ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

笈ケ岳 2017

2017-01-30 | 山登り

17・1・28 Sat 

笈ケ岳への会山行に参加させてもらうことになりました。一月の笈ケ岳に
挑戦するのは初めてなので楽しみです。メンバーはCL/S田君、M田さん、
ゲスト/Wさん、SL/僕の四名です。

 

 

 

 



一里野スキー場の手前(7:00)から登り始めて導水管を越えた尾根上の途中
までトレースがついていました。順調に歩を進めてブナオ山に到着(10:30)。
山頂の看板が新しくなっていました。今朝、出発の際までワカンにしようか
スノーシューにしようかと悩んだあげくにスノーシューを選択しましたが今
回の積雪の感じだとワカンが正解でした・・・

 
 

 

 

ブナオ山を越えて雪原を進んでゆくと暫くで目指す笈ケ岳を望むことが
できました。車の位置から笈ケ岳山頂までは 約10㎞の道程だそうです、
、、遠い、、、でも、カッコイイよ

 

 

 

 

ブナオ山から冬瓜山の間の地形は上り下りの起伏が多くあります。一月の
雪山にしてはたいしたラッセルではありませんが、それなりに疲れますね。
真ん中の尖がった山頂が冬瓜山です。 

 

 

 

 

冬瓜山直下の登りではスノーシューを担いで登りました。ワカンならその
まま登れたのに。

 

 

 

今回、驚いたのがコレ。冬瓜山山頂(14:50)といえばナイフリッジのイメ
ージが強いのですが今回はただの雪尾根ですよ、前回のときとは大違いです

 

 

 

 

陽も傾いてきた頃にシリタカ山に到着しました(15:56)。途中でWさん
が前日に購入したG社のスノーシュー が破損するというトラブルもあり
ましたが、ここまでツボ足で歩き通せたようで良かったです。

 

 

 

 

 

笈ケ岳を眼前にする絶好の位置にテント場を築きました♪
風避ブロックの出来栄えにも満足です。

S田くん、カメラ目線ですね・・・・

 

 

 

今回の食当はM田さんで、夕飯はキムチ鍋+餅です。キムチ鍋の出来栄え
と、M田さんの女子力の高さにに一同が驚き、感心しました(ちなみにM
田さんはオンサンです)。

そして特別にM田さんの友人のHさんが作ってくれたフロランタンも頂き
ました。美味しい、めっちゃ美味しいと騒いでいる僕達にM田さん曰く、
Hさんは女子力が高いのだと我がことのように褒めていました。そんなこ
んなで20頃就寝しました、明日は四時半起床だそうです、トホホ…

 

 

                        

 

 

17・1・29 Sun

朝飯の棒ラーメン作りを寝惚け眼で眺めながら過ごします。今回、久しぶ
りに美味しい棒ラーメンを食べて、 M田さんのお料理上手を再確認するこ
ととなりました。
朝食を済ませ出発準備に懸りますが、スノーシューが破損してしまったWさ
んは一人下山することとなりました。僕達は三人で笈ケ岳を目指して6時
過ぎに出発しました。ヘッデンを灯して雪尾根を進んでゆきます。

 

 

 

県境の稜線に立つとそこには何とも素適な光景が広がっていました。

 

 

 

残雪期ではみられないこの雪尾根の光景が僕には堪りません。一人下山し
てしまったWさんにも見てもらいたかったです。 

 

 

笈ケ岳山頂はもう目前です♪ 

 

 

 

笈ケ岳山頂に立つ二人。

 

 

 

本日は晴天なり。笈ケ岳でこんなに素晴らしいお天気に恵まれたのは初め
てかも。白山も大笠も穂高も剱も全部見えます。 

 

 

 

 

この後の天候を予見させるかのように、渦巻デニッシュみたいなこの雲は
変化してゆきました。

 

 

 

笈ケ岳の登頂を終えてテント場(8:30)へ。その後、先行して下山してい
るであろうWさんを追いかけるように 僕達も下山しました。

ブナオ山(12:10)を通過して、車には13:40着。もう、体はヘロヘロ状態だ
し喉だってカラカラになりました。そこに先行して下山を終えたWさんから
コカコーラの差し入れがあり、これには堪らず感激でした!
今回も皆さんのおかげでお山に登ることができました。ありがとうございま
した♪


走り初め

2017-01-07 | ロード

17・1・7 Sat 

今朝はとても寒かったので10時に走り始めました。鯖江から日野川沿いを
北上して三国の成田山から東尋坊へ行きました。 帰りは越前海岸を南下し
て梅浦から上がりました。正直、距離の割にはと~っても疲れました


空木岳から木曽駒ケ岳へ 2016・12

2017-01-01 | 山登り

16・12・29 Thu 

S田君のお誘いにのって二人で中央アルプスの縦走に行ってきました。
僕自身はここ数年のあいだ年末年始のアルプスの山から遠ざかってい
たのでとても緊張しています。


 

 

 

 

8:40 駒ヶ根の空木岳登山口より池山尾根を辿って空木岳を目指します。
麓に積雪はなく池山の避難小屋手前から少しずつ雪山らしくなってきま
した。ラッセルもないまま迷い尾根を越えて樹林帯歩きから抜け出すと
空木岳が見えてきました(13:30)。

