ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

ブータン 自然観

2005年06月19日 | 徒然なるまま(日々雑事)
今日の宇宙船地球号やブータンをやっていました。

ブータンは旅人のうわさ話では、本当に素敵な国らしいです。
昔に日本のようだと言われるヒマラヤの国です。
人心は穏やかで、自然の中で生きています。

最後の方で「自然」や「環境」という言葉がないと言っていました。
でも日本でも明治時代に欧米の言葉を日本に移植するまではネイチャーに対応する日本語はありませんでした。
すなわち、人と対立する存在としての自然という概念が無かったからです。
日本の建築様式もふすまを開け放すと、家の前の田園や山岳が眺められるつくり方は、人の世界と、それと敵対する自然をわけるアングロサクソンの自然観とは大きくことなり、まわりの一部の人としての自然には単語がなかったそうです。

そういえば、平安時代の日本には緑を現す言葉がたくさんあり20以上あったと聞いた気がします。
緑とか翠とか碧とかですね。
エスキモーは白を表す言葉が30近くあり、彼らは雪上でその白の言葉を使って、雪の中で道案内ができるそうです。

そんな自然という言葉を普通に使い、自然と一緒がいい、というようになってしまった日本ですが、もったいないで世界を驚かせた先進国としてこの地球の将来のために、古き価値観を取り戻し、世界最高のリサイクル都市といわれる江戸を持っていた人々の末裔として、世界に価値を問いかけていきたいものです。

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