遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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菖蒲華さく

2013-06-27 08:02:24 | 雑感


昨日も一日雨が落ちていた。水面に雨が落ちて模様を描いているし、新緑の黄緑色の葉の上の水滴が光っている。

梅雨のこの季節。夏至の次候「あやめはなさく」。
候のことば「晴耕雨読」。この言葉は、一年を通して自然に従って生きることを指しているのかと思っていたが、畑仕事と雨期の重なるこの季節の言葉であった。

休みといえば何かアクティブにしなければという強迫観念にとらわれがちであるが、じっと心を落ち着かせ読書や音楽に耳を傾けるのも悪くはない。案外ジャズとかゴスペルが静かに入ってくる。

又初夏青々とした木々の葉に降りたまった雨が、ばたばたと落ちてくることを青時雨というそうです。青嵐とは、新緑の上をぴゅうっと吹く、いきおいのある風のこと。この季節には青色が似合いそうです。

以上「日本の72候を楽しむ」からの受け売りです。



幻想と現実が入り混じる

2013-06-26 07:34:24 | 


「鬼の足音」道尾秀介 角川書店刊 2009年発行

ロータリークラブ時代の畏友が、親切にも「前にお貸しした本を入れ替えましょうか」と大量の本(20冊以上)を持ってきてくれた。とっても嬉しい。山籠りの毎日には何よりのご馳走だ。
本の帯に「2009年作家別得票数第一位のミステリー、初の短篇集にして最高傑作!とある。」先ずこれから手にとって読んでみた。

確かになにか不気味な感じのする小説である。暑い夏の怪談としての読み物かもしれない。とても暗い印象がする。元気や勇気が出てくるという小説ではなく、知的冒険が試されるというたぐいの物だ。

6編のミステリーが所蔵されているが、現実と幻想が入り混じり、どこが境か判然としない。物語の世界に引きずり込まれるようだ。まずはこの世界にどっぷりと浸かり、次の作品を読んでから評価してみよう。

残念 アクシデント

2013-06-25 07:04:36 | 行ってきました
食堂にあったお酒。この時はそれどころではなかった。

午後4時頃待っていた仲間が到着した。リーダーのTさん、Sさん、Kさんの面々。我々が一杯やっていた談話室に直行してくれた。まずは再開を祝しビールで乾杯。ひとしきり話が弾んだ後、皆は部屋に行き、温泉に浸かってくるので一旦退出。
我々は相変わらず飲み続けた。待てど暮らせど彼らは戻ってこない。5時近くになりKさんが顔をのぞかせ、事故があったと報告。

「Tさんが温泉から上がった時に立ちくらみをし、柱にぶつかって額を切った。救急車の出動を要請している」と報告があった。お風呂へ飛んでいくと、廊下にTさんが寝ている。見知らぬ人がそばに付いていてくれ、「傷は大きいが、心配はいらないと思う」と少し気分が落ち着くようなコメント。傷口を検めると、額にぱっくりと7,8センチの傷。本人も「傷の痛みはするが、その他には異常はない」といたって冷静。そのうち小屋の方らしき中年の人が来て、瞳孔などを見たり、他に異常はないか聞き取りなどし、「ヘリは手配がつかないが救急車は林道の途中まで来る。そこまでは歩いてゆこう。介添えが必要なので、1,2名ついてきてくれ」と話を進め、5時半過ぎに4人で小屋を出た。

日頃あまり飲まないビールを再会の喜びでTさんに薦めたのが悪かったのか、と一瞬後悔する。登山道での遭難ではなく山小屋内の事故というのがなんとも不運だ。残った我々はとりあえず晩御飯を食べる。我々の席には5人分の食事が用意されているが、3人分は下げてもらう。「良かったらおあがり下さい」と小屋の人が薦めてくれるが、我々の顔つきを見て「とてもそんな気分ではないですね」と引き上げてくれた。
標識
この日はいい天気
羊歯が生い茂る道

