男性の茶の湯をたしなむ方たちの着用する正装として十徳があります。
これは、家元から許しを得て着用するものです。
裏千家の場合は、茶名以上で許しを得ている方が着用しています。
僧侶の袈裟に準ずるので、絽の生地で袖も袂がなく作られています。
流派によっては家元から拝するところもあります。
いずれにしても勝手に着用がかなうものではありません。
宗匠格にならないと許しを得ていても着用しない流儀もあります。
他流派の方や宗家に伺う場合などは、控えて袴の着用をする方が慎みというものでしょう。
羽織ではないので、道中着にしてはなりません。
ご不浄に行くときも袈裟のように入り口に懸けておきます。
茶会でそうした十徳を見かけると、その会のほどがしられて好もしいものです。
利休頭巾も許しものですので、勝手に着用してはなりません。
http://tsubakiwabisuke.cocolog-nifty.com/rendezvous/2006/11/post_07be.html
杖も同じくです。
http://www.weblio.jp/content/%E9%B3%A9%E6%9D%96