ETV特集で、「世界から見た福島原発事故」という番組を報じていました。世界的に大きな衝撃を与えた事故からすでに1年以上が経過しましたが、各国で行われている、この事故からどのような教訓を汲み取るべきか、安全性はどうか等の分析や議論についての一端を知ることができました。
番組では、主にスイスと米国の動きに触れていました。スイスでは、「福島の教訓」というレポートが公表され、シビアアクシデント対策(安全対策)が分析・議論され、できるところから実施に移されているようです。専門家の話では、昔から日本とも技術的な情報交換をしている。何度か案全対策について提案をしてきたが、日本側の反応は、「日本では必要ない」ということだったとか...それほど、日本の原発関係者は、安全に自信を持っていたのか、それを念頭におくことさえタブーだったのでしょうか?いざ、事故が実際に起きてみると、安全対策は論外だったとも言えるわけですから、マネジメント責任、技術者倫理などが厳しく問われるべきだし、それなしに安全性の確保はないと思われます。
米国では、アメリカ合衆国原子力規制委員会(NRC)のタスクフォースが報告書を作成し、安全対策を巡って議論が行われているということです。また、3.11以降、米国では新たに原子力発電所を建設するという決定をしています。技術的にも安全性・信頼性を高めて、世界をリードしていくという意気込みを示していました。米国では、NCRの議論を公開にし、議論から決定に至るまでのプロセスを透明にしています。国民は情報にアクセスして、ことの推移を見守ることができる仕組みがあるようです。原発の推進に当たっては、考えられる全てのリスク(ハリケーン、竜巻、洪水、火災、津波、テロその他)を検討する、中立な立場で検討するとも...
透明性・中立性の確保、リスクコミュニケーション、パブリック・アクセプタンスについては、日本とは歴然とした違いがあるので、日本政府、企業も積極的に取り入れて欲しい思った次第です。
番組では、主にスイスと米国の動きに触れていました。スイスでは、「福島の教訓」というレポートが公表され、シビアアクシデント対策(安全対策)が分析・議論され、できるところから実施に移されているようです。専門家の話では、昔から日本とも技術的な情報交換をしている。何度か案全対策について提案をしてきたが、日本側の反応は、「日本では必要ない」ということだったとか...それほど、日本の原発関係者は、安全に自信を持っていたのか、それを念頭におくことさえタブーだったのでしょうか?いざ、事故が実際に起きてみると、安全対策は論外だったとも言えるわけですから、マネジメント責任、技術者倫理などが厳しく問われるべきだし、それなしに安全性の確保はないと思われます。
米国では、アメリカ合衆国原子力規制委員会(NRC)のタスクフォースが報告書を作成し、安全対策を巡って議論が行われているということです。また、3.11以降、米国では新たに原子力発電所を建設するという決定をしています。技術的にも安全性・信頼性を高めて、世界をリードしていくという意気込みを示していました。米国では、NCRの議論を公開にし、議論から決定に至るまでのプロセスを透明にしています。国民は情報にアクセスして、ことの推移を見守ることができる仕組みがあるようです。原発の推進に当たっては、考えられる全てのリスク(ハリケーン、竜巻、洪水、火災、津波、テロその他)を検討する、中立な立場で検討するとも...
透明性・中立性の確保、リスクコミュニケーション、パブリック・アクセプタンスについては、日本とは歴然とした違いがあるので、日本政府、企業も積極的に取り入れて欲しい思った次第です。