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歯周病は、一本だけでなく多数の歯が一度にかかることがほとんどで、虫歯と違い、痛みなどの自覚症状がなく進行します

2018-12-18 11:25:43 | 日記
歯の周りには、歯を支えるために必要な様々な組織(歯肉・歯根膜・セメント質・歯槽骨)があります。
歯周病(歯槽膿漏)は、歯の付け根に付着した歯垢の中の歯周病菌が、歯肉や歯を支える骨を破壊し、最終的には歯が抜けてしまう病気です。歯垢に唾液成分の無機質が沈着し、硬く石灰化した歯石に、歯周病菌の温床となります。始めは歯周の歯肉に炎症を起こし、出血します。進行すると歯肉溝が深くなっていき、歯がぐらつき、歯の根が見えてきます。そのうちに口臭や出血が酷くなってき、常時ウミが出てくるようになります。

歯周病は、一本だけでなく多数の歯が一度にかかることがほとんどで、虫歯と違い、痛みなどの自覚症状がなく進行します。長い間、歯周病のサインを見逃して放置し、歯がぐらぐらになってから来院しても、抜歯しか手段が無いこともしばしばで、いきなり歯を失ってしまうことになりかねません。また、糖尿病や喫煙などの危険因子が加わると、さらに歯周病の進行を促し、その他の因子と相まって、心筋梗塞などの全身疾患の引き金になるともいわれております。
パルスオキシメーター
1.ブラッシング指導
一番大切な事は、日頃のホームケア(歯磨き)です。
歯周溝にプラークが溜まってしまうと自分ではなかなか落とせないので、歯につき始めたプラークをしっかり落とす事が大切になってきます。
歯磨きの際は、現状のブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解して頂いた上でご自分に合ったブラッシングの方法を学んでいただきます。日頃のブラッシングによるプラークコントロールこそが歯周病治療の第一歩です。

2.スケーリング(歯石除去)
歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したもので、表面は粗造でプラークが更に付着しやすいような構造をしており、歯に強固に付着しています。そして強い病原性を持っています。スケーリングでは主に、超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除き、歯の表面をつるつるの状態にし、プラークが付着しにくい状態にします。

3.フラップオペレーション(付着療法)
歯槽骨の破壊が大きく、歯周ポケットが深いような箇所はスケーリングだけでは歯石を取り除く事が不可能です。このような場合は、歯肉を外側に開いて歯根を露出させ細かい部分まで歯石を取り除きます。
歯茎を切開して骨から剥離させ、直視下で歯石や感染しきった歯茎を取り除き、残った健康な部分を縫い合わせます。
マイクロスコープ 歯科
4.歯周組織再生誘導
歯周病によって破壊された骨は通常再生することはありませんが、上記のフラップオペレーションに加えてゴアテックスやコラーゲンなどの膜を貼り付けたりエナメルマトリックスと呼ばれるたんぱく質を塗布することで、歯周組織の再生を促進させることができます。これは骨も再生できる最新治療で、手術により元の健康な状態と同じ構造で組織を回復させる事ができます。