 

 

 

 

快適な雪尾根を辿ってゆきます。S田君がサクサクと駒石の上に登って
いきました。同じように僕も挑戦しましたが、とても怖かったです…

 

 

 

駒峰ヒュッテに到着です(14:50)。なんだか天候が怪しくなってきたよ
うな…、ごらんのように雪面はテラテラのアイスバーン状態で、まるで氷
の鎧のようです。 この先の行程を想うとなんやら心細くて泣きそうです。

 

 

 

 

ガスに包まれ視界の利かない空木岳に到着(15:20)。もっと天候が良い
のかと思っていたのですが、風は強くなってくるし視界は効かないしで何
だか予想に反して良くないようです。 

 

 

 

 

とにかく山頂での長居は無用な状況なので木曽殿山荘を目指して下降を
してゆきます。空木岳からの下降は岩場が続くのを覚悟はしていました
が、思っていた以上に厳しい内容です。おまけに視界も効かず気持ち的
にツライです…💦
 

 

 

 

そんな時間を過ごしてようやく山荘がみえてきました、ヨカッタ!

入口を塞いでいた氷を取り除いて何とか冬季の避難小屋の中に入れまし
た。小屋内は風雪からの重圧から解き放たれて、それはまるで別世界で
す(16:50)。ビリビリしていた緊張感は一気に緩みました。小屋の中に
テントを張って就寝

 

 

                         

 

 

 

 12・30 Fri 

夜のあいだ、小屋を叩く風の音を聞きながら過ごしていたので翌朝の天候
を思うと心配でしたが外をのぞくと風は強いもののスッキリと晴れていて
一安心です。今朝はのんびりと支度を済ませて、8時過ぎに山荘を出発し
ました。

 

 

 

 

 

空木岳から宝剣岳、木曽駒の稜線の間にはピークが多くて登り返しでは
体力的にツラく、下降やトラバースでは氷化した雪面に気を遣わされた
りで、とにかく疲れます。

おまけに風は強く風を避けて休めるような箇所も殆んどありません。ない
ないずくしのそんな稜線上には黙々と歩いている僕達以外に人影はみあた
らないようです。 

 

 

 

 

中央アルプスはそもそも人気のないルートなのかと思うくらいに登山者に
は会いませんでしたが、桧尾岳に近くなってきた頃にようやく空木方面行
きの単独行の人を発見。その後、極楽平に近づいた辺りで空木方面行きの
四人パーティと会いました。

 

 

 

 

さて、極楽平の先には今回のルートの核心部となる宝剣岳が聳えています。
先ずは南峰への細いリッジを辿って本峰との鞍部に懸垂下降です 

 

 

 

 

 

鞍部から宝剣の山頂へのルートは鎖場がみえていて使えそうですが近づく
と鎖は氷に閉ざされていました。ここで滑落すれば滑川の谷底まで止まる
ことはないでしょう。
 

 

 

 

 

15:35 S田君のおかげでようやく宝剣岳山頂に辿り着きました

 

 

 

 

 

山頂から慎重にバックステップで下降してゆきます。雪面は相変わらず硬い
のにアイゼンのかかりは浅いという緊張感、、、
宝剣山荘でようやく緊張をとくことができました(16:10)。あとは夕飯を楽
しみにしながら幕営。20時に就寝

 

                                   

 




12・31 Sat  

眠っていたらガサゴソガサゴソとS君が起き出した・・・、時計の針は
3:40を指しています。 僕もつられて寝袋から出て、早速朝食の準備にと
りかかりました。その後、判ったことですがS田君の勘違いで1時間早
く起床してしまったらしい

朝食を終えて木曽駒の山頂へゆきます。途中で富士山山頂 の横から朝陽
が登ってきました。

 

 

 

 

 

木曽駒の山頂にて(7:25)

 

 

 

一旦、宝剣山荘に戻って荷物を回収して伊那前岳を経由して北御所谷登
山口を目指します。伊那前岳の稜線も雪面さえ硬くなければ何てことも
ないのでしょうが、氷をまとった雪稜歩きはとにかく怖い ! 
滑落をすれば谷底へと数百メートル以上滑り落ちてゆくことになるでし
ょう。 今さら遅いけれど、帰宅したらアイゼンの爪を研ごうと思います。 

 

 

 

ふぅ、伊那前岳を通過すると傾斜も少しづつ緩んできました。ロープで
確保してくれるS田君がいてくれてとても心強かったです。

 

 

 

樹林にまで下ってきますと無雪期のルートの目印を頼りに進みました。
10:15 うどんや峠に到着して、ここから北御所登山口へと下山します。

 

 

 

11:20 登山口に到着しました。あとはバス停まで長い林道を辿ってゆく
だけです。

今回の登山では稜線での雪面の状況や風はなかなか厳しいものでした。や
っぱり雪山登山の世界というのは甘くはないなぁと再確認をしました。S
田君にはたくさん助けてもらって感謝です。これに懲りず、また一緒に登
りましょう♪