蛭児の葦船

救いようが無さそうな感じのアホが

        ピコピコと鳴いています。

予定調和

2009-08-30 22:56:17 | そこに転がっている日常
 僕としては、地元の選挙区に又吉イエスとかそういった類のヘンな立候補者がいて欲しい。
 スマイル党だとか、共生新党(これは、党首がお亡くなりになってしまい、消えてしまったが)だとか、そういった無駄金あふれるユーモア立候補者がいたならば、もう嬉々として僕の一票を差し上げると言うのに、ああ、なんとつまらないことか、僕の地区には自民系と民主系と、無所属系の立候補者しかいやしない。
 唯一ユーモア要素がある政党と言えば幸福実現党があるけれど、これは宗教団体色と狂信性が強すぎてだめだ。もっと、小規模で影響力があるんだかないんだかわからないようなところでないと、いただけないのだ。

 今回の選挙などどこもかしこも民主党に表を投じて、民主政権になることが分かりきっていた。
 事前の世論の雰囲気からしてそうだったし、ふたを開ければ民主単独過半数、実際その通りになってしまった。
 僕はこうした、結果が決まりきった出来事があまり好きではないし、また単独の勢力のみがどんと力をつけるのも好きでない。そんな、お決まりのワンサイドゲームなど王道を突っ走る小説だけでお腹一杯で、現実で起こる必要など無いのだ。
 なんというか、判官びいきで天邪鬼な僕は、以前の小泉郵政選挙や今回の政権交代選挙のような、いわゆる“歴史の流れ”的なものがどうにも嫌いで、気に入らない。
 だいたい、世間が民主一方に傾いているという現状で、わざわざ政党の政策を比較して投票に行くなど、僕個人は徒労感やら虚無感しか覚えない。
 例え自分の一票を白紙で出そうが自民で出そうが、また民主党で出そうが、もはや世の流れが決まりきってしまっているのでその一票になーんの重みも感じられない。
 投票場所が自宅から歩いて三分もかからないところだから投票に行ってみたけれど、これがもし徒歩三十分以上かかるところにあったら、果たして自分は投票に行っていただろうか?
 ああ、予定調和ってつまらないね。考え無しで物事が決まってしまうようなこの状況。楽と言えば楽なのだけど、なんてつまらないのだろう。

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