・文章で厳重注意とはなんぞや?
テレビ局が放送倫理規定に違反したとかで、政府組織だったかがテレビ局に対して文書よる厳重注意を行ったらしい。
それなりの信用性を持って全国に情報を流しているテレビ局に置いてこの手の話はあってはならないもののはずなのに、近頃はよくある話のように思えてならない。
……テレビ局の信頼も落ちたものだね。
ところでところで、この政府組織による文書による厳重注意というのは一体どのようなものなのだろう?
「あんたの局、倫理違反したよ。今後は注意してね」といった内容の書かれた紙がテレビ局の人間、それも社長あたりの重役の手に渡されるであろうことは、なんとなく想像がつく。
でも、僕の思考が現実(にあしろうな)感(じ)を持って想像できるのは、文章の書かれた紙ペラ一枚を持ってたたずむ渋い壮年男性の姿ばかりで、その文書が渡されるシーンもその後の対応も、全然頭に浮かんでこない。
まさか、その文章が社長室のファックスにブブブブブブ……、といった具合に届けられることは、まずないだろう。
でも、テレビ局の一室に局関係者と役人たちが向かい合って一列に並んで、代表者が文章を受け渡し受け取る卒業証書授与式のような光景も、なんとなく違う気がする。
「平成××年、×月×日、当局の番組××に置いて、報道倫理違反があった。内容は以下に詳しく書かれている。ことを厳正に改善するように」
「はい。当局もご指摘、真摯に受け止め、これからは最新の注意を払って番組作りに務めたいと思います」
……なんてやり取りはありそうだけど、これじゃあ、ただ苦情が書かれた文章の受け渡しがあっただけで、なんというか違反を犯したものに対する処罰的なニュアンスに欠けている。
規則に対する違反があったのだから、それこそ髷を切り落とされた侍が我が身を恥じて腹を切るような、社内にそんな空気の立ち込め放送内容にもそれ相応の変化が見られてしかるべきではなかろうか。
いや、もしかしたらそのテレビ局は煙でいぶされた蜂の巣のような騒ぎが起きているかも知れず、僕がそれをしらないだけなのかもしれないけど、果たして実際のところは「文書による厳重注意」で何が起こっているのだろうか?
ニュースの一コマを見て、僕の知らない世界の事に少しだけ好奇心がうずいた。
・一定周期で(僕に)訪れるオカルトブーム
オカルト的なものが、たまに凄く気になる。
ある日突然に、ネットで心霊系の怖い話を読み漁ったり、夜の墓場に散歩に行ってみたり、体外離脱なるものを体験してみたく挑戦してみたりしたくなるのだ。
何でかは分からない。ただとにかく気になってしまうのだ。
しかし、(手軽なものに)いろいろと挑戦してみたところで、僕はそのことごとくに撃沈している。
怖い話を百話読んでも背中には自分のぜい肉の気配しか感じないし、夜の墓場に行っても運動会はおろかのっぺらぼうや鬼火の一つも見れやしない、体外離脱に挑戦しようと睡眠・二度寝に励んでみても怠惰に時間を浪費するばかり。
まったくもって成果はなく、そのうちに飽きて挑戦していることにも忘れてしまうのだけど、それでも時間がたつとまた懲りずになにかオカルト的なものが気になる、気になる。
そんなこんなで今、僕の中では前世ブームに火がつきそうな予感だ。
「貴方の前世は、中世ヨーロッパの王侯貴族……、に蔑みの目で見られた浮浪者……に踏みつけられたミミズです」
といった感じに占い師に判断してもらう類の前世ではなく、催眠により自の目で見る、そんな前世が気になる。
最近、古本屋で「前世療法」なる本を買ってしまった。(僅かに百円ブックオフ!)それによると、退行催眠で過去にさかのぼり続けると、不思議なことに現世の記憶をぶっちぎって自分が自分になる前の記憶なるものを垣間見てしまうという。
その本の趣旨のように、前世の記憶を除いて現在の悩みをすっきり解決! といった願望は僕にはないけど、でも見れるものなら前世の記憶とやらも見てみたいと思う。
自分が見ることの叶わない、残された写真・文献・遺跡などから想像するしかない、自分が存在しなかった時間。そのときの光景を見れたら、なんかひどく楽しそうだよね。好奇心を、そそるよね。
僕は最近は前世ブームだ。もう少し、情報を集めてみたらとりあえずこれにも挑戦してみようと思う。
……どーでもいいけど、この手の趣味って現実において表立って語れるものじゃないよなぁ。
胡散臭すぎて。
そのうさんくささが、ときどきどうしようもなく魅力的なんだけど。
テレビ局が放送倫理規定に違反したとかで、政府組織だったかがテレビ局に対して文書よる厳重注意を行ったらしい。
それなりの信用性を持って全国に情報を流しているテレビ局に置いてこの手の話はあってはならないもののはずなのに、近頃はよくある話のように思えてならない。
……テレビ局の信頼も落ちたものだね。
ところでところで、この政府組織による文書による厳重注意というのは一体どのようなものなのだろう?
