八王子現代家具工芸学校

八王子現代家具工芸学校での生徒達の木製家具の製作過程などの紹介。

今年もありがとうございました。

2016-12-31 23:16:53 | 八王子現代家具工芸学校

今年も残り時間あとわずかですね。今年も誰ひとり怪我なく無事に木工・家具制作ができました。2017年も怪我なくみんなが楽しく良い物を作れるように努めます。

今年最後にアマゾンで英国の家具の本を購入致しました。

本のタイトルは「Furniture of Rupart Williamson」、私が英国留学中の夏休みに働かせてもらっていたボスの自伝的な本です。私がとても尊敬し、目標とするデザイナーで制作者です。是非、Rupart Williamsonをネットで検索してみて下さい。彼の作品やHPなどが出てきます。

本はアマゾンで購入できますのでもし興味がありましたら是非見て下さい。

 

本の表紙です。

 

 

久しぶりにルパートの作品を見てとても刺激になりました。2017年は私自身ももっと作品を作っていこうと感じました。


写真立てと干支の置物。

2016-12-23 21:49:44 | 八王子現代家具工芸学校

今ブログをチェックして気が付きました。先週の16日に新しくできた作品をアップしたのですが、されておりませんでした。それともしたつもりでいたのでしょうかね?とりあえず今日アップします。

最近制作した写真立てと生徒さんが作った干支の飾りです。

写真立てはバーズアイメープルとアメリカンウォールナットを使用しました。バーズアイメープル=日本語名では鳥眼杢と言われ鳥の眼のようなブチの柄が出るカエデの木です。とても綺麗で私は好んで使っております。

ずっと使ってなくて取ってある杢の出ている材は学校の材木置き場に結構あります。また杢が出てなくても銘木と言われる材もあります。(端材や短材が多いですが)

取っておいていつか使おうと思っており長い物では10年以上前に購入したものもあります。このままでは結局使わないのではないのかと思いこれからは使っていこうと思っております。

でも、いざとなったら使わないで取っておきそうですね。

 

鶏の干支は生徒さんが糸鋸で作ったものです。絵柄はネットであったものを使用しアレンジをして製作。とっても良いですよね。


ハイスツール製作・続き。

2016-12-01 22:28:03 | 生徒制作過程

あっと言う間に今日から12月、今年も残り1か月になってしまいましたね。やり残していること、何だかたくさんあります。もたもたしていると何もできずに2018年になってしまいますね。

今日は前回のハイスツール制作の続きで、座面制作からです。

材料は同じくアメリカンウォールナット、板を2枚矧ぎ合せ。

 

板目の木目を上手く繋いでなるべくわからないようにしました。接合部分にはドミノ(木の板)を入れて強度を出しています。

繋ぎ目がわかりませんでしたよ。

 

お尻に合わせ真ん中を少しくぼませたいとのことで今回は旋盤を使って作りました。

旋盤外形のしるしをつけた後、帯鋸で大まかに切断してベルトサンダーで仕上げました。

 

その後面取りカッターで45度に大きく面取りしました。

 

面取り完了。すでにあいている穴はドミノ加工で脚との接合の為です。

 

曲げた脚の角も丸く面取り。

下の貫き作りの画像は撮っていませんでした。

組立て開始です。

 

組立て後はクルミ油とミツロウを塗って完成です。

  

とても綺麗な良い作品ができました。