愛知県春日井市と岐阜県多治見市の境界に旧中央西線の廃線が有ります。
13本のトンネルが連なっていて、その一部が春と秋に一般公開されています。
そこへカミさんとウオーキングに行って来ました。
ここからが入口です。
急な階段を上って廃線敷に上がります。
受付で保険料を含む料金として100円払って入りました。
見学できる時間が3時までとなっていました。
2時過ぎに訪れましたら、終わりの準備で100円硬貨を袋に入れる作業をしていました。
ここから廃線敷を歩きました。
歳月により、廃線敷にモミジの木が大きくなっていました。
終了の時刻が近づき、歩いているのは、私たちと親子だけとなりました。
廃線敷きの路面。
バラスが残っていて線路を想像させます。
かつては、ここにレールと枕木が有りました。
成長したモミジ。
綺麗な枝が横に出ていました。
廃線敷きには色々の木が育っています。
土岐川から庄内川に変わる県境辺りです。
一隅に休憩場所が設けられていました。
トンネルの工事に四日市や常滑など各地から赤レンガが運び込まれました。
レンガに押印のマークが有り、ボランティアが説明してくれました。
一般公開されている一番奥の場所。
ここで行き止まりです。
引き返しました。
アケビの花。
秋には実を付けることでしょう。
竹のボードに当時の写真と現在の写真が並べて展示してありました。
定光寺駅。
普通列車しか停車しません。
終了時刻が近づき、乗客の人数が減っています。
最後に
多治見辺りでは土岐川で、高蔵寺では庄内川。愛知県と岐阜県の県境で川の名が変わるのでしょう。
その県境に14本のトンネルが有りました。内1本は取り壊されて、残っているのが13本です。
かつて、単線のこの線路を蒸気機関車が走りました。
今日のように列車に冷房が無い時代で、暑い時期は窓を全開していてトンネルが近づくと一斉に窓を閉める。そんな様子が想像できます。
列車の窓を開けてプラットホームの駅弁売りから駅弁を買う。
そんな懐かしい思い出は遠い過去のことになってしまいました。