ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

荒島岳 ~勝原から~ 2022

2022-12-27 | 山登り

22・12・27 Tue 

前回の中出から荒島岳に登って以降、天候の良くない日が続く中で多くの
降雪があったよう。なので比較的天気の良さげな今日に妻と二人で登って
みることにしました。
勝原の登山口駐車場に着くと前夜から泊まっている車と僕の二台のみです。
支度をすませて出発(7:10)。

 

深谷ノ頭手前辺りから顕著なトレースが無くなり、そこから先は踏み跡の
痕跡にも見えるような、でもそうではないような雪面を目で追いながらシ
ャクナゲ平へ。
この先、トレースはなく自力ラッセルで進んで行きます。視界の利かない
稜線に注意を払いながら辿ってゆくと祠も標柱も埋まっている荒島岳山頂
(10:40)に着きました。予報が当たっていれば青空の下で昼食をとるつも
りでしたが生憎と風は強めで寒いので下山することにします。

 

 

 

 

とっととシャクナゲ平に下ったところで、パンを齧って妻のカップ麺を少し
啜りながら休憩。その後、勝原へと下る途中でもう一台の車の人でしょう、
単独の登山者がスノーシューで登ってきたので挨拶だけして下山しました。

2022年もあとわずか、今回こうして冬の荒島岳に登ることができてよい年末
を迎えられそうです。お疲れさまでした。


日野山 ~中平吹川の本流から~ 2022

2022-12-21 | 山登り

22・12・21 Wed 

今日は以前から気になっていた中平吹谷の本流を遡ってみることにしま
した。中平吹コースを辿って堰堤上から入渓(10:40)。前回に遡った支
流(11:16)を右側に見送って越えてゆきます。

この先は初めての景色なのでワクワクしながら遡ってゆくと、しばらく
で谷が狭まり4m程(11:43)の滝が出てきました。

 

 

 

 

滝を越えてゆくと奥には目印に使えそうな一本杉が生えていました。
何かありそうな雰囲気にワクワクしながら進んでゆきます。

 

 

 

 

今度はナメ状の小滝が現れて藪も落ち着いてきました。ここら辺りが
この谷の見所⁉…なのかも。

 

 

 

 

なおも小滝が続きます。比丘尼転がしと同じ標高辺りなのかなと思い
ながらナメ滝がつづく水際を登ります。振り返ると先ほどの一本杉が
見えるのでした。

 

 

 

 

ようやく源頭らしくなってきましたが水際から離れて歩くと60㎝程の積雪に
阻まれて一向に歩みの捗らない状況に陥るので、沢床がみえるところはなる
べく水線通しに進みます。そのうちに沢床も積雪に埋もれて消えてしまい、
そこを辿るにしてもただガボルばかりの状況です。


 

 

 

源頭の谷筋から少し離れた斜面にルートを取ってツボ足ラッセルで前進。
本流の谷筋を忠実に詰めてゆきたいところですが目の前の藪だらけな雪
斜面の景色を眺めていると気持ちが萎えてきます…なので登山道に近い
左側の沢筋を詰め上がることにしました。

 

 

 

 

正面の尾根上を目指し四つ這いになりながらツボ足ラッセルで一歩また一歩
と前進…、なんか疲れる…でも登らなきゃ終われない…、そうして荒谷コース
からのトレースに合流(13:00)してようやく一安心しました。後は日野山山
頂に登ってからトレースのない中平吹コースから下山(13:25)しました。


魚見峠と武周ケ池 2022

2022-12-19 | 山登り

22・12・19 Mon 

前日から降り続いている雪の景色を暖かな部屋の窓から眺めていると
県外の山へ行こうというところまで自分の気持ちが高まらないです。
なので近場の野見ケ岳から岩谷山への周回でもどうですかとS木さん
から連絡を貰ったときは安堵しました。

S木さん妻と僕の三人で万葉の里に集合して文室(8:20)から歩き始め
ます。林道を辿って野見ケ岳(690ⅿ)から北に延びる尾根を目指して
鉄塔巡視路取り付きました。

 

 

 

 

