことが書かれていた。
「鈴木貫太郎」は、戦時下最後の総理大臣として、太平洋
戦争の“幕引き”を行った人物。
日露戦争に駆逐艦に乗って 敵艦3隻を轟沈。後「連合艦隊
司令長官」「海軍軍令部長」などを歴任し、海軍から宮中に
転じ、侍従長に就任。「枢密院顧問官」も兼任した。
「二・二六事件」で襲撃され、胸と頭に銃弾をあびるが、
奇跡的に一命を取り留めた。
昭和20年の4月、沖縄も陥落し、敗戦濃くなって「戦争の
幕引き」を天皇から請われて、総理大臣になった。時に
76歳。
彼の「座右銘」は「求めぬ者は富む」。「求めないと
いうことは、敗者の論理ではなく、心の幸せの論理で
ある」と。「ポツダム宣言」の無条件受諾が、戦後の
復興につながったのか。
はてさて、私の父が、昭和16年 出征の時の「日の丸」の
旗に「海軍大将 鈴木貫太郎」と揮毫されているのだ。
「陸軍大将 柴五郎」の署名もある。
一兵士の出征に「陸軍大将と海軍大将」2人の揮毫。
いったいどういう経緯で、揮毫を得たのだろうか。
小説のネタにしたいと考えている。