味気ない思いで晩飯を済ませ、とりあえず談話室に戻ると、先ほどTさんを見てくれていた人が、私は町田で老人福祉関係の仕事をしていますが、こんなことはしょっちゅうです。見たところは大きな事にはならないと思う。救急病院はすぐ決まるでしょうが、処置には立ち会わねばならないし、検査を色々やるでしょうから連絡は11時くらいまで取れないでしょう。まあ気を落ち着かせてこのお酒でも飲んで下さいと沖縄焼酎を薦めてくれる。しかし我々はそんな気分ではない。9時くらいになってやっと連絡が取れ「今救急車の中。行く先は佐久総合病院。救急隊の話ではとりあえずは大事なさそうだ。」と報告がある。

ホット一息。薦められたお酒に手が伸びる。10時頃、付いて行ってくれた人が戻られ、付き添いは2人までなので戻ってきた。私はこの小屋の常連で、こういう事故の時には駆り出されるんです。アルバイトの若い人も何かと頼りにしてくれる。八ヶ岳には1000回くらい来ているし、ヒマラヤにも行っている。救急医療の資格も持っている。
などと、自己紹介をしてくれた。とても親切な人である。町田の人も、明日、二人の荷物を持って下りるなら、我々が持ちましょうか。我々も稲子湯まで下りるだけですから。と同行の人と交々いってくれる。

つくづく親切な人が多いのに感激した。ヨットで遭難した辛坊氏じゃないが「日本に生まれてよかった」と感じる。
日本最高の野天風呂2150m
案内板

翌日、日本最高標高にある野天風呂を眺めにゆき、残っている荷物を調べ、この分なら前後振り分けで背負ってゆけばいけると判断し7時ころ小屋を出発。久しぶりによく晴れた山道を下った。途中、「なんで荷物を前後に背負っているのだ」と二人ほどに不思議がられたが、一寸届けものです、と曖昧に答えてやり過ごした。来るときにも増して好天で緑が輝き、最後出迎えてくれたTさんの包帯姿に出会えた時にはさすがにホッとした。稲子湯で5人揃い、温泉に入り、今度はノンアルコールと生ビールで乾杯し、またムードメーカーのSさんの話を拝聴し、一段と盛り上がって今回の山行を終えた。目的の天狗岳には登れなかったけれど、アクシデントの発生に伴い沢山の人(同行のメンバーは勿論だが、小屋の人、常連の人、町田の人など)の心遣いに包まれ、又別の楽しさ?に触れた山行であった。
お疲れ様でした。

稲子湯
合流した3人。Tさんの頭の包帯が痛々しい。


本沢温泉へ

2013-06-24 08:34:07 | 雑感
「本沢温泉へ」といっても、温泉旅館ではなく、山小屋の名前であります。
登山口の登山者カード投入箱
唐沢橋を渡ってさあ出発

久しぶりの好天の中、天狗岳への中継地、本沢温泉に出発。11時少し前、駐車場に到着。20台近くのスペースはほぼ満車。
ゲート前の小さなスペースに止め、唐沢橋を渡って出発。広い林道と交差しながら歩き始める。15年ほど前に皆と歩いた道だ。すぐ左側に小さな池が現れ、次第に増えてくる羊歯の下生えの中を緩やかに歩く。木漏れ陽が美しい。
緑が木漏れ日に映え美しい。
ゆるやかな上りが続く
恐竜の頭のような倒木

11時30分に小休止、5分ほどの間に3組のパーティに追い抜かれる。なかなかの賑わいだ。11:45水場。そこから少し登り水平道路へ。テント場を経てミドリ池(2079m)へ12:20到着。稲子湯鹹標高差600mほど。
ミドリ池
しらびそ高原
きれいな水が流れる

池は昨日の雨にもかかわらず、水量は少なかった。15人ほどの登山者が休憩していた。おにぎりを一個食べ、中休止後出発。すぐ湿地帯や小さな流れをいくつか跨いで、トロッコレールの残骸をたどりながら、若い男女5人のパーテイの後を歩く。中山峠への分岐点をすぎるころには若者パーティから離れ、谷をすぎ小さな上り下りを繰り返しながら、笹の中の道を辿る。


根っ子と岩の道を大きく下り、松原湖からの道と合流して水平道路に降り、テント場の横を通って本沢温泉へ。後10分の所で雨が降ってきて、傘をさす。2時15分ころ、工事中の本沢温泉に到着。まだ相棒達は到着していず。
早速記帳して、温泉に入り談話室で一杯飲みながら相棒の到着を待つ。1時間後薄日が差してきて、小屋には続々と登山客が到着。早く来ないかなあ。
本沢温泉へ到着

晴れた!

