一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『アバター』

2010-01-11 | キネマ

TOHO CINEMASが

末尾が「1」もしくは「4」の「お年玉付き年賀はがき」をお持ちの方は、該当の年賀はがき持参で、1月9日(土)~2月28日(日)の期間中、1000円でご覧頂けます。

という太っ腹なキャンペーンをはじめたので、それに便乗して観に行きました。
でも3Dの追加料金300円は別にとられる(仕方ない)のと、ネット予約は対象外(確認しようがないもんね)というので、早起きして六本木ヒルズまで。

一言で言うととても面白い映画です。
ジェームス・キャメロンが3Dの映画を作りたくて作りたくて、力を入れたって感じがつたわります。
ストーリーやシーンや小物がいろんな映画からのいいとこどりのてんこ盛りです。

自作ではターミネーター、タイタニック、エイリアン(シガニー・ウィーバー!)、他の監督の作品ではロードオブザリング、もののけ姫やナウシカも入ってる、それにLOSTもちょいとはいってます(LOSTではちょっとだけ出てきたアナ・ルシア役の女優が出てて懐かしかった)。

まさにおせち料理か幕の内弁当のような豪華さで、それを破綻なくまとめるところがさすが巨匠です。

作品世界がどうとかテーマがどうとか言う前に一流の娯楽作品です。
(それを言い出すと、鯨油のための捕鯨船の補給基地を目当てに黒船で押し寄せたペリーとか、石油資源確保で侵攻したイランはどうよ、なんて話になってしまいます。でも、そういう戦争ってアメリカにとっては従来型の二次元の世界だけど、相手方にとっては瞠目の3Dというようなかんじだったんでしょうね)

3Dですが、あまり極端に何かが飛び出て来ることもなく、スクリーンの中ですべてが展開している抑え目の演出です。
これくらいがリアリティがあってしかも疲れなくていいかも。
このへん、これからは3Dしか撮らないと豪語するジェームズ・キャメロンとしては「普通の表現」にこだわりたかったのかもしれません。
草むらを書き分けて走るというような小さなところのリアリティは大事です。
3Dが進むと、都会モノより自然モノのほうが増えるかもしれませんね。

キャンペーン割引の800円はポップコーンやら飲み物やらで回収されてしまったのですが、満足度は高かったです。



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