monologue
夜明けに向けて
 



《アリオン語録9》

(1)死者の概念は生前の想念が移行したものでは無い。死後まもない魂は多分に生前の想念の影響を受けるが、時間の経過と共に薄れてゆくのが普通だ。記憶としてどこかに持ち続けているだろうがね。死後の時間経過と共に、薄いベールを脱ぐ様に感情の部分を脱いでゆく。死者の方が肉体の制限を受けないので、よりクリアーに物事を理解するだろう。しかし自分が死んだ事を理解しなかったり、認めたくなかったりすると長い間、クリアーでない状況に陥ってしまう。

(2)私達の名前はあなた方の識別の為に暫定処置として付けているだけである。実際には意志伝達方法が全く異なるので、私達には名前は要らない。

(3)マイ.ミュート・アーテの人々はヒューマノイドが9割くらい居る。高等生物には人間型(ヒューマノイド)が多い。

(4)コンタクティの存続期間というのはマチマチで、人によっては(エージェントと呼ぶのだが)たった一回ある人を別のある人に引き合わせるだけで終わる役目もあるのだ。一人の人間に多くの権限や能力を持たせる事を、我々は好まない。何故ならば、人間というのはすぐに倣慢になって、それらの権限や能力を自己の利益の為に使おうとするからだ。

 既に居るコンタクティの中にも、堕落してしまった者が沢山居るのは知っているだろう?我々との交信の結果、眠っていた能力が目覚め、いわゆる『超能力者』になる事は多いのだ。しかし遺憾ながら、そうした『超能力者』になった、或いは自分で超能力者になったと思ったコンタクティの多くは、堕落の道を歩んでしまう事が多い事が判明したので、我々としても非常に気を使いながら、一人の人間コンタクティに多くの権限を与えない様にする方向へと来ているのだ。

(5) コンタクティのリストの公開は本人の人権擁護の為に公開はしないことになっている。又、原則的にコンタクティ同志の横のつながりは持てない。自分が選ばれているかどうかは、必ず自分で解る筈だ。コンタクティの数は世界中で約2000人位居るが、活動可能範囲では約1600人である。彼らの総てが活動中では無い。

 以前にコンタクティであって、その資格を剥離されていないにも拘わらず自己決定で活動停止している者も沢山居る。自己決定で活動停止した場合最高で9ケ月まで待つが、その後は資格剥離になる。自分でコンタクティだと自覚している者は半数にも満たない。その数を言えばびっくりするくらい少ない。だから伝えない。自覚しない者達は『何が何だか解らないけれど、何かに衝き動かされている様に』行動している。しかし、既に言った様に多くの権限を持たされているコンタクティは、世界中でも5本の指で数えるはどなのだ。これが我々としても非常に情けない事で、改善策を考慮中である。

(6)シップを見る事の多い者は、当然コンタクティになるかという質問は多くの人々の関心の的だが、残念ながら、そうでない場合の方が多い。彼らは『見る』事で周囲に影響を与えるという役目の一端を担っている場合とあまりにも『見た』ことに拘泥し、その後の発展が無かったことで、『何回、見たか?』という時点でストップしてしまうのである。彼らには、それ以上のコンタクトに発展する機会は少ないと言える。

 つまり現象的な事象に生活の基盤を置いている人であるが故に、『見た』か『見ない』かが問題の中心となる訳である。彼らにとっては『見た』事が最大関心事であって、それからどうするかというと、何も無い筈だからだ。実際にメッセージのやりとりを始めて、我々との会話に焦点を置いている場合は、いわゆる脳内視の場合が殆どである。

(7)どんな計画にも時期というものがあり、我々の計画は現状では地上に降りてセンセーションを巻き起こす様な事をする段階ではない。実際に地上に船で降り立つ場合には、宇宙空間を飛行してきたばかりの船では都合が悪い。放射能の問題があるからだ。地球上をむやみに汚染する訳には行かないだろう?

