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DV-800AVの改造

2008年10月17日 00時29分42秒 | オーディオ
手持ちの部品を確認するとステレオ分の部品はなんとかあるようなので、とりあえず2チャンネル部分のみを改造することにしました。
サラウンド環境ないですし。


オーディオ基板です。
オーディオ基板を固定しているネジ及びコネクタを外すだけでなく、ドライブを固定しているネジを外しドライブを浮かせなければ外れません。
今回はオペアンプと電解コンデンサを交換します。


オペアンプを外すには周りのスペースが狭いので、オペアンプの両脇のセラミック(マイラか?)コンデンサを外しておきます。


オペアンプを外しました。
両側の足にたっぷり半田を盛って半田ごてを両側の盛りに交互に当て、半田が固まらないうちに素早くオペアンプをスライドさせます。
ごく短時間でやればオペアンプを壊しません。
でも外した部品を使うことは多分ないでしょうから、外す部品より基板のパターンを傷めないことに神経を注いだ方がよいです。


今回はデカップリングのコンデンサのみを交換します。
カップリングの赤いエルナーの両極性はとりあえずそっとしておきます。
あと写真左奥に見える120uFという滅多に見ない容量のコンデンサも不気味なので今回はそっとしておきます。
でも多分この容量にそこまで深い理由はないと思うので、次にいじるときには220uFと交換すると思います。


オペアンプは3個全てAD8620にしました。
かかっている電源電圧は±11.7Vなので耐圧内です。


コンデンサはニチコンのMuse-KZです。
我が家の現在のメインCDプレーヤのケンウッドDPF-7002を改造したときに用いてかなり良かったので、以来気に入ってこればかり使っています。
昔、真空管アンプを作っていた頃は海外部品信仰が強く、日本製の部品は使いもせずに馬鹿にしていたところがあったのですが、このKZで深く反省させられました。
やはり日本の技術力は凄かったです。
ただし音は素晴らしいのですがとにかくでかいので苦労させられます。
耐圧が25Vからなので6.3Vや10Vでよい所にも25Vを使わなければならないのも全体のボリュームが増す一因です。
今回もコンデンサでオペアンプが隠れてしまっています。
また、DPF-7002のときは足を細く削らなければ穴に通りませんでした。
今回は大丈夫でしたが。
最後に、冒頭で外しておいたセラミック(マイラか?)コンデンサを元に戻します。
うしろに見えるのは大活躍した半田吸取り機Hakko808です。
安価な電動吸取り機ですがなかなか良いです。
お勧めです。


元通りに組み立てました。
2チャンネル区画のでかさは、やはり異様です。


今回、何の落ち度もなく外された部品です。
彼らにとっては理不尽なことです。

改造後の音質ですが、全く別物になりました。
余裕のある鳴りっぷりで、低音にも馬力があります。
音楽に力があります。
改造直後の全くエージングのできていない状態でここまでの音が出るとは想像していませんでした。
やはり素性の良さなんだと思います。
CD、SACD、DVD-A全てで上記の印象です。
ただ、CD、DVD-Aは飛躍的に良くなりましたが、SACDだけは伸び率が低いです。
もっとやれる子なのに何か足かせがあるような感じです。
エージングの段階ごとに音質のレビューをしていきたいと思います。

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