築地市場こそ危ない！ 土壌から水銀、鉛、六価クロム…問われる小池都知事の移転延期

築地の土壌調査の結果が出たそうだ。表層から５０cmまでの土壌採取をして分析を行った結果だという。結果は想定通り。

工場があった場所は調査をしていない。ドライクリーニング工場もあったということなので、分析をしていたなら、必ずや有機塩素系化学物質（テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、cis-1,2ジクロロエチレンなど）が検出される筈である。それぞれの環境基準は10mg/l以下, 30mg/l以下, 40mg/l以下となっている。

有害物質が5種類見つかったなどと言っているが、正規に調査を行えば、さらにその種類は増えると思われる。

小池都知事は「知ったかぶり」人間であり、「都民ファースト」の選挙案件で忙しい。専門家の意見など聞く耳持たぬといった外面である。豊洲か築地という二者択一なのか、それ以外の第三候補があり、また、そこで土壌調査をするのか？全てがクリーンという場所はないのだから、土壌汚染のある場所からどのようにして選択をするのだろうか？！まったく専門家も良くない！これが続けば、暫く、仕事安泰とでも思っているとしたら、倫理が問われれる。

産経ニュース

【やはり出てしまった－。東京都が行った築地市場（中央区）の土壌調査で、３０カ所で採取した土から土壌汚染対策法の基準値を超える水銀や鉛、六価クロム、ヒ素、フッ素の５種類の有害物質が検出されたと発表した。

「安全」でも「安心」でもなくなった築地。豊洲新市場（江東区）への移転を遅らせている小池百合子知事だが、これでも決断しないのか。

調査は水産仲卸売場周辺など８区域の１１１カ所で表層から深さ５０センチまでの土を採取して行い、有害物質は８区域全てで出た。各物質の最大値は基準値に比べ鉛が４・３倍、ヒ素２・８倍、水銀１・８倍、フッ素１・５倍、六価クロム１・４倍。ヒ素が最も多い２０カ所で検出された。

築地市場は戦後、ドライクリーニング工場などがあり、土壌汚染の恐れが指摘されていた。今回は工場があった区域などは調査していないにもかかわらずこの数値だ。土の結果とは別に、既に土中のガスの調査でも１カ所からベンゼンが検出されている。】

http://www.sankei.com/politics/news/170531/plt1705310030-n1.html

浅草三社祭

浅草三社祭りに行ってみた。昼前に着いた。晴天、３０℃という好条件の下、数多の日本人、外国からの観光客で一杯になっていた。浅草にも暫く来ていないので、この雰囲気は新鮮だった。

通りからスカイツリーが良く見えた。



横の路地には、人力車と美しいお嬢さん達が楽しそうだった。



１２時半頃から、町内神輿連合渡御が始まり、浅草氏子44ヶ町の町内神輿約100基の渡御である。浅草寺本堂裏広場に参集した神輿が、一基ずつ発進して、浅草神社でお祓いを受けた上で、各町会へ渡御して行く姿を近くで見ることになった。神輿も幼児が引くものから、少年のもの、そして成人が担ぐ大きな神輿と色々だ。汗が飛び散り掛け声が飛び交う、濃密なエネルギーを感じる時間が続いた。

産経ニュースの写真を見ると、何故か、妻と帽子と自分の姿が映っていた。これはびっくり、良い記念になった。

http://www.sankei.com/life/photos/170520/lif1705200060-p3.html

文在寅（ムン・ジェイン）氏が大統領に！

４月の初めに釜山を訪問した。そのとき、韓国企業人の一人から、「あの人（文在寅）は、共産主義的な思考をしている人なんですよ」という話を聞いた。勿論、こちらも知っていることではあったが、どういう気持ちで、こちらに伝えたのか？

いつの事だったか、韓国の経済がかなり悪化しているときの話である。悲惨な経済を挽回させるための最後の一手（last resort）として、南北が一つになって経済を動かしていくことしかないという話を真顔で話す韓国人（駐日も含め）がいた。それを聞いて、一つになってしまうと、北主導で政治や社会が動き始めるのにと思って次第である。

今回、文在寅大統領の政権が動き始めるとして、かなり北べったりの政策運営になるはずだから、韓国の先行きもかなり心配である。韓国人と付き合っていて、韓国はこれでは駄目だと思う事もある一方で、それが日本に対してマイナスの影響を与えるリスクも考えて、日本としても相応の準備をしておかねばと思った。

日本の国会では、今でも、野党が森友学園などの質疑を行っているようだ。安倍首相からは、憲法改正の骨子とロードマップのようなものが明らかにされたが、問題が指摘されていた９条の２項はその儘にした上で、自衛隊の位置づけ・責務を明記するらしい。原案からはかなり後退した形（加憲というらしいが）となっており、これは公明党などの意向を忖度したものである。

朝鮮半島に話を戻すと、歴史は繰り返すというが、日清戦争前後の高宗と閔妃、大院君などが演じた政争や清国やロシアとの間を右往左往した事大主義的な振る舞いを思い出してしまう。