一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『神様メール』

2017-02-09 | キネマ
荒唐無稽な設定をうまく着地させている。

聖書の知識があればもっと楽しめたと思う。

神様はベルギーのブリュッセルに住み、部屋のパソコンで世界を管理していて、家の中では独善的にふるまう嫌な奴。
ずっと家の中で暮らしていた10歳の娘エアはそんな父親に腹を立て、ある日父親の部屋に忍び込んでパソコンで世界中の人に寿命を知らせるメールを送信してしまう…という話


神様の嫌な奴加減の描き方、先に家出をした「兄」の存在(観てのお楽しみ)、寿命を知った人々の振る舞い、という舞台装置に、初めて下界(というか設定だと家の外)に出た娘の純真さが加わって、リアルながらもファンタジックな幸福感に満ちた映画になっている。






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