遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

イタリア紀行 - 12/31 -

2007-12-31 21:45:25 | イタリア紀行
朝7時頃ホテル、レストランへ行くが、まだ準備中。ハム、チーズ、パン、卵のコンチネンタル。カプチーノおいしい。従業員の愛想はいいが、どこかきびきびしていない。

8:30頃TAXIで中央駅横の駅へ。40分かかって、ポンペイへ。





駅前すぐに遺跡。町並み全体が保存されている。壁、柱が遺跡の主。屋根まで復元したものも数箇所ある。人が石灰化したもの、色鮮やかな壁画、タイルのモザイクなどが残っている。何よりも当時の道路、下水、町並みが残っているのがすごい。





紀元一世紀に、噴火、埋没した遺跡。広場、神殿、裁判所、浴場、市場、居酒屋とほとんど現在と変わらない。夥しい出土品の倉庫もある。(ジュピター神殿の横)装飾用の石像や、精緻なモザイク画が残っているのにびっくり。2000年の変化はあまりないか。町並みは碁盤の目のように整備されており、都市計画が行き届いている。12時まで歩き回ってさすがに疲れる。野外劇場などの見学を省いて、電車でナポリに戻る。



ガイドブックで探した駅前のレストランは薄暗いので、他のスパゲッテイ屋を探しにサンタルチア港近くへ。バスは系統Noを示したあるだけで、次の停留所の案内もない。不安が一杯だったが、ヌーヴォ城が見えてきたので、あわてて降りる。昨日のガレリア(アーケード)がありやっと安心。



目当ての店が見当たらないので(あとで地図の見間違いであることを認識)そこで、「トマト屋」という赤いインテリアの店へ。2時近いのに、大繁盛。野菜皿、シーフード、ピザ、パスタ、白ワイン、水で、64ユーロ。パンは出てこなかったが、安さが繁盛の原因か。味もまずまず。イタリア語メニューはほとんど解らない。3:30頃まで居る。

「ナポリの夕日を見ずに死ぬな」の格言を思い出し、ケーブルでヴァーメロの丘頂上へ。サンテルモ城めがけて頂上駅から歩くも、途中鉄柵があって行き止まり。4,5人のおばさん軍団がくるも、行き止まりで、雲に隠れがちな、うっすらとした夕焼けを見て引き換えす。残念。



別のケーブルに乗ろうとして、改札が開かないので、困っていたら親切なおじさんが、「時間が来れば、開きますから待っていれば良いよ」と教えてくれました。職業はライターでナポリを世界に紹介しているのだそうです。ケーブルからメトロへの乗り換え駅が解らずうろうろしていたら、ケーキを抱えたこのおじさんに偶然会い、ここは、乗換えが少し解りにくいから案内してあげる。と駅まで回り道なのに、先導してくれました。ナポリは引ったくりとスリの町といわれているのに、こんなに親切な方もいます。

メトロ到着駅から、国立考古博物館(ムゼールという)へ10分ほど歩いて、5:50くらいに着く。年末のこと故、展示の大半がクローズ。次男も疲れ、がっかりした様子なので、入場を断念して帰途へ。そこ、ここで花火を上げている。山上駅経由で帰るが、お店は隣のバールも店じまいで、年末気分。ケーブルの中も家へのケーキや料理を持ち帰る人が多い。

ホテルへ戻り、晩飯を申し込むと、本日はフルリザーブでダメとのこと。そういえば、ロビーにはバンドらしき人が準備しており、ダイニングルームはセットされている。盛装しているお客も続々詰め掛けている。今日はニューイヤーパーテイらしい。次男に外に食べに行こうと誘うが、疲れていて、寝ているとのこと。やむなく、軽食を買いに街へ。昨日あれほどにぎわっていた、街がもうひっそり。わずかに開いているピザ屋、バールで、やっと、ピザ、シャンパン、サンドイッチを仕入れて帰る。

部屋で買ってきた軽食と日本のあられなどでささやかな年越しパーティ。疲れて寝てしまうが、12時近くになり、家内に起こされる。カウントダウン10分前。みはらしの良いホテルの窓から見たナポリの町全体で花火が上がる。五寸玉見当の大きさから2~30Mくらいの高さに上げる、無数の手持ちの花火がいたるところで上がる。このホテルの屋上からも火の粉が降ってくる。遠景では線香花火のじゅうたんに、ところどころ打ち上げ花火が混じるといった風情。



年を越えたところでは、煙幕で街の景色が見えにくくなるほどであった。一発一発は大きなものはないが、町中で上げられる量はすごい。堪能して眠りに就く。


|| 今日のイタリア料理

お昼に入ったお店はイタリア料理だと思っていたものの、実はスペイン料理でした。

コストパフォーマンスは良いのですが、たまに極端に量の少ないものがありました。



この写真のボンゴレ、決して食べかけのものではありません。
出された瞬間、盛り方、量ともに「え?」と思ってしまったのですが、味は良かったです。


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