JKTS

被災地へ医療スタッフとして行ってきました。

短い間でしたが貴重な体験となりました。

6、ライフラインと絆

2011-03-23 16:50:16 | 皆様へ

18日夜



避難所の体育館に時間制限はありますが電気が復旧しました!!



電気がついた瞬間拍手喝采で嬉しくてみんなで泣きました。


全国で節電したから予定より早く復旧したそうで
本当に本当に嬉しかったです。
優しさが伝わりました。



被災地に到着した日は
雪が降り積もっていて現地の人が
「こんなときに雪が降って神も仏もいなくなったな」とつぶやいていたけど

神も仏もいない今、
優しい気持ちの生きてる人間がたくさんいるよ!!とちょっと胸をはれたような気がします。
でも本当に大変なのはこれからです。
これからも全国の優しい気持ちが広がることを願います。



ガスや灯油が届かなくて寒いのは変わらなかったけど、
夜に電気が灯っているだけでなんだかあったかくなった気分でした。




18日午後
震災が起きた時間14:46には手を止めて黙祷をしました。
サイレンが鳴り響いて
現地の人たちの涙を見て
1週間経過した時間に対して早く感じました。


1週間経過したことでメンタル的サポートも必要になってきたようにも思う光景も増えてくる。



相変わらず救急搬送患者や入院が必要な被災者が増えていく一方、
救急車の燃料切れや
受け入れ先病院を探してもどこも満床、少なくなっていく医療物品、
新たな問題も山積みになり何度も立ち尽くしてしまいました。
そういう問題にぶつかるたびに弱気になったけど気持ちは常に強く。



救急患者対応だけでなく
避難所の血圧測定と健康相談、
現地ナースに休んでもらうために入院病棟の患者の処置や巡視、
エレベーターが止まったままなので食事の配膳時には5階建て階段の往復、
時間が少しでもあいたら火をおこしてお湯を沸かす、
1日が24時間では足りないくらいでした。


寝る時間が2時間でも
横になりながらこの時間も何か有効につかえないか考えていました。

こうして記録して現状を報告することしか思いつきませんでした。




電気がついただけなのに
全国で節電をしたみんなのことを思うと絆で結んだ電気に思えてすごく明るくあったかく電球が見えました。


頑張りがこうして形になって見えると俄然自分ももっと頑張らなくてはと背中を押された気持ちになります。


21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
気持ち、つながる (wani)
2011-03-27 22:48:27
ちょうど同じ時間帯に、北海道で「ヤシマ作戦」のポスター(ネットからおとしたそうです)が貼られているのを見て「みんな、つながってるんだ」と思っていました。

そうやって集めた(節電した)電気が、陸前高田の灯になっている!

みんなの想いが届いたような気持ちになりました。


…俺たちも頑張ろう!!
http://ivt.org/~quake_traffic/
返信する
Unknown (ma)
2011-03-28 07:23:59
首都圏を中心に行われている節電は被災地のみなさんのためにやっているわけではありません。
東京電力の管轄である火力発電所や福島原発が機能しなくなり電力供給量が減ってしまったことによる首都圏大規模停電を避けるための節電です。
被災地で電気が復旧したのは節電のおかげではなく東北電力のおかげです。
返信する
6) Lifelines and bonds (anonymous translator (English))
2011-03-28 13:29:11
DISCLAIMER FROM THE TRANSLATOR: While I do speak English, I know nothing about medicine. These are rough translations made through tears. Please take all medical details with a grain of salt. This translation has not been proofread and may be revised on a later date.

==================================

March 18, nighttime

There is a time limit, but the gymnasium operating as an evacuation site has electricity once again!!

The moment the lights came on, the whole gymnasium was full of applause and we all cried tears of joy.

Thanks to the conservation of electricity in other parts of the country, it recovered sooner than expected. I was really, really happy to hear this. The kindness of others really came across.


When I arrived in the affected area, there was snow on the ground and people were mumbling,
"Snow at a time like this―there is no god here any more."

I felt confident in thinking that there may be no god, but there are living human beings with kindness in their hearts, plenty of them, too!! But the real difficulty is still ahead of us. I can only wish that this kindness will continue to spread across the entire nation.


There is no gas or kerosene and it is still cold, but I kind of felt warmer just from the sight of the lights being on at night.


March 18, afternoon

At 2:46PM, the hour when the earthquake struck, I paused to spend a moment in silence. A siren rang through the air, and as I saw the tears on the people's faces, I felt that the week had gone by very quickly.

Since one week had passed, there have been more and more scenes where I feel that support in the form of mental care is also necessary.


The number of patients being brought in by ambulance and disaster victims requiring hospitalization is only increasing. At the same time, the ambulances are running out of fuel and hospital beds are full everywhere. Medical supplies are running short, and new problems are abound. I felt overwhelmed so many times. Each time I was faced with these problems, I felt discouraged but my will is standing strong.


