えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

いい天気だな~

2007-04-29 | 日記
大型連休の最初の休みの日
朝からとってもいい天気。
keikoさんは、午後から仕事だって・・・。
夕方には、syoujiさんが帰ってくるので、昨日のはちゃめちゃ散らかしっぱなしの部屋の掃除をしている・・・。

 来週、ずっとお休みを頂くための休日出勤。
 普段はあまり現場に入らない仕事をしているのだが、
 今回ばかりは、代休を頂くために病棟内に入って、退院ベッドの
 清拭、シーツ交換、その他全病棟のタオルの洗濯など、リーダーさんについて
 やってくるらしい。 
 ちょっと緊張気味?・・・
 いってらっしゃい

そう、そう、昨日は帰りも高速バスに乗るまで東京駅構内を走って、決して忙しいスケジュールではなかったのだけれど、なぜか走ることの多かった一日だったようです。
交流会には参加せず(syoujiさんとも殆ど話す時間が無いまま)、無事?帰ってきました。

あ~ア・・・。

2007-04-28 | 日記
どうしていつもこうなってしまうの・・・・。
今日はKeikoさん、東京に行く予定なのですが、何とも仕事のとりかかりが遅いので心配してたんだ・・・。Keikoさんの頭の中では、洗濯、掃除、書類の整理、ジュネーブ行きの準備、ホームページ更新、など、など。なのに、洗濯物を洗濯機に放り込んだあと、なにやら押し入れをがさがさと探し始め、ずっとそれだけで時間がすぎてしまい、はみがき、化粧は猛スピード!その上、着ていく洋服に付けるピンブローチがなかなか決まらず、結局、家を出たのは電車の発車20分前。もっと余裕を持って行動できないものかしらね・・・。watasiの頭を、とんとんと撫でて「じゃね、行って来るよ。お留守番宜しくね。」と、慌ただしく階段を駈け降りていった。12時、ジュネーブ行きの皆さんとの最後?の打ち合せを、東京、文京区でするとのこと。時計を見たら九時二十分になっていた。電車に飛び乗って、ふーっと安堵のため息ついて、また、やおらカバンに詰め込んだ資料に目を通したりするのだろう・・・・。それにしても、この部屋の散らかしようは、
ちょっと悲しいな・・・。       二時からは、守る会の総会でShoujiさんとはそこで合流する。きっと、「今朝ね、家出るときね」なんて笑いながら話すんだろうけど、かえって、「おい、おい、ジュネーブ行き大丈夫か?」なんて心配かけちゃうかもね。本当におっちょこちょいのKeikoさんと、見かけに寄らず慎重派?のShoujiさん、皆さんにはきっとわからないかもね。とにかく、今日一日ご無事に・・・。〓

ジュネーブへ

2007-04-12 | 日記
 keikoさんが、syoujiさんの代理で、国連欧州本部へ「直訴」に行くことになった。
「拷問等禁止条約」を批准している日本政府が、期限を4年も遅れた2005年12月に提出した「第1回日本政府報告」の審査が国連において行われるからだ。
この報告書の内容は、えん罪に苦しんでいる者にとって、あまりに現実を無視した「きれいごとだけが並べられた」ものであって、とても黙って見過ごせない内容となっている。
今回同様、5年前にも国際人権活動日本委員会の勧めで「国連へ行こう」という話が持ち上がり、準備を始めたが実現しなかった。
正直、syoujiさんが乗り気じゃなかった。
でも、今回は「今こそ、『布川』は行くべきだ」とsyoujiさんが決断した。
『布川』の裁判のやり直しを求める闘いの中で明らかになった、警察の取り調べの実態、検察の証拠隠し、また証拠を捏造までしていた現実。
これは、40年前のことなのに、今、現在、この2007年にもテレビやマスコミでぞくぞくと報道されるえん罪の実態。
誰かが、この日本の司法の現実に風穴を開けなければ・・・。
『布川』はその役目を負っている。そう、syoujiさんは言った。

