奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その42)

2016-10-05 14:46:54 | 奈良・不比等

台風18号が対馬から日本海に抜けて、関西方面は小雨の曇り空であるが、古都奈良は、空模様に関係なく外国人観光客が多く目に付く。古都奈良の世界文化遺産を訪れると、奈良公園の入口で鹿たちが待っている。「鹿せんべい」がお目当てで、登大路の歩道に店を出している「鹿せんべい屋」さんの周りには既に数頭の鹿が待ち構えている。外国人観光客は子供連れの中国人が一番気前よく買っている。欧米人は5割程度、それでも鹿せんべいを鹿たちにあげてくれているようだ。

一方、修学旅行生は、「お小遣い(おこづかい)」も限られているのか、全員が鹿せんべいを買うことは無く、グループの2~3人が代表して買っているようだ。あまり、鹿に鹿せんべいを買い与えてくれないのはむしろ国内観光客の方であり、国内景気の優(すぐ)れなさが反映して居るのかも知れません。近年外国人観光客が多く古都奈良に来てくれるまでは、鹿せんべい屋さんはずっと少なかった気がする。兎に角、奈良の観光大使の鹿たち(1000頭を超える奈良公園の鹿の大多数は奈良公園の奥にいるので、鹿せんべいに有り付いている鹿は多くて数100頭の少数派である)に鹿せんべいが振舞(ふるま)われるのは、心楽しい。

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