Not only did I need to see ambulance patients, I also needed to measure the blood pressure and offer health consultations in the evacuation sites, look after hospitalized patients in order to have the nurses there get some rest, walk up and down the stairs of a five-story building to distribute meals because the elevators are not working, if I have any free time at all I would build a fire and boil some water―twenty-four hours were not enough in each day.


Even when I had two hours to sleep, I would lay there in the dark, thinking about whether there's any way to use this time effectively. The only thing I could think of was to record and report this situation as I am doing now.


All it is is that the electricity is back, but when I think of all the people who conserved electricity, it feels like the electricity was generated by a bond between the people, making each lightbulb look very bright and warm.


When everyone's effort takes shape in a visible form like this, it makes me feel like I've been pushed forward to work harder than ever before.
返信する
Unknown (とに)
2011-03-28 21:40:42
お疲れ様でした。
私は、あなたと同じく午後2時46分に岩手県の大槌町で救助活動中に1分間の黙祷を行っていた消防隊員です。
阪神淡路大震災の時と同じ類の強力な無力感におそわれました。
その時、隊員のほとんどは涙していたと思います。
あなたはできることを精一杯やったのです。
くれぐれも、もっとできたはずとかああすればよかったとか思い詰めないでくださいね。
それは、我々が一番感じたことなんですから。
返信する
Unknown (はなざかり)
2011-03-29 05:56:40
現地の生々しい現状がよくわかりました。
現場の看護しさんの素晴らしい救護の様子が
伝わりました。
何も出来ない私ですがこのように働いてくださる方々に感謝いたします。
これから清掃パートです。
帰ってきてから続きを読ませていただきます。
返信する
これだけは言わせて下さい。 (石巻の住人です。)
2011-03-29 14:22:09
来て下さってありがとうございます。
皆様のような方々に支えられて、今があるのだと思います。

でも、これだけは、訂正して下さい。
お願いします。
首都圏の計画停電は、首都圏の方達のためのものです。
東北の福島の電気は、東北電力です。
福島の方達の惨状は、東京電力を使っている方達のために起きたことです。
計画停電は、首都圏の方達のためなんです。
こちらに電気がついたのは、
東北電力とそれを支えてくれた方々のおかげであることをわかって下さい。伝えて下さい。
お願い致します。
返信する
Unknown (シアワセノシズク)
2011-03-29 17:07:29
東京電力エリアの計画停電、節電は被災者の方々のためではありません。
それは関東に住んでいる私も知っています。が!知らない方々が多すぎる!関東の方々はもう少し自分たちの街が、家が、使っている電力の一部が新潟や福島にある原発から送られているということを分かった方がいい。これから先、福島の原発は廃炉でしょう。節電は自分たちのためです。頑張りましょう!

東北電力の方々もこのBlogを書かれているあなた方のように不眠不休で頑張ったんだと思います。そして女川原発(地元に近いのです)で問題が起きなかったことも…とても救われます。
返信する
おつかれさま (やっきー)
2011-03-29 22:03:26
資源を無駄にしないことも支援のひとつかもですね。
「ありがとうって何度でも言うよ」BY愛はタカラモノ
返信する
Unknown (イル)
2011-03-31 13:55:26
記事を全て読ませてもらいました。一個人として敬服いたします

電力関係のコメントが見受けられますが、これらの記事はあくまで個人ブログであって電力会社の公式HPでもなければマスメディアのように発信して事実を多人数に報せるものでもありません

事実をコメントするのは良いと思います。ですが訂正を要請することはカンゴンさんの目で見て、耳で聞いた真実が歪曲される可能性があります。

事実は別のところで発信されるほうが良いと思います

出版社のコメントもですが‥やはり利益が絡んでくるとライターが話を上手く膨らませて(事実であっても)真実以外の内容が出てくる恐れも考えられます

これだけの反響があるのは美化も飾りもされていないカンゴンさんが実際に目で見て耳で聞いて、感じたことを率直に文章にされてるからではないでしょうか


私のコメントも含めてですが多数のコメントにカンゴンさんが疲弊されないことを願います
返信する
Unknown (アメリカより)
2011-04-01 14:26:26
今回初めてBlog読ませて頂きました。”泣かないという約束””昨日よりは絶対前に進んでいる””赤ちゃんは明日への希望””節電の絆でともった灯り”どれもこれも私の心に深く焼きつきました。世界中の人が日本の為に、被災者の方々の為に何かをしたい!そう思ったところで、現地へ直に足を運んで行動される方々はほんの一握り・・・。その中の1人である貴女に私は心から尊敬の意を表します。そして心より深く感謝致します。ありがとうございます!
返信する

コメントを投稿