仙露軒日常

利根川べりの仙露軒にすめる初老のおやじのつぶやきごと。ご笑止、ご笑止。

監督不行届

2011年02月28日 | 浮き世

この言葉がぴったりの事件ですね。

しかし、マスコミでは誰もこの言葉を口にしない。

そもそも、こういう事が起きないための監督ではありませんか。

トイレに行った人も特定できないなんてあり得ないことでしょう。

なんのためにその職務を行っているのか

甘えの構造の中で本質を見失っている気がします。

いわゆる「雑用」意識が抜けない人が多い職場であることも

否めませんね。

ではあなたの「本務」は何なのか?

 

 

 

 


父の教え

2011年02月23日 | ふみ

山崎豊子の『沈まぬ太陽』の主人公のモデルとされたのが

この本の著者である小倉寛太郎さんです。

先日、映画がテレビで放映されたのでまだ読んでいなかった

ご本人の著作を読んでみました。

ちなみに映画の放映直後は

この本はアマゾンで100円程度でしたが

なんと現在は1200円。

相場ってまことにおもしろいものです。

この本で勉強になったのは

「父親の教え」という項目でした。

1 天知る地知る人ぞ知る=人が見ていなくても不正ははたらくな

2 先憂後楽=指導者の立場になったら心得よ

3 お辞儀の角度=相手によって立場を変えるな

4 相手を思って冷静に=人に対するときは相手の立場を考慮して冷静に

なかなかできないことですがとても大切なことですね。

小倉さんの人生を重ねるとまさに万鈞の重みがあります。

 

 

 


ゆーふるやー

2011年02月22日 | たび

先週の金曜日の日経の朝刊に

なんと沖縄は中ノ湯のしげおばあが出ていました。

しげさんとは同郷のゆほら君の紹介で

沖縄に行くと寄るようになりました。

沖縄では気候的なものと降雨量の関係で

いわゆる内風呂はあまり発達しなかったようで

基本的には水浴び程度ですませていたようです。

湯船で温まるのは病気を治すためという感覚があったと

しげさんから聞きました。

しげさんは私たちが行くとタダで入れてくれたうえに

黒糖をだしてさんぴん茶を自販機で買ってくれて

さらに息子には小遣いまでくださるという

ほんに沖縄のやさしいおばあです。

そしてゆほら君がリュー大の先生になってくれることを

何より願っている人でもあります。

ご子息はリュー大の農学の先生になったんです。

日経に出てまた少しはお客さんが増えたらいいと思います。

 


重箱料理

2011年02月15日 | ふみ

本日は宮中から沖縄に飛びました。

沖縄料理は嫌いな方も多いですが

私は大好物です。

こちらは伝統行事には欠かせない重箱料理。

美しい盛りつけですよね。

とくに先祖を祀るトートーメーにお供えするのだそうです。

古酒百年計画

すてきな企画ですね。

お酒が飲めるというのではなくて…

戦災で古酒を失った沖縄で

百年後までも平和が続くようにという祈りだそうです。

 


およふかし

2011年02月14日 | ふみ

およふかし

こんな雅なことばをご存じでしょうか。

天皇家ではお夜食をこのように呼ぶそうです。

平素でも突然のおよふかしのために大膳が控えていたそうですが

お召しがあったことは一度もないとのことです。

ただし年に一度だけ十一月二十三日の新嘗祭の夜にだけ

正式なおよふかしが調進されます。

これが皇太子殿下との間で交わされる「おとりかわしのうどん」というものだそうです。

二段中になっていて下がうどん、

上がうどんのつゆの具になる天ぷらや鶏肉などの食材。

暖めるとそのまま加薬うどんになるのだそうです。

深更までの神事のとき子は親を思い親は子を思ってとりかわされるうどん。

きっと心まで温まるうどんであることでしょう。

 

 

 


人間関係のしきたり

2011年02月07日 | ふみ

こちらも105円の仕入れです。

とても印象的だったのは「職場の人間関係」です。

職場では深い人間関係が作れないと思っていれば

職場でのストレスはたまらない

ふむふむ、

しょせん職場の人間関係は利害とともにある

ふむふむ。

すべてが当たっているとは思いませんが

やはり多くはそんな気もいたします。

あとは

いやな奴とはつきあわないにかぎる

真の友だちなんていなくて当たり前

など、とかく私たちが悩ましく思う人間関係についてびしっと書かれてます。

でも著者の川北義則さんってきっと心の強い人なんでしょうねぇ。

 

 


人に仕える

2011年02月06日 | ふみ

先日の渡辺さんの本からたどりついた一冊です。

「陛下一代の」というサブタイトルにはとても重い意味が込められいます。

渡辺さんは洋食の担当で谷部さんは和食担当です。

谷部さんと陛下との関わり方は人生をかけたといってもよい関係です。

士は己を知る者のために死す

と言いますが

谷部さんは昭和帝の崩御と共に大膳を去ります。

昭和帝とのお別れのシーンはまことに心に響くものがあります。

こういう人生を見せられると

お人とお人との出会いが人生であることを思わされます。

 

 

 


恵方

2011年02月03日 | 浮き世

本日、節分を迎えましたね。

本来は明日から新年がやってくるわけですから

今年の汚れは今年のうちに払っておかないといけませんね。

恵方巻きというのが流行っていますが

恵方に対する考え方としては金神のいる方位が悪い方位とされます。

いずれも道教や風水の発想からきています。

日本文化も広い意味でアジアの文化であり

その影響下にしっかりとはまっているわけです。

さて恵方巻は海苔業界の陰謀説もささやかれていますが

まあ一年に一度こうしたことに気を遣うのもいいことかもしれません。

この日だけ太巻きが値上がりするのはいかがなものですかね。

十二単という太巻き寿司。

通常でも一本1200円です。

今日はそんなの食べられません。