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2016年回顧録~アマゴ・ヤマメ~晩夏、初秋編

2017-02-21 01:55:24 | トラウト(渓流)
渓流釣りを始めてから数年は、
梅雨が明けてからの時期が苦手だった。

細く痩せた流れ。
容赦なく川を照らす太陽。

魚の姿を拝むだけでも苦労し、
1匹の魚をも手にすることなく帰ることも。



それは、季節の変化を考慮に入れず、
最盛期の釣り方のままを通していたから。



ということに気付いてから、
180°とまではいかないまでも、
90°くらいは視点が変わったかも。


今では、
盛夏から晩夏の方が
好きになったほど。







この日は、雨がぽつぽつ降って、
状況的にはかなりプラスの要素のある日。

その代わり、
森全体が薄暗く、写真撮影が非常に難しかった。
アップにするとシャッタースピードが遅くなり、
引いた写真では、コントラストが強すぎて、
魚体が白く飛び気味になる。







晩夏の釣りは、
青空に白い雲、セミの鳴き声といった、
夏のピースそれぞれが名残惜しく、
哀しい気持ちになる。

小学生の時の、
夏休みの終わりに似ている。










この日は、8月最後の日曜日で、
同じような感慨を持つ人が多いのだろう。
川という川に人、ひと、ヒト。


だからこそ、
細くて、両岸からボサが垂れ下がり、
釣りづらい川を選択する。





時には、
低木の枝が全面的に流れに覆い被さっており、
一歩進むことさえも困難な状況に陥る。



ロッドを高く掲げ、
枝を跨いだり、
ロッドを水面ぎりぎりに差し出して、
枝を潜り抜けたり。


そのような格闘の末、
やっとこさ抜け出した後での1匹は、
サイズに関係なく本当に嬉しいものだ。








ここ数年、
ホーム近辺が禁漁期に入る9月には、
婚姻色を纏うヤマメを狙って遠征している。


一昨年、出逢った心に残る1匹。


このような、
いや、これ以上の魚を求めて。




アケビの種を飛ばしながら、
冷たくなった秋の川を遡る。










今回は、秋色ヤマメには出逢えず。
可能性のあった1匹がいたにはいたのだが、
一瞬の重みを手に残したまま川底へと姿を消してしまった。



その代わりに、
眼を愉しませてくれたのは、
これまたホームエリアには棲息していないニッコウイワナ。





毎年、1回ずつの秋ヤマメ遠征。
今年はもう少し増やそうかとも思っているのだが、
さて、どうなることやら。
なんだかんだとお金も時間も掛かるからねぇ。




これで、なんとか、
新しいシーズンが始まる前に、
昨シーズンのトラウト釣行記事を書き終えた。


今年は、
またどのような風景や魚に出逢えるのだろうか。
楽しみで仕方がない。

より写真にも拘って、
オリジナリティの高い作品を発表していこうと思う。



それでは、また。
渓流からの便りをお楽しみに。
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北アルプス歩き~2015~その3

2017-02-14 05:10:24 | 山の写真集
約1年前に“その2”を書いてから、
続きを書くことを放棄していた。

春頃から、
今年は北アルプスに行けそうにない
とうすうす感じ取っていたために、
山に対する気持ちが薄まってしまったのだ。


せっかく、
前年に久しぶりに山登りを
復活させたのに萎んでしまった気持ちを
どうすることもできなくて。



そして、やっと…

ブログ10周年ということで、
2015年の穂高山行の続きを書こうかと
いう気になった。


いや、ここで書いておかないと、
今年の山に対峙できないような気がしたのだ。




ちなみに、
その1は、コチラ
その2は、コチラ



さて、


<3日目>


テントの中で目を覚ますと、
隣の大学生パーティーは、
まだ真っ暗い中、すでに出発するところだった。
一気に奥穂高岳、前穂高岳を越えて、下山するようだ。


ところで、自分はどうしよう?
その若者たちのように、大荷物を背負って、
日本アルプス有数の危険なルートを一気に越える自信はない。


テントの中でゴロゴロしているうちに、
心は決まった。
というか、時間的に他の選択肢が消えた
と言った方が正しい。


今回のメインだった縦走は諦めて、
午前中は北穂高岳周辺でゆっくり写真撮影しようと。



ごそごそと起き出して、
朝食を作っていると、
東の空が明るくなってきた。




靴紐をギュッと締めれば、
気持ちも締まり、それまでの迷いも葛藤も消える。


今回、踏破を諦めた奥穂高岳方向。



前穂高岳方向。
下に移っている黄色いテントから這い出してきたのだ。




8月と言えど、
標高3000mの早朝の空気は身を切るように冷たい。
その冷たさが山の神聖さを際立たせる。



常念岳山頂辺りからのご来光を身体全体に浴びる。
頬にふわっと感じるこの温かみのために
苦しい思いをしてまで登ってきたのかもしれない。







キャンプ場から昨日登頂した北穂高岳までは
歩いて15分くらいなのだが、
その間だけでも心惹かれて、
思わずレンズを向ける光景が次々と現れる。
昨日、何度か往復した道と同じだとは思えない。








