春日部市立図書館に、まさかのボブ・ディラン絵本(フォーエバー・ヤング)(2011.2.24)

2011-02-24 16:24:29 | Weblog

*持っているのに、図書館で借りてきたのです。

 10日ほど前に、春日部の図書館で10冊ほど借りた本の中の一冊です。まさかと思いました。絵本の棚でもなく、音楽関連の棚でもなく、雑多に積んであるところにありました。
 その昔、ディラン、ディランで暮らしてきたワタシです。もちろん買って持っています。本屋で見つけた時も驚きました<こんな絵本、誰が買うのだろう>と。
 持っていても借りたのです。<こんな絵本、他に誰も借りないだろう>、という気持ちがあったでしょう。予算削減が続く公立の図書館が、子ども向きの絵本として選ぶ本ではないな、と思ったりします。

 私ら、60年代に青春を送ったジ-ジバ-バさんが昔を懐かしむ絵本です。
 おもしろがっていうならば、その時代の反体制、現代用語では変革、の旗手でした。韓国では、当時は、反戦歌♪How many・・・の“風に吹かれて”を、ラジオで流しただけで逮捕ということもありました。日本では、歌えましたが、反体制寄り、反体制意識の歌だったでしょうね。♪時代は代る、今や、公共図書館です。
 そのボブ・ディランの若い時代の活動のストーリーが絵本になっているのです。

*ディラン少年は、社会派フォークシンガー、ウッディ・ガスリーのようになりたいと思っていました。

*1960年冬、アメリカの田舎から、都会ニューヨークにギター一本持って出てきました。(左;グリニッチ・ビレッジのカフェ・ホワ、右;フォークシティの看板、ワタシも、何度もこのあたりをブラブラしました)

*公民権運動、ベトナム反戦運動の先頭で歌うようになっていました。(図中に、キング牧師、ジョーン・バエズらも描きこまれています)

*惑星・地球を大切に(署名しているのはアレン・キンズバーグ、その隣にジャック・ケルアック)

*ディランの行動は、次の世代に大きな影響を与えていきます。プラカードに、How many・・・?とあります。

*そうして、歌うことは、次の世代に引き継いでいくのです。

 この本のタイトルは、forever young(いつまでも若く)です。ディランの歌のタイトルです。訳者は、“始まりの日に”と訳本の題名にしています。訳書は、2010年3月、岩崎書店発行。原書は、2008年発行です。いずれも、Amazonで容易に買えます。

 【おまけ】

*さてさて、この絵本を、ウチの孫に見せなけりゃいかんですね。全く興味を示さないでしょう。でも、一度やってみましょう。

*ボブ・ディランは、ワタシとほぼ同年代、40年間いつも先頭を走っています。さすがのワタシも、ディランを聞くことは、もうなくなりましたが、一年前の3月、東京公演には2万円出していきました。家人がついてきたので4万円、とほほ・・・。

*このブログでも、やたらとボブ・ディランのことを書いています。この画面一番上の右の、検索に<ディラン>その右欄に<このブログ内>と選んでみてください。ずらーっと出てくるでしょう。