ピーター・ポール&マリーのポールが横田めぐみさんにメッセージソング(2007.1.30)

2007-01-30 21:31:45 | Weblog

*写真は、NHKニュースから。

昨夜(1月29日)7時のNHKテレビのニュースで、60年代からのアメリカのフォークソング・グループ、ピーター・ポール&マリーのポール・ストゥキーさんが、横田めぐみさんの境遇へのメッセージ・ソングを作ったことが、報道されました。
9時のニュース・ウオッチ9の時には、ヴィデオ録画しました。

ニュースによると、ポールさんが日本の知人から、めぐみさんのことを聞き、9月27日に横田さん夫妻の了承を得てメッセージ・ソング“めぐみさんに捧げる歌(Song for MEGUMI)”を作ったとのことでした。

詩は、風の中に(In the wind)で始まります。めぐみさんのお母さんが呼びかける言葉になっています。
ニュース番組のテロップに紹介された訳は、次のようでした。

♪風の中に、
 あなたの声が聞こえます。
   めぐみを私に返して下さい。
   荒ぶる大海の向こうより、
 力の限り魂を叫びなさい
   私の心に、必ずそれが聞こえるから
   そしたら、あなたは家に帰るのです♪

この歌が、世界中にメッセージを届けることに役立てばいいと思います。
私には、それ以上の言葉はありません。

ピーター・ポール&マリー(PPM)は、私らと同じ世代。60年代のアメリカ社会に、公民権運動やヴェトナム反戦運動に、決して小さくない影響を与えたフォークソング・グループです。
私らもまた、そのメッセージと洗練されたギターワークに影響を受けたでしょう。

 

1967年8月28日。ワシントンには20万人集まった“ワシントン大行進”で、PPMは、26歳のジョーン・バエズやボブ・ディランとともに歌いました。マルチン・ルーサー・キングが“私には夢がある(I have a dream)”を繰り返す感動的な演説を行った、あの集会です。

歌が社会を動かした、動かすことのできた時代であったのです。
その後も、PPMは、発言し、メッセージを送り続けてきました。

  【おまけ】

* 私もまた、PPMを聞いてきました。PPMの一番好きなレコードは、1962年の、このIn the windです。“風に吹かれて(Browin' in the wind ; ボブ・ディラン”も入っています。

* 日本に何度も来ています。2度目の来日の1969年から、来日時には毎回出かけていると思います。 ついでに、そのチケットを並べてみました。
上から、1969.1.3(2200円)、1982.3.10(2500円)、1990.11.7(6500円)、1992.11.14(6000円)、2000.3.5(8500円)です。今年も、来るのだろうか。