15・7・19 Sun
今回は会のメンバーS田君とOyagiさんと僕の三名で夏山の縦走です。
未明に福井を発ち白馬へ。そぼ降る雨の中、登山の支度を済ませて白馬
五竜テレキャビンの始発に乗り込みます。8分程で標高1600mのアルプ
ス平駅に到着です。なま暖かいアルプス平駅もやはり雨模様です
雨具を着こんで五竜岳へと登山を開始(7:30)しますが雨衣の中は早々
にムレムレ状態になってしまいました…
道々、雨具を着たり脱いだりを繰り返しながらも遠見尾根を順調に登り
詰め、11:44 五竜岳山頂に到着しました。山頂に立つ頃には雨が止んで
くれてよかったのですが、せっかくの後立からの展望もガスで視界不良
の状態です。
五竜から鹿島槍への縦走路は険しい稜線が続きます。今回はガスってい
るし、稜線歩きで得られる展望の楽しみもありません。
途中にあるキレット小屋で水を補給してから八峰キレット(14:30)を
越えて行きます。
やっとのことで、鹿島槍ヶ岳に到着しました(15:52)。あとはテント場
を目指して下ってゆくだけです。
冷池小屋のテント場でシエルターを張ります(17:50)。生憎と風当たり
が強いこの状況下でシエルターはおもいきり風に煽られてしまい、中に
居ても落ち着きません。風で煽られる度に結露した水滴が雨のように降
ってきます。そんな状況下で夕飯を食べ就寝(19:30)
15・7・20 Mon
装備はグズグズに濡れてるし、風が幕を叩き煩いしで、これ以上の睡眠
を諦めて3時過ぎに起床。早速、朝飯を作ることにします。三人ともが殆
んど寝た気がしない、とボヤキながらもラーメンを食べ終える頃には不
思議と元気がわいてきました♪
テント場を発ち扇沢方面へ(4:40)。装備は濡れてるし寝不足な僕達で
はありますが、唯一天候が良いというのが 僕達にとっての救いといえ
るでしょう。
種池山荘を経由して新越山荘(8:00)でのんびり休憩♪ここにきてよう
やく青空が広がってきました。
鳴沢岳や赤沢岳を順調に越えてゆきます。地図ではそう長くはないだろ
うと思っていたこのコースですが意外と長く感じました
扇沢側から吹き上げてくるガスは茹だるような熱風で包まれてしまうと
全く視界はききません。これを思えば黒部側からの涼しい風と展望はと
てもありがたいです♪
赤沢岳側からみるととても大きな山容に見えたスバリ岳に到着(10:46)。
スバリ岳から針ノ木岳の間のルートが一番ツラかったかな…、結構な登
り返しとザレ場でとても疲れました。
針ノ木雪渓の下りは二人ともシャーシャーと先に下りてしまい残された
僕は冷や汗をかきながらズルズル…と歩きながら後を追うのでした。
扇沢に下山(13:48)。その後バスで大町駅へ。
信濃大町駅にはずらりとザックが並び、大勢の登山者で賑わっていました。
大町駅からは神城へと電車で帰りました。
今回、会山行としては久しぶりの一般縦走ということで お気楽に構えて
いたらメンバーからこってりと搾られた山行となりました。