 だけど、「国外逃亡のおそれあり」という理由で仮釈放中の身であることへの制約があること、長い拘禁生活による後遺症で長時間拘束される飛行機に耐えられるかどうか不安が大きい、という理由で
「代わりに行ってきて欲しい」とsyoujiさんはkeikoさんに言ったんだ。

 keikoさん、英語は学生時代に学んだだけ。海外にだって行った事ない。誘われても、「海外渡航の許可のおりない」syoujiさんをおいて自分ばかり行くわけにはいかない、といつも断って来ていた。
でも、syoujiさんと歩んできた約9年間は、後遺症に苦しみながらえん罪と闘う姿を目の当たりにする9年間だった。そして、闘いの中で明らかになる国家権力の数々の横暴と非情さ。声を出して、訴えたい、叫びたい、という思いが年々高まってきていた。「私でできることなら」ジュネーブだって、どこだって行きたい。
 syoujiさんの言うように、keikoさんも同じ思いだった。
『布川』は、今こそ世界に訴え、「世界人権宣言」に保障された権利を行使できるよう日本政府に勧告を出してもらおう、と。

 watasiからみてもkeikoさん、本当に変わったよね。
syoujiさんと出会い、闘いを支えてくださる人たちと出会い、司法の世界が見えるようになって「目的がしっかりと」見えて、日々を送っている。
本当はsyoujiさんが自分で行きたい、行って自分の言葉で訴えて来たい、そう強く願っているんだと思う。でも、行くことの出来ないその思いも含めてkeikoさんに託す気持ち、少しだけど解るような気がする。

 二人三脚ってこういうことかな・・・

もちろんこんな二人をしっかりと見守って支えてくださっている何百、何千という方たちのお陰だって思ってるよ、watasiも・・・。

 出発まで、あと半月。
watasiは、おじいちゃん家でお留守番かな・・・。

表札を掛けられるのは

2007-04-12 | 日記
 少し前まで
syoujiさんとkeikoさんが
「ごんは、どうしよう?」
「心配ないよ。自分の家なんだから、ごんも連れて行けるよ。
 ただ、環境が変わることがどうかなぁ・・・」
なんて、話していた。

 どうやら、定年退職された方がマンションを処分しようとしていて、
その方が、syoujiさんを支援していてくださる方で、その支払いは特別に
配慮してくださるとのこと。
毎年、この団地ではkeikoさんが更新のたびに「明け渡し義務」を勧告されているので、この際だから、思い切ってその話に乗ってみようという相談だった。

 築30年・・・には少し不安がないわけでもなかったが、それでも部屋数が多いことと、何より支払いへの配慮が一番嬉しかったみたい・・・。

 ふたりで、場所を聞いてぐるっとマンションの周りを車で回ってきた。
古さは余り感じないし、千波湖に面したとてもいい場所にあった。
「あそこだったらいいね」
ふたりの気持ちがどんどん膨らんでいった。

 でも、でも・・・
「ザンネンだけど、断ろう・・・」
管理している不動産屋さんで鍵を借りて、実際に部屋を見てきたsyoujiさんが言った。
「そうね、一番の希望は『日当たり』だもんね・・・」
そういいながら、keikoさん、いつまでも間取りの書いてある物件案内のチラシを残念そうに眺めていた。
少し足を延ばせば「偕楽園」は散歩コースになるし、千波湖だって眼下に広がる。
小さいけれど「畑」だってあるって・・・。
でも、でも、でも・・・やっぱり、日当たりがよくないらしい・・・

 keikoさんの願いは「陽のあたる家」「陽のあたる部屋」
syoujiさんには、なんと言ったってそれが満たされなくっちゃ・・・。

二人で相談して、紹介してくださった人に「お断り」することになった。

 watasiも「この年齢になって引越し!?」って、正直不安だったから、この話がなくなってほっとしているんだけれど、二人の落胆ぶりがなんだか気の毒で・・・。

 syoujiさんの家も、お父さんとお母さんが住んでいた家だけれど、本当に傷みが激しくなり、「何とか裁判が終わるまでは持ち堪えて欲しい」という願いが届くかどうか厳しくなってきている。
やっぱり、「自分の家」が欲しいよね。
keikoさん、今年還暦のお祝いにってsyoujiさんに『表札』を贈ったんだ。
自分が生きていくだけで精一杯の人生だけじゃなく、ちゃんと「一家の主」として、どんなに小さくてもいい、古くてもいい、「自分の家」を持って安らげるスペースと時間をって願って・・・。

