New Horizon

~紆余曲折の日々の中で...

カラーコンに潜む危険性とは...

2013-05-21 | ヘルス/ビューティー
魅力的な瞳を求めてカラーコンタクトが人気だとか...

でも、粗悪品も多く出回っていて、目の障害(角膜びらんなど)を訴える人も多いそうです。

基本的には酸素透過性が悪いので、目に相当な負担がかかるとか、カラー部分が直接目に触れる
メーカーの製品もあるだとか、カラーの部分を綿棒で軽くこするとカラーが剥がれてしまうだとか...

目に現れる症状としては、太陽の光がまぶしい、視野が真っ白になるなど、色々あるようです。
最悪の場合は失明するのでしょうね?

カラーの入れ方も3種類あって、一番安全なのは欧米のメーカー製で、カラー部が3層の真ん中に
あり目に直接接触しないもので、優れた製造技術が要求されるもの。従って、価格も高い。

一番危険なのが、目の角膜に触れる部分にカラー付けされているもので、価格も安いものだそうです。
カラーといっても、化学物質の一つなので、ある程度のリスクも存在し、人によっては最悪の事態を
招くこともあるようです。

カラーコンを装着した人に会った覚えはないんですが、どれほど魅力的に映るのか、それは本人の目に
障害を与えるリスクとのバランスが取れるものなのか?

そこまでして、それほど自分を飾る必要もないと思うわけですが。。。奇異な感じもするんだけどね。



大気中のCO2濃度が400ppmに!

2013-05-17 | 暮らし
ハワイ島マウナロア観測所で測定された大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が、初めて400ppmを超えた。産業革命前は280ppmと推定されている。

地球温暖化のシナリオには複数が提示されている。IEAの2℃シナリオや450ppmシナリオなどだが、CO2の濃度であるppmの数値を見てみると、この450ppmは、地球の将来の方向を決定する分岐点(Tipping Point)とも捉えられている。この濃度を超えた状態では、予期せぬ連鎖事象が起こり、段階的な温度上昇・負の影響から、飛躍的な影響が起きるというものだ。

最近のデータでは、毎年のCO2の濃度の増加率は2~2.5ppmなので、今のペースでエネルギー生産、産業活動、輸送運搬、ライフスタイルを続けていけば、これから20~25年後には、Tipping Pointになってしまう、という事になってしまう。

再生可能エネルギーの開発には時間が掛りそうなので、当面は石炭や石油、天然ガスなどの化石燃料を使っていかざるを得ない。石炭は多くのCO2を排出し、天然ガスのCO2排出量は軽減されるといっても、CO2は出る。そこで、化石燃料の使用に対して、排出されるCO2を捕獲して輸送し、深海や地中深くに貯留(埋めてしまう)するというプロジェクトが世界的に試験されている。これがCCSである。コスト面、法的取扱い、損害補償の点、パブリックアクセプタンスなどの課題が残っている。

一方で、CO2を廃棄物のようにランドフィル(埋め立て)するのではなく、炭素資源として利用し、メタノールやDMEなどのプロダクツを生産しようという動きも、どちらかというと地味な形ではあるが、進められている。これがCCU(CO2 Capture and Utilization)だ。高機能触媒の開発、反応器の設計、プロダクトのマーケット、サプライチェーンの課題などが予測されるが、CO2が噴出して大惨事につながるという可能性は少ないと思われる。

しかし、技術面での進展だけでは、450ppmシナリオの実現も難しいと思われる。法制度、社会制度、ライフスタイルについての新しい取り組みが不可欠である。