蛭児の葦船

救いようが無さそうな感じのアホが

        ピコピコと鳴いています。

頭空っぽ

2015-09-27 00:17:12 | そこに転がっている日常
 思考が止まっていて日本語を紡ぐ事もできないな、とは常々感じていたが、それでも現状はちょっと酷過ぎる、と言う事で特別言いたい事も描き遺しておきたい事もないながら、誰も読んでいないブログに何かしらを書き散らしてみる。


 最近目を引く話題と言えば、欧州の難民、フォルクスワーゲンの不正発覚、サウジにて頻発する大規模死亡事故、といったとこか。
 少し古くなると、少年Aが見る者を不快にするホームページを開設した事、鬼怒川氾濫、あと何故だか情報を追いかけられないほどに不愉快だったのがペルー人の短期連続殺人事件。
 それぞれ一言二言てきとーに書いていくとしよう。

 ・難民
 今回の問題は、人道的配慮はどこまでするのか? という問いが浮かびあがり、あるいは先進国の人間が潔癖症になっているという事が明らかになった。
 難民だか不法移民だか、押し寄せる彼らは同情的な立場の存在である。が、それを国家が面倒を見る道理は、理想論の他にはあまりない。
 しかし、彼らを追いかえす/排除する事は自分や自分の国家が手を汚す事になってしまい、それもまた受け入れがたい、と。
 このまま受け入れを続ければ、際限がない結果になるのだから、いずれは非情な選択がなされる事は目に見えている。
 あとは、それをいつやるか? そして、受け入れ拒否という形なのか、シリア制圧という形になるのか? それが問題だ。

 ・フォルクスワーゲン
 何やら会社が吹っ飛ぶかもしれないぐらいの不正が、会社ぐるみ、あるいはドイツを巻き込んで行われていた、らしいのだけど、よくわからない。
 何がなされていたかは分かる。ただ、その影響がどうなるのかがイマイチ想像がつかない。
 ネットを見れば、ドイツ憎しで国ごと傾く、みたいな話が交わされているのだが、客観的に見て会社はつぶれるほどの賠償が請求されるのだろうか?
 これからが気になるところだ。


 ・サウジ
 メッカで巨大クレーンが倒れて100名ほどが死傷する事故が起きたかと思えば、今度はスタンピード、ハッジなる祭りで大量の人間が将棋倒しとなり700名ほどが圧死。
 おまけに、サウジの王子がアメリカで性暴行で捕まった、なるニュースも今見た。
 すべてはサウジの管理体制の問題なんだけど、宗教的な人間ってこの一連の出来事の中に神の意志なる物を見出したりしないのだろうか?
 現在のムスリムの態度が神の意に沿わない、とか、サウジの在り方は間違っている、とか、そういった方向の思想が爆発しても不思議ではない気もする。
 むしろ信仰を持たない人間だからこそ、こういった発想ができるのか?
 何にせよ、今月はムスリムにとっては厄月らしい。

 以下略。

水上人形劇を見たり、剛力彩芽を見たり

2015-09-19 23:23:21 | そこに転がっている日常
 ・剛力彩芽とか
 ダンスが上手いらしく、演技は下手で、美人っぽいけど不細工と非難されがちな剛力彩芽女史を生で見た。
 5~10メートル先の舞台の上。芸能人という珍獣の親戚を見るには、おそらく遠くない距離だったと思う。
 ぱっと見の印象は「整頓」といったところか。
 着てる服の影響もあったろうが、全体的に身体の線が細く、立ち姿には(身体の造形的な感じで)楷書のように整ったような雰囲気があった。
 顔が小さい、とはどこかの書きこみで読んだ事があるが、顔の小ささよりも頸の細さと長さの方が自分にとっては際立って見えた。
 そして、改めて書くが、身体が細い。
 ダンスが上手い、と言うからには動けるだけの身体つきなんだろうけど、自分が見た範囲では可憐と言ってもいいけどそれよりは華奢という言葉が似合うような感じだ。
 
 賛否両論の顔はと言うと、残念なことに私の視力の弱さと中途半端な距離の関係でいまいち評価ができない。
 ただ、目尻のメイクが特徴的だった事、笑顔が「いかにも作り笑顔」みたいな表情だった事が印象的だった。

 果たして、彼女は美人あるいは魅力的な女なのだろうか?
 芸能人であることは疑うまでもない。
 ステージという空間に立ち、衆人の視線が集まる事が当然の事だ、というような雰囲気はあった。
 ただ、圧倒的な迫力を感じるわけでもなければ、視線が釘付けになって離せないというわけでもない。
 彼女がブサイクではないという点については確実だが、「ブサイクじゃない事」と「美人」という言葉を等記号で結ぶのにはどうにも抵抗がある。

 自分は、一度は生で美人というか美女という存在を見てみたい。
 だが、果たした自分は美人を美しい存在として認識できるのか、今日の一件で疑問に思ってしまった。


 ○水上人形劇に関するメモ
 ・ベトナムの伝統芸能。
 ・濁った水を張ったプールを舞台にした、長い棒の先端に付いた(付けた?)人形などを使っての人形劇。
 ・特徴的なのは空間の使い方。日本の人形浄瑠璃が基本左右の動きであり、おまけに上下の動きがある、といったものなのに対して、水上人形劇は前後左右の動きが基本であり、さらに水を活かした下方向の動きがある事か。(ついで、操作法の関係で上方向の動きには制限がある)
 この空間の使い方が、なかなかに(自分にとっては)斬新な感じがした。
 ・ベトナムは日本や南北朝鮮と同じく中国の影響が強い国であり、それはこの芸能で使われう楽器や小道具などからも見てとれる。二胡やラッパやら、竜やら四神やら。
 ・劇中に田植えをする一幕があったが、田植えを特別視するあたり日本にも通じるものがある。
 ・劇は農村の生活とそれを祝福する霊獣といったところか。ベトナム語が分からない事が惜しまれる。