「あんたの局、倫理違反したよ。今後は注意してね」といった内容の書かれた紙がテレビ局の人間、それも社長あたりの重役の手に渡されるであろうことは、なんとなく想像がつく。
でも、僕の思考が現実(にあしろうな)感(じ)を持って想像できるのは、文章の書かれた紙ペラ一枚を持ってたたずむ渋い壮年男性の姿ばかりで、その文書が渡されるシーンもその後の対応も、全然頭に浮かんでこない。
まさか、その文章が社長室のファックスにブブブブブブ……、といった具合に届けられることは、まずないだろう。
でも、テレビ局の一室に局関係者と役人たちが向かい合って一列に並んで、代表者が文章を受け渡し受け取る卒業証書授与式のような光景も、なんとなく違う気がする。
「平成××年、×月×日、当局の番組××に置いて、報道倫理違反があった。内容は以下に詳しく書かれている。ことを厳正に改善するように」
「はい。当局もご指摘、真摯に受け止め、これからは最新の注意を払って番組作りに務めたいと思います」
……なんてやり取りはありそうだけど、これじゃあ、ただ苦情が書かれた文章の受け渡しがあっただけで、なんというか違反を犯したものに対する処罰的なニュアンスに欠けている。
規則に対する違反があったのだから、それこそ髷を切り落とされた侍が我が身を恥じて腹を切るような、社内にそんな空気の立ち込め放送内容にもそれ相応の変化が見られてしかるべきではなかろうか。
いや、もしかしたらそのテレビ局は煙でいぶされた蜂の巣のような騒ぎが起きているかも知れず、僕がそれをしらないだけなのかもしれないけど、果たして実際のところは「文書による厳重注意」で何が起こっているのだろうか?
ニュースの一コマを見て、僕の知らない世界の事に少しだけ好奇心がうずいた。
・一定周期で(僕に)訪れるオカルトブーム
オカルト的なものが、たまに凄く気になる。
ある日突然に、ネットで心霊系の怖い話を読み漁ったり、夜の墓場に散歩に行ってみたり、体外離脱なるものを体験してみたく挑戦してみたりしたくなるのだ。
何でかは分からない。ただとにかく気になってしまうのだ。
しかし、(手軽なものに)いろいろと挑戦してみたところで、僕はそのことごとくに撃沈している。
怖い話を百話読んでも背中には自分のぜい肉の気配しか感じないし、夜の墓場に行っても運動会はおろかのっぺらぼうや鬼火の一つも見れやしない、体外離脱に挑戦しようと睡眠・二度寝に励んでみても怠惰に時間を浪費するばかり。
まったくもって成果はなく、そのうちに飽きて挑戦していることにも忘れてしまうのだけど、それでも時間がたつとまた懲りずになにかオカルト的なものが気になる、気になる。
そんなこんなで今、僕の中では前世ブームに火がつきそうな予感だ。
「貴方の前世は、中世ヨーロッパの王侯貴族……、に蔑みの目で見られた浮浪者……に踏みつけられたミミズです」
といった感じに占い師に判断してもらう類の前世ではなく、催眠により自の目で見る、そんな前世が気になる。
最近、古本屋で「前世療法」なる本を買ってしまった。(僅かに百円ブックオフ!)それによると、退行催眠で過去にさかのぼり続けると、不思議なことに現世の記憶をぶっちぎって自分が自分になる前の記憶なるものを垣間見てしまうという。
その本の趣旨のように、前世の記憶を除いて現在の悩みをすっきり解決! といった願望は僕にはないけど、でも見れるものなら前世の記憶とやらも見てみたいと思う。
自分が見ることの叶わない、残された写真・文献・遺跡などから想像するしかない、自分が存在しなかった時間。そのときの光景を見れたら、なんかひどく楽しそうだよね。好奇心を、そそるよね。
僕は最近は前世ブームだ。もう少し、情報を集めてみたらとりあえずこれにも挑戦してみようと思う。
……どーでもいいけど、この手の趣味って現実において表立って語れるものじゃないよなぁ。
胡散臭すぎて。
そのうさんくささが、ときどきどうしようもなく魅力的なんだけど。