 もう、いいよね。40年も闘い続けてきたんだものね・・・。


一日一緒に

2007-04-02 | 日記
keikoさんの職場が、今年から完全週休制になった。
「体がやっぱり楽だわ」
「家での生活に、余裕ができた気がする・・・」
「でも、仕事が片付かなくなって、残業が増えたし、年休も逆に取りにくくなってしまったかも・・・。」
と、そんなことをsyoujiさんと話していた。

 一昨日は、帰宅時にたくさん買い物をしてきたkeikoさん。
それも、手軽に食べられるものばかり。
パン、シュークリーム、飲むヨーグルト、野菜サラダ、お新香・・・etc
keikoさん曰く、
「明日は一歩もそとにでなくて済むように。
篭って、ニュースを作るんだ!」とか言っていた。
けど・・・
PCの前に座ったら、そんな食べている余裕は少しもなかった。
思った以上に時間がかかってしまったみたい・・・。
夜になって、冷蔵庫を開けてみて、
「あれ~、食べるの忘れちゃった!」
そうだよね・・・
朝、ブドウパンをかじりながらコーヒーを飲み、昼食も抜きだったものね。

 watasiは、ずっとkeikoさんの傍で寝ていただけだけど、でも、やっぱり
一緒にいてくれる人が傍にいるって安心するよね。
それに天気もよく、春の日差しが部屋の中まで入ってきて、本当にのんびり
穏やかな一日だった。
こんな日、たまにあってもいいなぁ・・・
keikoさんも、コーヒーを美味しそうに飲みながらやっていたよ。
「春の一日」がそんな気持ちにさせてくれたのかな・・・

 



一匹とひとり 寝てばかりいました

2007-04-01 | 日記
みなさん
お久しぶりです。
冬の間、少しサボりすぎてしまったようで、少し恥ずかしいです。
どういうわけか
朝と昼は昼の日差しに、
夜は「こたつ」のぬくもりでwatasiは寝てばかりいました。
「ごんは一日何時間寝るんだろうね」なんて、
心配してくれている声もちらほら聞こえてきたけれど・・・。
と、watasiのことはともかく、実は、keikoさんもおんなじ?でした。
疲れていたのかな・・・
とにかく、夕ご飯食べて
「少し横になる・・・」って言ってそのままこたつで・・・
それが、watasiとおんなじで
いっつも「少し」じゃなくなって「熟睡」しちゃう癖が付いちゃったんだよね・・・
おんなじといえば、深夜になるほどwatasiもkeikoさんも「目がらんらんとして」きて、その頃から「活動」し始めたりして・・・。
ホントに悪い癖です
でも、夜中に起き出してはkeikoさん。
「あ~、やらなくちゃならないことあったんだっけ!」と、やおら何事か始めるの。見てられないよ~。
電話で
「また、コタツに寝ちゃった・・・。いま、起きたよ」なんて、syoujiさんに報告するんだ。
すると、syoujiさんも
「オレも・・・。こたつって気持ちいいよな~」なんて言ってるみたい・・・。
どうしようもないね、二人とも・・・

 三月がやっと終わったね。keikoさんの1年の中で一番忙しい時期なんだけれど、今年はそこに「カンサ」用提出書類の作成の仕事が重なって、年度末最終週は「も~のすごく」残業が多かった。
そこに守る会ニュース作りと救援会のニュース作りが重なっていたんだ・・・。
今日も、日曜出勤だものね。
ちょっとハード過ぎたけれど、やっと一息つけたみたい・・・。

今夜は、なんか「見通しついて、やりきった」充実感で、気分爽快みたい・・・。
よかった・・・。

 明日、守る会のニュース発送と事務局会議があり、syoujiさんが来る。
そしたら、明後日は「夜桜」を観に行くことに・・・。
水戸は、今一番の見頃だからね。

 ゆっくり楽しんできて欲しいけれど・・・天気予報は?
 このところ、どういうわけかsyoujiさん、「雨男」になってしまっているみたい・・・
 雨も降らず、冷え込みも少ないようにwatasi祈ってあげよう・・・