昨日、某国営放送が容疑者と別人の顔を放送していたと謝罪していましたね。
前日の某大手新聞の誤報とも通じる大失態です。
集合写真から切り出すので、数名の証言を事前にとったと言い訳していましたが、
テレビ局としてほんとうにはずかしいことではないでしょうか。
もっとく「近いうち」が「遠いさき」にすり替わっても平然としている人を
総理としている国ですから、この程度はおかまいなしということなのでしょうか。
ちかごろこの手の「きほんのき」の字がとてもいいかげんな風潮がとても気になります。
昨日、読んでいた本に中国の詩人劉禹錫が二度(p.16・p.28)ほど登場したのですが
ルビが「りゅううしょう」と振ってありました。
二度までふっているからは誤植ではないと考えて、
近年もしかして読みが変わったのではないかと畏友に問い合わせてしまいました。
しかし「さにあらず」との返答でありました。
これは著者の罪ではないと思います。
編集者とはこういうミスを防ぐためにいるのではないでしょうか。
さもなくんば編集者や記者たちは自分たちの仕事の意義をどこにおいているでしょうか。
ワードプロセッサやインターネットが多くの仕事を担うなかですが、
そこだけは忘れてほしくありません。