再び、北穂高岳登頂。

再びと言えど、
恐らく、何度来ても飽きないだろう。



西鎌尾根と槍ヶ岳。
あの夕立と雷。
怖い思いをした過去の体験が昨日のように蘇る。



東鎌尾根と槍ヶ岳。



大キレットと槍ヶ岳。



昨日は、ここをテント背負って越えてきて、
一気に涸沢まで下った猛者と話をして盛り上がった。
ここもいつかは歩いてみたい。


大キレットの一部。
かなり急峻で、足が震えそう。





北穂高岳山頂でのんびり過ごす。
登ってきては記念写真を撮り、
次へと向かうパーティーをいくつも見送りつつ、
のんびりと風を感じ、風景の変化を心に焼き付ける。




奥穂高岳~ジャンダルムの稜線。




この雲海がねぇ、
奥穂高岳の手前に入ってくることを期待してたんだけど。



気温が上昇すると、ガスが湧く。
山の日常。




そろそろ…
と思いながらも、なかなか腰が上がらない。
いつまでもここにいたい気持ちが強い。






しかたなく、涸沢まで下りる。
本当に、“しかたなく”。




どんどん標高が下がっていく悲しさ。





しかも、
途中で一眼レフの電池が切れて、
ここからは、コンパクトデジカメでの撮影。




涸沢まで下りて来てしまった。
数時間前まで同じ目線にあった
前穂高岳が遥か上に聳え立っているこの現実。





<4日目>



朝から予想通り、雨。
それもかなりの激しさ。

2日目に目の当たりにした滑落事故。
小屋の前にあるボードを見ると、
遭難者数、死亡者数が1人増えていたことが
気分を憂鬱にさせる。


この夏の槍穂高連峰で
亡くなられたのは9人目だったかな。


次は自分の身だった可能性もあるわけで、
この悪天候を見越して引き返したことを
正解だと思うことにした。
悔しいけれど。








涸沢から上高地へは大雨の中、
ちょっとした川のような登山道を
ほぼカメラを出すこともなく、淡々と歩いた。



それでも、
土砂降りの中、どうしても撮りたかった1枚。
このおかげでデジカメの調子が悪くなって、
後に、使えなくなってしまったのだけど。






横尾山荘を越えたあたりから、
天気は回復し始め、
梓川沿いを上高地へと歩く頃には、
薄光りが差し始めた。

行き交う登山者たちが羨ましい。
自分も引き返したくなる。
あれだけ登りの苦しさに、
来なければ良かったと後悔したにもかかわらず。


毎回、思うのだけど、
この複雑な気持ちは何なのだろう?

人生において、
その他の状況では感じることのない
この感覚は何なのだろう?





ところで、今年の夏は山に行けるのだろうか?
今のところは、まだ登りたい気持ちは出てきてないけれど、
暖かくなるにつれて、
雪解けが進むにつれて、
身体がうずうずしてくるに違いない。


