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パリ管弦楽団、1970年初来日公演

2010-11-29 21:46:35 | 想い出の演奏会
 ショパンの「ピアノ協奏曲第1番」をワイセンベルクのピアノ、スクロヴァチェフスキー指揮パリ音楽院管弦楽団によるレコード(写真/国内盤東芝ーAA8350)で聴きながらふと「パリ管弦楽団」の1970年初来日公演を思い出した。すでに紹介ずみだがつい2ヶ月前にもパリの「サル・プレイエル」で新音楽監督パーヴォ・ヤルヴィによる「パリ管2010-11年シーズン」の開幕演奏会(シベリウス/クレルヴォ交響曲ほか)を聴いてきたばかりだが筆者はこのオーケストラの管楽器群に特に魅力を感じている。
 さて1970年初来日公演だが筆者は4月24日の東京文化会館の演奏に足を運んだ。指揮者には当時常任指揮者を務めていたセルジュ・ボドと客演指揮者として当時45歳の若きジョルジュ・プレートルの2人が同行した。24日はセルジュ・ボドが指揮、ブルガリア出身の名ピアニスト、アレクシス・ワイセンベルクをソリストに迎え演奏されたこのショパンの協奏曲が懐かしく思い起こされた。この時41歳のワイセンベルクもこのレコード演奏と同様にスケール感のあるダイナミックなショパンを聴かせてくれたことが印象的だった。プログラム後半にはバルトークの「オケコン」が演奏された。またコンサート終了後のアンコールもたっぷりとビゼーの「アルルの女」組曲から「ファランドール」などフランスものを中心に数多くの小品が披露された。今となってはこれらの一つ一つは思い出せないが非常に満喫したコンサートだったことを覚えている。


(1970年パリ管弦楽団初来日公演プログラム)


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