失われた時を求めて

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スティング

2006-05-05 00:55:08 | 映画
昭和48('73)年
監督:ジョージ・ロイ・ヒル(明日に向って撃て!、華麗なるヒコーキ野郎)
脚本:デイビッド・S・ウォード(メジャー・リーグ)
出演:ポール・ニューマン(ハスラー、明日に向って撃て!、タワーリング・インフェルノ)
   ロバート・レッドフォード(明日に向って撃て!、華麗なるギャツビー、大統領の陰謀、遠すぎた橋、ナチュラル)
   ロバート・ショー(ジョーズ、ロシアより愛をこめて、ナバロンの嵐)

 ここで改めて語らなくても、既に語り尽くされた名画中の名画ですネ。今さらこの映画を採り上げたのは、日本語吹替え収録の「スペシャル・エディション」を先日買ったからです。

 淀川長治氏の言葉に、「この映画を見たことが無い人は幸せだ。これからこの映画を楽しむことができるのだから。」というのがあるそうです。本当にその通りだと思います。ですから、ここではストーリーに関しては語りません。

 最初にレッドフォードが演じるフッカーと組んでいる、ペテンの相棒であり師匠でもある「ルーサー」役は、ロバート・アール・ジョーンズ。苗字でピンと来た人も多いと思いますが、ダース・ヴェイダーの声を演じたジェームズ・アール・ジョーンズのお父さんなのですネ。

 脚本のデイビッド・S・ウォードは、『メジャー・リーグ』の脚本と監督をした人です。よく練られた脚本は健在で、丁寧に業界を取材し、業界用語やスラングを盛り込む作り方に共通性が感じられます。
 この『スティング』では‥‥‥××××。おっと、ストーリーについては語りません。人の幸せを奪ってしまいたくありませんから(^o^)/

 レッドフォードの身のこなしがカッコいいです。最終日、いつものダイナーで朝食を摂っている時の、フォークの柄でカップをかき回すのも粋だし、フォークの持ち方なんかは研究して真似したりしました(^^ゞ

 どのキャラも、ロネガンでさえも生き生きと映画の中で生きています。それぞれがセリフがあろうが無かろうが、カメラに写っていようがいまいが関係無く「生きている」のが見事です。私は列車内のポーカーのシーンと、最初にロネガンがゴンドーフの店に現れるシーンが好きです。どちらもニヤリとさせられますが、同時にヒヤヒヤ、ハラハラする展開と演技に参っています(^o^)

 ラストシーンの、小さな円に絞られていく描写は寂しさを感じます。この幸せな映画の中の空間が終わることを実感させられて、何度見ても胸が締め付けられます。

 音楽についてはよく語られますが、「THE TALE」「THE HOOK」「THE STING」と章立てされた構成、そして「扉絵」とも言うべきイラストにも味がありますネ。オープニングのクレジットでは、わざわざ本のページをめくるような演出もされているのが素敵です。

 明日もまた見ようっと!

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2 コメント

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はじめまして (kanryuu)
2006-05-05 06:25:14


「スティング」大好きです

観たことない人には必ず勧めます

みんな 良かったって言ってくれます



また観たくなりました





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kanryuuさん、はじめまして (get_better4u)
2006-05-05 09:17:38
 特別に映画が好きでなくても、映画を見て面白いと感じる人には絶対に薦めたい映画ですよネ。

 そして、初めて見た時のあの楽しさをまだ味わったことがない人が、本当に羨ましいと思います。
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