そもそも安部政権の経済政策はアベノミクスとそれに呼応した日銀の黒田東彦により
異次元金融緩和のアベクロバズ-カは、円安とインフレを誘導するためだった・・・つまり、
円安で輸出産業が潤えば賃金が上がり、景気が良くなるという理論だったが・・・しかし、
スタ-トから9年が経過してもそうにはならずに、結果的に今は原材料の輸入コスト高による、
企業の業績悪化、商品の値上がり、家計へのシワ寄せ、消費減退のなど、円安のメリットより、
デメリットのほうが大きく【悪い円安】になっている・・・・
しかも、日本の賃金は20年以上にわたってほとんど上がっていない、厚生労働省の・・
【賃金構造基本統計調査】によると日本の一般労働者の2020年の平均月収は30万7700円て、
2001年からわずか1900円増えたに過ぎない・・・OECD経済協力開発機構の調査では、
2020年の平均年収は、日本が35ケ国中22位の3万8515ドル・韓国が19位の4万0960ドル
OECD平均が4万9165ドル、1位のアメリカ6万9392ドル・日本の年収は韓国より40万円・・
OECD平均より約12万円・アメリカより約350万円もひくくなってしまったのだ・・・
安部晋三は、在任中アベノミクスの成果を強調して【今世紀に入って最も高い水準の賃上げを
実現している】と繰り返して暄伝しアベノミクスの失敗を安部は自らの非を認めていない。
岸田文雄政権も基本的にアベノミクスを継承する方針だから、けっかは同じだろう・・
現在の円安は日本の国力が衰えていることの象徴である・・・・・おわり