あの光を、あの風を、あの高揚感を、
身体が覚えてしまっているから。







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2016年回顧録~アマゴ・ヤマメ~初夏、盛夏編

2017-02-08 05:13:27 | トラウト(渓流)
1年のうちで最も心が躍る時期。
それは、新緑で森が萌える5月あたり。

その頃に溪に入ると、
釣りにカメラに山菜にと、
本当に忙しい。

少し進むたびに、
眩いばかりの景色が迫ってきて、
足が止まり、目が留まる。

雨が降れば、それはそれで、
森の生命感溢れる様にはっと息を吞む。










この日は本当によく晴れ渡った日で、
アマゴの朱点が周りの黄緑との対比で、
より美しく見えた。












そして、7月。
山は落ち着いた深い緑色へ変わり、
渓流に何度か足を運んで、
人間も心が落ち着いてくる頃。





汗が滝のように流れるのが
最初の頃は心地良いのだが、
魚の反応が悪いと疲れも加わり、
足が途端に重くなる。

道路から離れていて、
エスケープできないエリアだと、
まるで山登りのようにしんどくなる。













この日は増水気味で、
河原も水没しているところが多く、
流れに逆らって歩いたせいで、
帰りはもうくったくた。

道路へと上がれるはずの階段が見つからず、
川通しに歩いて戻ったのだが、
気を抜いた瞬間に深みにドボン。
頭まで濡れネズミ。


それでも、かえって気持ち良いのが、
盛夏の良いところ。


梅雨が終わると、
雨の降り具合によって、
釣果が左右されやすく、
魚の姿も拝みにくくなるけれど、
釣りという点だけで言うと、一番好きな季節かも。

やっぱり、夏男なんだな。


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適応能力の発揮どころ

2017-02-03 02:18:37 | ライトゲーム(メバル・アジなど)
適応能力に欠けていると感じる時がある。

例えば、最新式のトイレを利用した時、
どうやって流せばいいのかすぐわからず、
あたふたしたりする。

例えば、マツダスタジアムで、
新しいチャンステーマが取り入れられた時、
手拍子がうまく合わせられなかったり。





そして、釣りで初めてのポイントに入った時、
やっぱり同じなのだ。

新しいポイントに入ることを
望んでいるにもかかわらずそうなのだ。




適応能力に長けるアングラーは、
キャストするたびにひとつひとつ
ポイントの特徴を把握していく。




カメラを片手に様子を見ていると、
さっそく大きく竿を曲げる。







暗くなってからも…











激流のボトムを攻略しては良型のアジやメバルを。
シーバスの姿を見つけてはちゃっかり騙してしまうのだ。





一方、こちらと言えば、
良型メバル連発の立ち位置を譲ってもらっても、
流れに翻弄されて、メバルの口元までリグを運べず。






より流れが緩く、
より水深のない釣りやすい場所で、
ちょこちょこと密かに楽しんだ。















また、今回の楽しみは釣りだけにあらず。
爆風を避けるのに苦労しつつ、野外料理を楽しんだ。








調理道具を持ってくる代わりに、
家に置いてきたものが、
実は、ここのポイントを攻略するのに必要なもの
だったりしたんだけどねぇ。

それでも、身体の冷える中での、
暖かい野外料理は、
心がふわふわするほど美味しく、
心がぽかぽかするほど楽しく、
文句なしに大成功。




その後、どうなったかというと、
適応能力を発揮し続けたふたりの
大きいクーラーボックスは、
朝には持ち上げるのが大変なほど
どっしりと重くなっていて。

一方、こちらと言えば、
お腹を満たした後、
アジの時合が訪れたなんてつゆ知らず、
寝袋の中でぐっすり朝まで夢の中。




どこでも寝られるということに関しては、
適応能力があるんだけどなぁ。

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2016年回顧録~初顔合わせ~

2017-01-31 03:34:34 | トラウト(渓流)
マス類に魅了されて、
約9年?10年?

アマゴ、ヤマメ、ゴギ、イワナ、サツキマスと、
県内及び近県で釣れるマス類は、
サクラマスを除いて手中に収めてきた。


毎年のサイクルも出来上がっていて、
ちょっとマンネリ化してきた感もあった。

そのようなタイミングで、
誘ってもらったのが、
まだ出逢ったことのない魚が泳ぐ川。


どっちかというと、
魚そのものよりも、
今まで踏み込んだことのないエリアへの遠征
という要素に心惹かれたのだけれど。






普段、アマゴやヤマメを狙っている
規模のこの細い流れの中に、
60cmになる大物が潜んでいるという。




その魚の名は、
“ブラウントラウト”。

表情は、アマゴよりも、
イワナに近い雰囲気。










渇水気味のためか、
期待した大きな影が姿を現すこともなく、
流れもこんなに細くなってきた。







まさに、ラストポイントで、
釣れてくれたこの日の最大魚。













この魚が潜んでたポイント。



奥の流れ込みにキャストしたのだけど、
枝にラインが乗っかって、
まさに虫のようにポトンと静かに落下したルアーに
飛沫を上げて襲い掛かってきた。

完全に偶然の産物。
キャスト下手だからこそ釣れたラッキーな1匹だけど、
そんなこと関係なく素直に喜んだ1匹だったよ。





こういう生き物を食べて、
大きくなるんだって。





刺激たっぷりの1日に、
またどこかに遠征したい気持ちが
際限なく膨らんできてる。


まだまだ、全国にはマス類、
いろいろいるもんね。
キリがなくなりそうで怖いんだけど。。。


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