標高300m辺りでワカンを履いて新雪をまとった樹林の中をラッセルして
進んでゆきます。ラッセルでの登りは暑いかなと思っていましたがそうは
ならず、それどころかだんだんと寒く感じるくらいです。近場の低山だと
ナメてました。そうしてようやく北の支尾根から野見ケ岳高点にとび出し
ました(11:30)。

お腹が空いてきたので屋根のあるところで食べたいね、ということで岩谷
山へは登らずにそのまま小屋のある魚見峠(12:13)へ。

 

 

 

 

 

昼食を終え、当初予定していた岩谷山からの周回ルートは諦めて往路を戻る
ことにしました。岩谷山の山頂を踏んでいないので代わりに雪景色の武周ケ
池を見に行くことにします。
池に着くと僕はその景色に惹き込まれました。何かわからないけどそう感じ
ることができて 今日ここに来れて良かったとひとりごちました。

 

 

 

 

 

武周ケ池から野見ケ岳高点へと戻った後は、再び鉄塔巡視路を辿って林道
へ。今回は遠くの山へと行かなくても十分に満足できる内容だったなと話
し合いながら車へと戻りました(15:30)。

今回もS木さんからリンゴやラーメン、Coca-Colaをいただきました
いつもありがとうございます。今日も寒い中、お疲れさまでした。


ジョーゴ沢から硫黄岳と裏同心沢

2022-12-17 | 山登り

22・12・14 Wed 

行きたかった北アルプスの天候がよくないので山域と内容を変更して八
ヶ岳でアイスクライミングへ。前夜発で美濃戸口へと目指しますが夜の
雪道と朝の渋滞とで遅めの美濃戸口からの出発(10:03)。南沢から行者
小屋へと辿るコースに踏み跡はありましたが中程で踏み跡の主が引き返
してきて以降は20㎏を越えるザックの重さに喘ぎながらツボ足ラッセル
で前進…、ようやく小屋に到着(15:20)した頃には膝までの積雪となり
僕達はすでにヘロヘロに仕上がってしまいました…。なので今日の行動
はここで終えることにして幕営。コンロを使っても寒すぎるテント内の
状況に、何だか冬山に向かう自信がグラつきそう…。

 

 

 

 

22・12・15 Thu  

今日はジョーゴ沢でアイスクライミングです。行者小屋(6:40)を発ち
赤岳鉱泉(7:40)を経てジョーゴ沢へ。入門ルートとはいえクライミン
グが苦手な僕にはなかなかキビシイ…、でもこれはこれで楽しい♪

誰も居ない閑なジョーゴ沢で氷の感触を楽しんだり足の運びを教わった
りしながら下部の滝群を越えて左俣にある大滝を目指して登ってゆきます。

 

 

 

 

 

岩稜に挟まれた小滝を越えると二俣(11:07)になり、僕たちは左俣にあ
る大滝(11:35)までやってきました。まだ若かりし僕が会のメンバーと
四人でピッケルやらバイルやらを駆使して若さと勢いでここを乗り越えて
いったあの頃が懐かしく思い出されます。あれから20年余後の今、まさか
自分がこうして再訪することになるとは思ってもいなかっただけに何だか
感慨深いものがあります。

 

 

 

 



ボンヤリした視界と相応の寒風が吹きまくるジョーゴ沢の中、ここで追
いついてきた後続パーティーは引き返してゆくようです。再び閑な大滝
の前で引き返すか稜線へと抜けるかを悩みつつも意を決して稜線へと抜
けることにしました。とはいえ全く歯の立たない僕に代わってⅠ垣さん
のリードでここを乗り越えてジョーゴ沢の源頭へ。

 

 

 

 

 

大滝を越えた源頭の斜面の広がりに風を遮るものはなく、ただ強風に撫で
られるばかりです。大滝終了から1時間で稜線に立つと風で身体が持って
いかれ歩けない状況なので四つ這いでケルンの陰で休みます。ケルンの有
難さを感じながら硫黄岳(13:25)へ。誰がいるはずもない稜線を辿って赤
岩ノ頭(13:43)に辿り着いてようやく休むことができました。あとは樹林
帯を下って赤岳鉱泉を経て行者小屋(16:31)へ。
夕食時にテント内の生卵が凍ってゼリーみたいになっていたのに驚きなが
ら食べたカルボナーラが疲れた身心にとても沁みました。

