大阪の作家と編集者による「大阪的」なものについての対談。
(津村記久子)
しゃべっていても水位の調節みたいなことを大阪の人は平気でやる。こいつの言ってることよりおもしろいことを今言うたろとか、同じぐらいのこと言おかなとか、ちょっと相手を立てておもんないこと言おう、っていうことを。でも、他の土地の人はなかなかそういうことをやらない感じがしますね。ただ話に勝とうとして、それやない、みたいなことを言ったり、そもそも水位が見えてなかったりする。
(江 弘毅)
大阪弁が言語としてどのような特徴を有した方言なのか、といった側面から見ると的外れなことになる。そうではなくて、人への応接の仕方なのだ。
とても面白いが、東京もんが「わかる」と言ってはいけない感じがするので
★3.5