ノブトの平凡日記

備忘録として気が向いたとき更新しています。

「大根を皮剥いて干しました」と、今日の誕生日の花

2007年12月08日 | 花・園芸・趣味・嗜好ほか
 奈良・田原本の今日の天気は晴れ後曇りとのことで、今朝7時の庭の温度は4度です。庭の葡萄の葉も散り、梅も黄色くなって葉を落とし始めました。お変わりありませんか。

 これは皮を剥いた大根を干しているところで、沢庵漬にするのではありません。これを来年の春近くまで干しますと、直径10㌢位あったのが3㌢程になってしまいます。それを1㍉弱の厚さに刻んで(固くて大変ですが)広口瓶に入れ、唐辛子と醤油を入れて漬け込むと醤油を吸って柔らかくなるのです。
 ノブトの育った山村では、これを「ごぶづけ」と言っていました。
また、「ハリハリ」といって、「ごぶづけ」の厚さより更に薄く切り湯に浸して戻し、三杯酢に漬けて酢の物として食していたのですが、これらは郷土を思い起こさせてくれる食べ物の一つです。沢庵漬けの他にも千切りにした干し大根とか、茹でて干した切干し大根も好きですが、ノブトは「ごぶづけ」や「ハリハリ」が好物です。
 これまでは、カチカチに固くなったこの大根を、刻んでまで送ってくれていた母も特別介護病院で臥す身となりました。ねじれたような形で固く乾燥した大根を見て母を想いたいと思います。上手に乾燥できた時はUPしたいと思っているところです。


 さて、今日の誕生日の花は、ツバキ科の【茶】で、花言葉は「追憶」とのことです。歌人 鳥海昭子さんは、
      ほっこらと茶の花咲けり追憶の
           うらうらとして小春日のなか
と、詠まれています。鳥海さんのコメントは画像上にながしますが、お茶にまつわる話し のページがありましたのでリンクさせてもらいました。

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のどかな冬の一日、

昔のことをつらつらと

思い出していました。

生垣には、茶の木がほっこらと

白い花を咲かせていました。

          鳥海昭子