 

 

 

 

 

22・12・16 Fri 

三時半に起床…眠い。下山日の今日は7時に赤岳鉱泉でN尾さんと待ち合わ
せて3人で裏同心沢へ。赤岳鉱泉のあたりで既に風が吹いており今日もなん
だか天気が悪そうです。昨日の内容を教わりながら氷瀑を登りますが、その
内容を成果として活かせないままに時間ばかりが過ぎてゆきます…トホホ💦

 

 

 

 

そうして誰も居ない裏同心沢でそれなりにアイスを楽しんでいると後続の
パーティが追いついてきました。Ⅰ垣さん、N尾さんの登りを眺めながら
ツボ足ラッセルを交えつつ裏同心沢を遡ってゆきます。

 

 

 

 

 


F5(10:20)に着いた頃には更にもう1パーティが追いついてきて賑やか
になりました。ここはN尾さんのリードで突破です。アックスを刺して
抜いた途端、その穴から水が溢れてきたのには驚きました。

 

 

 

 

F5で氷瀑は終わり後は下降路である大同心稜(1250)へと向かいます。
他のパーティーも本日の状況では継続登攀は止めて下山するようです。
帰りは新雪でフカフカの大同心稜を下りて赤岳鉱泉(14:30)へ。そこ
でまたこの三日間の重荷を担ぎ直して赤岳山荘の駐車場(16:14)へ。
そこからはN尾さんの車に同乗して美濃戸口へと下山してお風呂と食事
をしてからN尾さんと別れて帰宅しました。

今回も皆のおかげでこうして冬山を満喫することができました。そんな
日々にただただ感謝です。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

翌日は池長SCの部活メンバー達と桜ケ池でのんびりと練習をして
過ごしました。ここのオートビレイが楽しすぎでした 


荒島岳 中出コース 2022

2022-12-12 | 山登り

22・12・12 Mon 

今日はS木さん、妻と僕の三人で中出コースから荒島岳へ登りました。
中出コース(6:51)を登ってゆくと標高800m辺りからバリバリした積
雪が現れてきて歩き難かったのでチェーンスパイクを付けて登ること
にします。途中、小荒島岳に寄り道をしてからシャクナゲ平(9:04)へ。

 

 

 

 

 

荒島岳山頂(9:59)には先行していた二人の登山者の他には誰もおらず
のんびりとした昼食時間を過ごすことができました。S木さんからCoca
‐Colaやウインナーを戴きました。そうしている間にも一人、また一人と
登山者が登ってきて山頂はだんだんと賑やかな感じに。

 

 

 

 

昼食を終えて下山しようとしたら、驚いたことに妻の高校時代の同級生の
Mさんが登ってきて、その後しばらくしてメグちゃんと一緒にM下姐さん
が登ってきました…、僕が二十代前半の頃に都合をみて山へと連れていって
くれたM下姐さんに今日こうして再会できて三十年前のあの頃を懐かしく
思い返すのでしたお元気そうでなによりです。
せっかく山頂で皆に会えたのだからと、そのまま昼食の二次会へ。そした
ら今度は余所余所しげにオーラを放ったJさんが登ってきたと思ったらそ
のまま僕達の前を通り過ぎてスタスタと山頂へ…⁉

 

 

 

 

そしてJさんはひと足先に一人下山してゆきました…。賑やかなお昼の時間
を終えて僕達も下山します。シャクナゲ平で勝原へと下って行く妻の同級生
Mさんと別れて小荒島岳の山頂でメグちゃん、M下姐さんと別れて中出登山
口(14:31)へ。今日も一日、皆さんありがとうございました。


帰り支度を済ませて車に乗り込むとフロントガラスにCoca‐Colaが二本置いてあることに気が
付きました…、なんでCoca‐Colaがここに?誰が置いて行った
んだろう…?? しばし三人であれ
これと考えた末に先に下山していったJさんか
らの差し入れなのではと思い至り合点したので
した。
最後の最後でステキなpresentをしてくれたJさんにこの場をかりてお礼を申し上げます。