外国為替取引業界で使用される場合、収益があがっている状況を指す。反対語はアゲンストで、収益があがっていない状況を意味する。
どちらかと言えば、同じタイミングやとある共通認識があるポイントを起点に、その後の運用状況を比較する場合に使用される場合が多い。
本来の使用方法は、自分を主体に、同じ意見や方針を示している状況をフェーバー、自分の意見や方針に対立するような反対の状況をアゲンストという傾向が強いと思うが、勝ち負け、損益、のように直接的ではなく、たまたま上手く行っているとか、一時的な損失期という意味で相手に対してややソフトに表現しているのかも知れない。
こぼれ話
ディーラー同士、自分の方向性がどんな立場であるかを確認するために、良く連絡を取り合いながら、相場に対峙している。例えば、指標発表などで急変した時、結果をどのように理解しているのか時間を見つけては、電話をしあう。
ディーラーA:「いや、NFPには参ったねえ、ショート振ったんだけど、途中でDD打ち込まれちゃってアゲンストなんだけど・・・」
ディーラーB:「そっか。自分はたまたまフェーバーだけど、一旦このあたりは前回の安値なんで、買いが入りそうだよ。自分のお客さんは、買いばかりだね。113.50辺りまで一旦は戻すかも知れない!」
ディーラーA:「OK、サンキュー!その辺ならチャラに出来そうなんで、買い上げの方宜しくね、ははは、じゃ!」
07年9月07日の週末深夜には、こんな会話が専用線を飛び回っていたに違いない。
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