2013-06-22 07:37:32 | 雑感

青空が見えた!

梅雨らしい、毎日雨に降られる日が続いた。天気図を見ても梅雨前線が日本列島の真上に居座って、しばらく前の空梅雨続きの天候とは違った様子だ。

以前から昔の山仲間と山登りをする計画があり、この週末それに参加する予定だった。ところが連日の梅雨に加え、ここ2,3日台風4号まで加わって、天気は極めて悲観的な様相だった。この分では山小屋で酒でも飲んで顔合わせを楽しむだけか、と覚悟していた。

それがどうだろう。今朝起きてみたら久しぶりの青空だ!
やはり晴天は良い。気分がスカッとする。元気百倍、さあでかけよう。

八ヶ岳、天狗岳へ。本日は本沢温泉で皆と合流だ。体力が持つかな。一抹の不安はあるが、好天に恵まれ出発だ。

八子ヶ峰漫遊

2013-06-08 17:58:19 | 行ってきました
トレッキングコース入り口
すぐ急な登りが続く

梅雨の中休みで好天が続く。
東急リゾートにあるトレッキングコースの八子ヶ峰に出かけた。

所定の駐車場には2台先客がいた。スタートは明確で以前に来たこともあり迷うことなく森の中の道へ入った。ロープが設置してある急な登りを、喘ぎ喘ぎ歩く。

眺望がひらける。八ヶ岳を一望のもと
蓼科山もすっかり夏の装い

樹林帯を抜けると45分程で眺望がひらける。八ヶ岳連峰は編笠岳から主峰赤岳、天狗岳を経て、蓼科山まで、パノラマで見える。長い裾野の所々に別荘や蓼科湖、ゴルフ場などが点在し、広大な景色を見せる。キューバのインヘニオス渓谷が世界遺産というならこの自然は文句なしに世界遺産だ。

東峰のピークを示す標識
道標はよく整備されている。

昨年朴訥なご主人のいた赤い屋根の山小屋はまだ開いていなかった。小屋の横がすぐに東峰のピーク。ところどころ道標も良く整備され新緑が目に眩しい。小屋からは高原状の稜線を辿り、白樺湖スキー場の最上部をかすめて西峰のピークを過ぎて下り坂に入る。

谷間の新緑が眩しい
道はよく踏まれている
西峰の標識

遅咲きの桜、梅の一種、足下には黄色、薄い紫の小さな花が咲き乱れ、蝶が舞う。もう夏の訪れを感じさせる。

好転に恵まれ、2時間ほどのトレッキングを楽しんだ。


可憐な花

2013-06-07 17:45:12 | 雑感


庭の片隅に小さな花が咲いている。
昨年知り合いに頂いて、植えておいたのが、花をつけたのだろう。

確か3種類頂いたのだが、咲いたのはこの二種類。そういえば昨年の秋、濃い紫の花が沢山咲いたのを思い出した。冬を越したのはこの2種類か。

薄いピンクと紫の小さな花が一生懸命に咲いている。名も知らないが、もし自分が傷心でこの花を見たら感慨はひとしおだっただろうと思う。

せっかく咲いたので水をやった。



緑 燃える

2013-06-06 06:07:07 | 雑感



梅雨の合間の好天気が続く。毎朝カッコウの鳴き声で目を覚ます。気温20度前後で乾いた空気で気持ちが良い。

昨日はサッカー日本代表がかろうじて引き分け、W杯予選通過を決めた。これも気分のいい原因だろう。
今このあたりは新緑真っ盛りである。活き活きと緑を増す木々を見ていると生命が燃えている感じがする。



ゴルフコースの中で子供鹿を見つけた。近くへ行っても逃げるでもなく座っている。カナディアン・ロッキーのジャスパーバンフなどでもコースの中にいるエルクをみたが、牛より大きく威圧感さえ感じたが、この鹿は小型で可愛らしくマスコットのようだ。

山は藤の季節でもある。