炎のランナー
cast >> Ben Cross, Ian Charleson, Ian Holm, Nigel Havers, Nicholas Farrell, Nigel Davenport, Cheryl Campbell, Alice Krige, John Gielgud, Dennis Christopher, Brad Davis ...
director >>Hugh Hudson（124min）《イギリス作品》
music >> Vangelis
soundtrack >>
1924年 第８回パリ・オリンピックで、ふたりの青年に実際に起きた出来事を、あまりにも有名なヴァンゲリスの旋律に乗せて描く感動のスポーツ・ドラマ ーーー。製作はデヴィッド・パットナム（ "The Killing Fields" "Midnight Express" "Melody" ）、監督は本作で劇場映画監督デビューしたヒュー・ハドソン。アカデミー賞４部門【作品賞・脚本賞・作曲賞・衣装デザイン賞】受賞。
1919年、イギリスの名門ケンブリッジ大に入学した短距離選手ハロルド・エーブラハムズ（ベン・クロス "TURBULENCE" "The Order" ）は、自分が「ユダヤ人」であることを強く意識しながらも、貴族出身の中距離選手アンドリュー（ナイジェル・ヘイヴァース "Empire Of The Sun" ）や、物静かな障害物走のオーブリー（ニコラス・ファレル "OTHELLO" "Hamlet" ）と友情を育みながら、共に陸上競技の選手としてオリンピックに出場することを夢みて練習に励んでいた。ハロルドにとって走ることは「偏見に打ち勝つこと」だった。同じ頃スコットランドでは、ラグビー選手だったエリック・リデル（イアン・チャールソン "GANDHI" ）が俊足を買われ、短距離選手に転向。宣教師として海外での布教を夢みるエリックは、ただ「神のため」「信仰のため」に走っていた。1924年、第８回パリ・オリンピックが開催され、イギリス陸上陣は王者アメリカに挑むのだが・・・・・。
ハロルドのコーチ、サム・ムサビーニをイアン・ホルム（ "ALIEN" "The Day After Tomorrow" "Greystoke: The Legend Of Tarzan, Lord Of The Apes"）、エリックの妹ジェニーをシェリル・キャンベル（ "Greystoke: The Legend Of Tarzan, Lord Of The Apes" ）、歌手のシビルをアリス・クリーグ（ "Lonely Hearts" ）、トリニティの学寮長をジョン・ギールグッド（ "The Power Of One" "The Elephant Man" "GANDHI" "ARTHUR" ）、米国100メートルのショルツをブラッド・デイヴィス（ "ROOTS" "Midnight Express" ）らが演じている。
“ユダヤ人” であることや、個人の “信仰” についての偏見に屈することなく天性の才能を生かし、自分の主義を貫き通した好敵手のふたり、ハロルドとエリック。 そして、彼らを支えた仲間たち。ーーー 今から26年前、公開当時の私は「安息日」の意味がわからず、帰宅してから辞書を引いた覚えがあります（笑）。それ以来久しぶりに観ましたが、今の自分の方がずっと深く理解できるし、事の重大さにも気づけます（← 少しは育った？ようです・苦笑）。その頃大晦日の夜に、その年の《洋楽 TOP20》を発表するＦＭ番組があり、すごく楽しみにエアチェックしていたんですが、本作が公開された年はインストにもかかわらず “80's” 全盛の中、このテーマ曲が "TOP20入り" していました（懐）。なので、オープニングでこの曲が流れただけで “その頃の自分” が甦ってきます。改めて、音楽の力って素晴らしい！
明日から、第29回 夏季 北京オリンピックがはじまります。2008年8月8日 午後８時８分開幕。一体どんなドラマがくり広げられるのか、とても楽しみです・・・♪
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