お酒を飲んだ日は、そのまま寝てしまうことがある

2018-12-18 10:58:40 | 日記
歯周病とは、歯周組織が歯垢(プラーク)に含まれている歯周病菌に感染し、歯肉(歯茎)が腫れたり、出血したりする病気です。
歯周病は、症状が悪化すると、歯周ポケットと呼ばれる隙間が深くなって歯周病菌が骨を溶かし、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。虫歯と違い、歯の形が壊れていくのではなく、歯の周囲を支えている組織が壊れていく病気です。軽度の症状であれば、歯石除去(スケーリング)や薬物治療で歯周病の進行を食い止めることができ、歯の保存・処置が可能です。でも、深くなりすぎると外科手術が必要になります。上にある画像のような状態は、重度・末期の歯周病です。ブラッシング、歯石除去、歯周外科だけでは治せないところまで進行してしまっています。歯周病がひどくなると、進行した歯周病・歯槽膿漏は骨を溶かしてしまうため、早期に抜く必要がある場合もあります。放置していると根の周りの骨が溶けていき、周りの歯までも倒れたり、抜けたりします。
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「8020運動」ってご存知ですか?
そう、80歳になったとき、自分の歯を20本以上残そう!という運動です。
でも、ある調査によると、約75%の人が、80歳になったときに自分の歯を20本残せるかと言われれば、自信がないとか。
歯を失う原因は、むし歯だけではありません。しっかり歯磨きをしていた人でも、50歳くらいから急にごそっと歯が抜けてしまう、歯周病という恐い病気にかかることがあります。
そこで、「歯」の危険度をチェック!
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お酒を飲んだ日は、そのまま寝てしまうことがある
甘いものが好きで、ジュースやアメなどいつも何か口にしていることが多い
歯ブラシの毛がすぐに開いてしまう
歯の間に物がよくはさまる
歯ぐきが腫れたり血が出ることがある
歯ぐきの色がピンクではなく、赤や赤紫になっている
歯がのびてきた
固いものが噛めない
指で歯を押したり、強くかみ締めると歯がぐらつく
指で歯茎を押すとブヨブヨしている
口がネバネバする
歯が浮いた感じがする
歯周病はむし歯のような強烈な痛みがないため、気づいた時にはだいぶ進行してしまっているものです。
あなたは大丈夫ですか?
さあ、今から鏡に向かってチェックしてください!

歯磨きをした時、歯ぐきから血が出ると、とても気になります。なぜ出血するのでしょうか?

2018-12-18 10:17:50 | 日記
多くの場合は「歯周病」、昔の言い方で言うと「歯槽膿漏」が原因です。では「歯周病」とは、一体何なのでしょうか?歯と歯ぐきの間に汚れ(プラーク)がたまり、そこに多くのばい菌が繁殖して炎症が起きている状態です。炎症が起きると、歯ぐきは、血に混ぜてばい菌を掻き出そうとして出血を起こします。「まあ、ちょっと出血しているだけだし、いいか」と思って放っておくと、どうなるのでしょうか?
歯科器具
ばい菌が同じ場所で滞ると、「歯周ポケット」と呼ばれる歯と歯ぐきの溝が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶け始めます。また、バイ菌は臭います。ですので、歯周病になると独特の口臭を放ち、周りの人に迷惑をかけます。「スメハラ(スメル・ハラスメント)」という言葉もあるくらいです。周りの人への気遣いとしても、歯周病の治療は大切です。
特に営業職の方は、気にかけていただくことで、お客様に不快な思いをさせないですみます。そして、歯を失う原因は、虫歯を抜いて歯周病がトップです。歯を失う原因は、虫歯は3割、歯周病が4割となっています。

虫歯や歯周病は、口の中の細菌が悪さをする病気ということを今までお話しをしてきましたが、その歯周病菌が身体のあちこちで悪さをすることがあることをご存知ですか?つまり、歯周病菌は唾液や呼吸を介して肺に入り込み、また歯ぐきの中の毛細血管を介して体に入り込み至る所で悪さをするのです。さてどのように悪さをするのでしょうか?別表に示すように歯周病菌が肺に入り込めば肺炎(誤嚥性肺炎)の原因になります。言うまでもなく肺炎は日本人の死因第4位の病気(内97%は高齢者)です。また、歯周病菌は心臓や血管内で血栓を作り易くし、心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなります。日本人の死因の第2位は心疾患、第3位は脳血管疾患です。さらに、歯周病は糖尿病の関わりにおいて、インシュリンの働きを妨げ血糖のコントロールを困難にしたり、妊婦においては歯周病菌が子宮内で陣痛を促進させる働きをし早産(低体重出産)の原因にもなります。
ハンドピース
つまり、歯周病は、呼吸器系疾患・心臓-血管系疾患・糖尿病・低体重出産などのさまざまな全身疾患の発症・進行などに関係しているのです。また、糖尿病や腎疾患などの基礎疾患があると、免疫力の低下により歯周病や呼吸器系疾患などの感染症にかかりやすくなったり、傷が治りにくいことにより病気が重症化しやすくなるのです(病気の悪循環)。
以上のように、結果として歯周病がもとで死に至るケースも稀ではなく、身体の健康のためにはお口のケアも大切だということがわかって頂けたと思います。さぁ、皆さん歯周病予防のためだけでなく、全身疾患予防のためにも日々歯磨きを丁寧に行いましょう。