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キリシタン墓地発見

2011-05-21 | 政治経済その他
大分でキリシタン墓地発見 完全な姿残す、国内初

2011年5月20日 20時53分

 大分県臼杵市教育委員会は20日、同市の広原西遺跡から、安土桃山時代から江戸時代初めにかけてのものとみられる、キリシタン墓地の墓標など地表部分を発見したと発表した。

 市教委によると、これまでにひつぎなど地中に埋葬されたものは見つかっているが、地上の構造物を含め完全な姿で残っているのは国内初という。

 調査した東大の五野井隆史名誉教授(日本キリシタン史)は「迫害が厳しかった江戸時代にも墓が壊されず、そのまま見つかるのはとても珍しい」と話している。

 市教委によると、臼杵市の山中にある360平方メートルの範囲に、37基の墓を確認。キリシタン墓地では国内最大の規模という。

 個々の墓は、最大で長さ約2メートル50センチ・幅約70センチ、最小で長さ約70センチ・幅約60センチで、正方形の石を敷き詰めていた。整然と並べて配置され、墓地の中心部では、広場や礼拝堂とみられる跡も見つかった。

 周囲で見つかった仏教墓の年代から、1580~1610年代のものと推定されるという。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052001001022.html