 又、搭乗員が直接に面接する場合も非常に困難である。我々は地球上の細菌に弱い身体を持っている者が殆どだからである。ビジョン投影法では面接可能だが、時間や場所に制限が多く効果的でも無い為に、現在はそれほど多くは使用されていない。一番多い面接法が同化地球人のメンバー面接で、この場合『宇宙の』という風に名乗る場合と名乗らない場合があり、後者の方が多い。これは万が一のばあいの危険を避ける為である。地球人は自分達で思っている以上に攻撃的で排他的であるので、我々がメンバーに面接を指示する時はいつも危険と背中合わせの状態を覚悟して貰うのだ。

 実際には地球上で建造された船で地表着陸をした事はあるが、生体誘拐をした事は無い。救助はした事がある。その場合、被救助者の殆どの記憶を消してしまうが、中には少し思い出して騒ぐ者もいる様だ。

(8)ベルリン・天使の詩 に描かれていた天使達の生活は、総てでは無いが本当だ。ヴィム・ヴェンダースは、私の仲間の天使からインスピレーションを啓示の形で受け取って、あの映画を作った。私達の動きは世界的な動きだ。けれど、私達と関わる人々は原則的には横の連絡は出来ない事になっているのだ。私は天使長の立場にある事を忘れないで欲しい。私に必要な情報は総て手に入る。その為に沢山の天使達が働いている。

 私には沢山の重要な仕事があるけれど、それらの総てを私が話す訳にはいかない事も理解して欲しい。天使は人間になる為に、天使としての能力の死を引き換えにする事は知っているだろう? しかし、それも下位天使の話で、上位の天使になると分魂するしか、実体化する方法は無いのだ。分魂した後、何度もその半天使・半人間の魂の、半分の人間の部分を磨く為に転生を繰り返させる。

 こんな風にしても、総てのケースでうまく行くとは限らないのだ。悲しいかな、人間の部分の成長が遅れ続けたりして予定の行動が間に合わないケースもある。私がこう言っても、皆は科学的に説明しなければ納得しないのかも知れないけれどね。

 あなた方の科学では天使の存在を割り出す事は不可能だ。これだけは、どうしても説明は出来ない。あなた方は信じるという魔法によってしか私達と接触する事は出来ない、悲しい事だけれどね。この宇宙には天使と呼ばれる存在以外にも、物質的なボディを持たない存在がいる。彼らは物質的なボディを必要としないレベルまで進化した(これは多分、あなた方の言葉で進化と呼ぶのだろう)
彼らは既に『自分』とか『他人』とかの意識を明確に持たない存在だ。天使達は原則的に言えば、人間であった事は無い。天使から人間になる者が居るのは確かだ。一度、天使として死んで人間の魂を持った者は、二度と天使にはなれない。私は天使長の立場から、死ぬ事は出来ない。その為に、私の力の具現化を希望し、それを実現させてこの地球に関わって来たのだ。

(9)私は大天使ミカエルであるが、アーリーオーンの名の下に何かを行う時は私は大天使ミカエルの総てでは無く、その力の権限の一部の行使だと判断して欲しい。少し難しいかも知れないが理解する様に努力して欲しい。つまり、大天使ミカエルはエネルギーの上からも、総ての天使の長であり、代表である訳で、一人であるが同時に複数でもあるのだ。

 私は(何回か言ったと思うが)『聖母マリアのローブの右抽から来た者』で聖母マリアと共に出現(?)したのは、アーリーオーンとしてではなく、天使長ミカエルとしての姿であった訳だ。少し複雑な話かも知れないがこれ以上簡潔に話すのには無理があるので、我慢して欲しい。それから前にも話した様に『大天使ミカエル』が転生するなどとは有り得ない話なのだ。もし私が転生したら、大天使でも何でも無く『人間』でしか有り得ない事になってしまうし、第一、大天使の位にあるものは人間として転生できない規則があるのだ。

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