思えば、1年前の七夕の頃、
自分は、かなり落ち込んでいた。
と言うのも、
他の病気絡みで受けたMRI検査の結果を、
そのお医者様は、非常に心配されたからだ。
直ぐにでも行くようにと、
大学病院への紹介状を書いて下さった。
見せて貰った画像には、
腫瘍らしきものが、割と鮮明に写っていた。
喉の部分にしては、
素人の自分の目にも、大きく感じられた。
それから、ひと月余りさまざまな検査を受ける。
触診、エコー、細胞診、CT等々…
そして、検査結果がはっきりしないまゝ経過観察となる。
半年後、
細胞診では、やはり判明出来ず、
6月の末に手術日決定する。
そして昨日、退院後初めての診察日。
経過は順調。
首に貼ってあった透明のテープも、
取り除かれ、スッキリする。
次回の診察は8月。
日ごとに、回復している感あり。
最後になって仕舞ったが、
切除した腫瘍は、病理検査の結果、
良性であった。
このことは、退院の2日前に、
主治医から知らされる。
この段階で初めて、
良性・悪性のチェックが可能になる。
1年もの間、グレーのまゝであった部分に、
やっと、ひかりが差し込んで来たように思えた。